活動・団体の紹介
変える、女性も女子も活躍する豊かな世界に
私たちは、CAREの一員として、多様性と包摂性を尊重し、特にジェンダー平等と女性と女子のエンパワメントにフォーカスした開発支援と緊急・復興支援活動に注力します。これにより、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて貢献します。
活動の背景、社会課題について

いま、世界の女性の約10人に1人が「極度の貧困」(1日2.15ドル未満)で暮らしています。特に紛争や危機の影響を受けている地域では、女性が極度の貧困に陥る可能性は男性の約7.7倍にも上ります。(UN Women:2024年3月8日)
一方、子どもたちも深刻な影響を受けています。2022年時点で、子どもは世界人口の約3割を占めていますが、極度の貧困層の半数以上(52.5%)が子どもです。これは、子どもが大人よりも2倍以上の割合で貧困に直面していることを意味します。
彼らは、教育を受ける機会も、安心して眠れる場所も、十分な食べ物すら手に入らない日々を生きています。(世界銀行2023 年9月)
私たちのビジョン
CAREは、貧困のない、すべての人々が尊厳をもって安心して暮らせる、希望に満ちた、寛容で公正な世界を目指します。CAREは、女性と女子を活動の中心にすえています。貧困をなくすためには、女性と女子を含むすべての人々が 平等な権利や機会を得る必要があるからです。
なぜ女性や女子?

貧困地域では、女性や女の子たちが最も困難な状況に置かれやすいと言われています。
なぜなら、このような地域では、女性は、男性に比べ、教育、就業や結婚など、様々な機会で平等に扱われていないことが多いからです。

(出典:UNICEF,WHO,FAO)
しかし、CAREは、彼女たちが、教育や保健サービスを受ける機会、収入を得る手段、コミュニティへの参画機会を得られれば、本来の能力を発揮することができ、それが貧困解決への大きな第一歩となると考えています。
女性や女の子には世界を変えるチカラがある

女性や女子が様々な機会や基本的サービスを得られることで、以下のような効果があると指摘されています。

出典: McKinsey Global Institute (MGI) , ILO,UNESCO
私たちの取り組む活動

■ 貧困 詳しく知る
女性の経済的なエンパワメントが、生活の向上に大きく寄与することから、女性の意思決定の場への参画を促し、経済的な自立を支援しています。
■ ジェンダー平等 詳しく知る
女性は、教育、就業や結婚など、様々な機会で平等に扱われていません。問題の解決には男性の参画も必要との考えのもと、男性も巻き込みつつ、ジェンダー平等に取り組んでいます。
■ 紛争・自然災害 詳しく知る
紛争や自然災害の頻度が高まり世界中にはりめぐらされたグローバルネットワークを活かし、瞬時に緊急支援体制を確立し、被災者への対応を行っています。 また、災害時において特に弱い立場におかれやすい女性と女子に配慮した支援を行っています。
支援地域の人々からのメッセージ

「国際社会へ恩返しをしたい」ケア・インターナショナル ジャパンの歴史

CAREは、1945年、第二次世界大戦後のヨーロッパの被災者を支援する目的で、アメリカで設立されました。敗戦後の日本にも支援が届き、約1,000万人の日本人が、食料や衣類など生活必需品が詰まった緊急支援物資「CAREパッケージ(ケア物資)」を受け取りました。そして、経済成長を遂げた1987年、今度は私たちが「国際社会へ恩返しをしたい」という想いからケア・インターナショナル ジャパンが設立されました。
寄付金の使い道について
ご寄付は、途上国において困難な状況にある女性と女子の自立を支援することで貧困削減を目指す、当財団の活動全般に充てさせていただきます。また、世界の女性や女子が抱える課題を伝え、共に課題解決の一歩となるアクションを起こすための啓発活動など、日本での取り組みにも大切に活用させていただきます。