©KARAM AL-MASRI
地震発生から、今日で2か月が経ちました。この2か月間の被害状況と、ケア・インターナショナルの活動について、下記の動画をぜひご覧ください。
■□■6月までの支援計画■□■
ケア・インターナショナルは、これまでに37万人以上に支援を届けました。さらに多くの人々へ必要な支援を届けるため、6月までに以下の内容を計画しています。
１．食糧支援
特に被害の大きい、イスラヒエ地区（ガジアンテプ州）とハタイ州に住む被災世帯への食糧支援に注力していきます。
1度につき、1世帯5日分の食事を提供します。仮設住宅にいる被災者には、すぐに食べられる缶詰やビスケット等、調理器具や調理用燃料がある場所に定住している人々には米、小麦粉、油、調味料などの入ったフードバスケット、またはトルコの全州に店舗を持つマーケットチェーンで使用できるバウチャーなど、それぞれの世帯に合わせた支援を行います。
| 内容 | 目標値 |
| 食糧支援を受けている世帯数 | 10,000 |
| 2か月分のフードバスケットを受け取った世帯数 | 5,000 |
| 2か月分の食糧のための現金支援を受けている世帯数 | 5,000 |
２．保護サービス
地震の影響を受けた人、および地震後に家族と離れ離れになった子どもたちに対して、それぞれのニーズを聞き取り、必要な情報や保護を提供します。この活動は、身体障害者、女性、女子、同伴者のいない子ども、立ち退きや搾取の危険にさらされている人々、また、文書化されていない難民や移民（一時的または国際的な保護IDを持たない人）などの最も弱い立場の人々を対象とします。
| 内容 | 目標値 |
| 震災後、関連するサービスに関する適切な情報を得た個人の数 | 10,000 |
| 特別支援基金、紹介、保護カウンセリングなど、ケースマネジメントサービスをニーズに合わせて利用できる人数 | 1,633 |
| サービスに関する正確な情報を受け取ったヘルプライン電話者の数 | 5,000 |
| 緊急な必要を満たすための現金支援を受けた人数 | 2,000 |
3. シェルターと食糧以外の支援物資
CAREは、シェルターやキャンプ内の施設の環境を向上させるために必要な措置を講じ、特に、女性や子どもの安全を脅かすセキュリティリスクを軽減することに重点を置きます。これらの対策には、照明設備、トイレ・浴室設備、給水設備の改善などが含まれます。
| 内容 | 目標値 |
| 緊急避難用具を受け取った人数 | 2,750 |
| キャンプ/テントエリアの修復数 | 5 |
| 修復されたシェルター数 | 750 |
| 食糧以外の支援物資キットを受け取った人数 | 2,750 |
4. 水、衛生設備、衛生
飲料水の確保と、上下水道の設備は生活する上で非常に重要な要素です。また、大人用と赤ちゃん用のおむつ、歯ブラシ、女性と女児の下着、浴用石鹸、生理用品、洗濯粉、くし、タオル、ヘッドスカーフなどを含む衛生キットを配布し、被災者の尊厳を保ちます。
| 内容 | 目標値 |
| CAREの介入により、安全な飲料水を飲めるようになった個人の数 | 2,000 |
| ペットボトル飲料水を受け取った個人の数 | 25,000 |
| 避難民のために設置された移動式トイレや浴室施設の数 | 130 |
| CAREによって設置された移動式トイレ／浴室を利用できる個人の数 | 2,600 |
| サニテーションシステムの修繕件数 | 130 |
| 衛生キットを受け取った世帯数 | 5,000 |
CAREは現在、米国国務省人口難民移住局（BPRM）および欧州委員会総局欧州市民保護人道援助活動（ECHO）の支援を受けて、総合的な保護、基本的ニーズ、食糧安全保障、女性の経済的エンパワーメントプログラムを実施しています。トルコの当局や国家機関と強固で前向きな協力関係を築いており、今後も継続的な支援活動を展開してまいります。
どうか、あなたも寄付という形で私たちの活動に参加してください。1人でも多くの被災者が、尊厳ある暮らしを取り戻し、希望ある未来を描けるよう、皆さまのご協力をお待ちしております。
