緊急支援を実施中です
2024年11月、現地NGO団体と一緒に、レバノン北部の2か所のパレスチナ難民キャンプで避難民1,000世帯に、食料パッケージ(米、パスタ、油、砂糖、豆類、肉類・魚類(缶詰)など)を配布しました。
また、今後も戦闘の被害が大きく、避難民が多く発生した南部や東部、ベイルートのパレスチナ難民キャンプで、帰還した家族や、高齢者世帯、障がい者や病人を抱える世帯などへ食料や物資を配布していく予定です。
一人でも多くの子どもや家族のため、緊急支援にご協力をお願いいたします。
レバノンの経済危機、そして1年以上続いた戦闘
2019年秋から続く経済危機により、現地通貨のレバノンポンドは経済危機前と比較し98%以上価値を失い、物資の大半を輸入に頼っているレバノンでは、食料や燃料、医薬品など、あらゆる物の価格が上昇し続けています。
その後、新型コロナウイルスの感染拡大、2020年8月の首都ベイルートでの大規模爆発事故などが重なり、レバノンでは複合的危機が続いて。
こうした中で、2023年10月に起こったガザ危機はレバノンに飛び火し、1年以上にわたりイスラエル軍とシーア派組織ヒズボラとの攻撃の応酬が続きました。レバノン保健省によると、2023年10月8日以降のレバノンでの死亡者は4,047人、 負傷者は16,638人にのぼり(2024年12月5日時点)、約100万人が国内避難を余儀なくされました。また、UNICEFによると、200万人以上の子どもたちの教育が中断されました。また高齢者の80%以上が貧困生活を強いられており、そのうち60~70%が慢性疾患の治療薬や医療へのアクセスに困難を抱えています。
パレスチナシリア難民(二重難民)の声
「爆撃の中、どうやって
避難したか覚えてません。
ただ平和を求めているだけ。
ただ安らかにこの世を
去りたい」
と語り、慟哭した
パレスチナ人シリア難民の男性
「爆撃が始まり、子どもたちを抱え、
着の身着のまま、大通りへ、そして
レバノン北部へ逃げました。
シリアから逃げた時のことを
思い出します。
どこに行っても戦争が
付きまといます。
ずっと子どものことが心配です」
パレスチナ人シリア難民の女性
パレスチナ人シリア難民とは:
かつてパレスチナからシリアへ、さらにシリア内戦でレバノンへ逃れてきた二重難民
*詳しくはこちら→https://ccp-ngo.jp/palestine/l...
レバノン:世界で最も人口に占める難民の割合が高い国
レバノンには約 20 万人のパレスチナ難民が、故郷を失ってから76年以上たった今も老朽化した難民キャンプに居住しています。
その多くは生まれも育ちもレバノンという若い世代・子どもたちです。
また、レバノンには100万人を超えるシリア難民も10年以上暮らしていて、人口のおよそ5人に1人が難民という世界で最も人口に占める難民の割合が高い国の一つです。
彼らの多くは、国連機関や人道支援機関からの支援を糧に生活しています。
パレスチナ子どものキャンペーン
これまでも、そしてこれからも
人道支援を必要としている人に
いま、できる支援を届ける
子どもたちを守る支援活動
私たちパレスチナ子どものキャンペーンは1986年の団体設立以来、レバノンのパレスチナ難民キャンプと周辺地域で、現地パートナー団体と一緒に、食料や物資の配布、子ども歯科や精神科などの保健支援や心理社会的サポート、幼稚園などの教育支援を行ってきました。また、支援を受けづらい障がい者とその家族への保健支援や教育支援も実施しています。
寄付金控除について
本プロジェクトを通じて寄付を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。
個人の場合:2,000円以上の寄附をされた方は、寄付金受領証明書を添えて確定申告を行うことで所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。
法人の場合:「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。
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