公益財団法人ちばのWA地域づくり基金

社会的養護の子ども・若者に希望と未来を。将来のキャリアをイメージできる就労支援プログラム〈きみらぼ〉を継続したい!

支援総額
90,000
2%
目標金額 3,600,000
サポーター
9
残り
298
2025年11月30日 23時59分 まで
「希望」+「未来」=きみらぼ 就労支援プログラム〈きみらぼ〉は、社会的養護の若者や児童養護施設で暮らす子どもたちを対象とした就労支援プログラムです。 休眠預金活用事業「社会的養護下にある若者に対する社会包摂システム構築事業」(資金分配団体:公益財団法人ちばのWA地域づくり基金)での助成金を活用して、株式会社ベストサポートが2022年4月から始めた取り組みです。 この就労支援プログラムでは、会社経営者等による講義・名刺交換のコーナー・資格に関する講義などを通して「世の中には、働く場や働き方等の選択肢が多く存在している」ということを社会的養護下にある若者たちに知ってもらい、将来、彼らが安心して生活し、社会の中で自立した生活を送ることができるようになることを目指しています。 これまでの活動を通してわかったことは、〈きみらぼ〉は単なる就労支援だけではなく、社会的養護の若者にとって、信頼できる大人との関係構築の場でもあるということです。 これから参加する若者、巣立っていく若者のためにも、この事業を継続していきたいと思っています。どうかみなさまのご支援をお願いします。 ※このプロジェクトは、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金が運営する「事業指定助成プログラム2024」に採択されたものです。

きみらぼ友の会 とは

私たちきみらぼ友の会は、社会的養護の若者を対象とした就労支援プログラム〈きみらぼ〉の実施を通して出会った、児童養護施設・企業・支援者が中心になり2024年3月に設立した任意団体です。
約3年間、ともに活動し語り合う中で、私たちには共通の想いがあることがわかりました。それは、〈子どもたちに「希望と未来を」〉という想いです。
すべての子ども・若者たちが、未来への希望を持ち、これからの社会を生き抜く力を育むことのできる機会と環境を提供することは、大人世代の責任であると私たちは考えています。しかし現実には、家庭の抱える困難が複雑・深刻化し、地域のつながりも希薄になる中で、子どもは安心・安全に暮らせず、苦しんでいるという状況です。
生まれたからには幸せになってもらいたい。怯え、震え、傷つき、絶望する、そんな子どもや若者を見たくない、その一心で私たちは活動しています。
児童養護施設、支援者、企業―それぞれの使命や日々の業務は違えど、志はひとつ。
私たちは、同じ想いを持ち、子ども・若者が希望と未来が描ける社会を構築するために活動しています。
<活動内容>
・毎月1回、千葉市西都賀にある「TERAKOYA」で就労支援プログラム〈きみらぼ〉を開催
・年に3~4回、企業見学会
・年に2回、お楽しみ会

活動の背景、社会課題について

社会的養護とは「保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うこと」です。(こども家庭庁HPより)
社会的養護のもとで育つ子どもは、家庭で育つ子どもに比べて、愛着形成や自己肯定感といった人格形成に必要な要素が不足しがちです。また、生活に必要な知識や経験も十分に身についていないことが多いとされています。
実際に私たちも、〈きみらぼ〉を始めてからの3年間の中で、
・就労したものの続かずに離職して生活保護になった
・仕事を辞めて漫画喫茶で生活するしかなかった
・薬物の売買に関わり逮捕されてしまった
・メンタル不調からオーバードーズで何度も救急車を呼ぶ など
このように苦しむ社会的養護の若者たちを見てきました。

なぜ、社会的養護の若者に就労支援(キャリア教育)が必要なのか

【社会的養護の若者の背景】
• 働くイメージが持てない
• いろいろな職業、会社、働き方があることを知らない
• 施設を退所する時に住まい付きの仕事を選ぶことが多い
• 金銭管理や働くために必要な生活習慣が身に付かないまま施設を退所する
• そもそも、大人への不信感…
• 障がい
   ↓
この状態で社会に出てしまうと…
• 離職(一般の高卒就職者の2.5倍)
• 離職し生活困窮に陥ると、犯罪に巻き込まれたり、風俗の仕事に頼ったり…
• キャリア形成ができず、生活基盤が不安定

「このような状態になる前に、世の中にはいろいろな仕事や働き方がある(選択肢がある)ということを知ってもらいたい」という想いのもと〈きみらぼ〉は始まりました。

社会的養護下で育つ子どもたちは、家庭で育つ子どもたちに比べて愛着形成や自己肯定感が不足しており、社会参加に困難を抱えています。また、こうした子どもたちの支援をする社会的養護分野の社会資源は少なく、「支える」仕組みの脆弱性が顕著です。自らではどうしようもない、辛い境遇にある子ども・若者たちが安心して生活し、社会に参加できるよう支援するために、就労支援プログラム〈きみらぼ〉を立ち上げました。

事業の概要

「希望」+「未来」=きみらぼ
就労支援プログラム〈きみらぼ〉では、会社経営者等による講義・名刺交換のコーナー・資格に関する講義などを通して「世の中には、働く場や働き方等の選択肢が多く存在している」ということを社会的養護下にある若者たちに知ってもらい、将来、彼らが安心して生活し、社会の中で自立した生活を送ることができるようになることを目指します。また、2023年度からは企業訪問も行っています。
・毎月1回、千葉市西都賀にある「TERAKOYA」で就労支援プログラム〈きみらぼ〉を開催
・年に3~4回、企業見学会
・年に2回、お楽しみ会

2025年度 就労支援プログラム〈きみらぼ〉スケジュール

2025年度は以下の内容を予定しています。
第1回4月12日 房の駅でのお仕事と異端児でも大丈夫!
第2回5月10日 三和のお仕事とまわりの支え(仲間)の大切さ
第3回6月14日 中古オフィス家具販売のお仕事紹介と大切なこと
第4回7月12日 こんな仕事あるの?キャラクターでお金を稼ぐ!
第5回8月9日  お仕事の現場を見て、体験する
第6回9月13日 大工の仕事と今まで大切にしてきたこと
第7回10月11日 世界を股にかけて「商品を届ける」商社の仕事を知ろう!
第8回11月8日 物を運ぶ「物流」って?
第9回12月13日 食品スーパーの裏側と仕事内容
第10回1月10日 「海外の人と一緒に働く」を提供する仕事って?
第11回2月14日 「病気を治す」から「健康を作る」仕事へ
第12回3月14日 楽しく仕事をする方法とは?

その他企業見学3回予定(6月、8月、11月)

この事業で実現すること

約3年間の実施により、「1人の若者の就職」「2人の若者のインターン実施」を実現することができました。3年間の成果としては少ないように感じるかもしれませんが…
「仕事はなんでもいい」
「施設から出るためにお金が稼げればいい」と言っていた若者から、
「いろいろな仕事や働き方があるということがわかった」
「好きなことやできることを仕事にしたい」
「やりがいのためには働くという人もいるんだ」
と、仕事や働くことに対しての前向きな発言を聞いた時は、数字以上の成果を感じることができましたし、何より、私たちの活動は間違っていなかった!ということがわかり、とてもうれしかったです。

〈きみらぼ〉を継続していくことで、上記のような社会的養護の若者を一人でも多く社会に送り出すことができます。

事業の展望・ビジョン

◎「こどもまんなか社会」の実現を目指し、すべての子ども・若者たちが希望と未来を描ける社会を構築します。そのために、長期的には以下のふたつを目指します。
・就労支援プログラム〈きみらぼ〉が千葉県全域に認知され、「自分たちの地域でもやってみたい」と手を挙げてくれる団体が増え、〈きみらぼ〉と同様の支援を受けられる若者が増えること。
・寄付や助成金に頼ることなく支援が続けられるように、行政の予算として計上され、官民一体の運営が出来る仕組みをつくること。

団体からのメッセージ

3年前に事業をスタートするまでは、「社会的養護」についてほとんど知識がありませんでした。まちづくりの活動を通じて知り合った子どもたちの中に、ごく稀に悲惨な生活をしている子どもを見かける程度でした。
しかし、いざ事業がスタートし、児童養護施設などを調査してみると、胸が締め付けられるような話を数多く耳にしました。また、シェルターにビニール袋一つを持ってやってくる若者や、オーバードーズを繰り返す若者と向き合う中で、支援の難しさを痛感しました。それでも、活動を続ける中で、地域住民や企業の方々の理解が徐々に広まり、応援してくださる人が少しずつ増え、人の優しさに触れることができました。
こうした経験を通じて、社会全体を巻き込むことができれば、苦しんでいる子どもや若者への支援が広がり、虐待などを未然に防ぐ可能性があると感じています。本事業の実施主体である「きみらぼ」は、「希望」と「未来」を掛け合わせた造語です。この「きみらぼ」は、休眠預金を活用して行った社会的養護のアフターケア事業に関わってくださった企業や児童養護施設関係者、また社会的養護のアフターケア事業者などによって構成されています。このメンバーたちは共通の課題意識を持ち、共に考え、対話し、行動するために集まっています。
私たちはまだ旅の途中ではありますが、目の前で苦しむ子どもや若者を支援するとともに、社会に対する啓発活動を継続し、未来ある子どもや若者が笑顔で暮らせる社会を作っていきたいと考えています。
就労支援プログラム〈きみらぼ〉は、壮絶な生い立ちにより大人との信頼関係を築くには一定のハードルがある子どもや若者の安心できる居場所としても機能しています。
彼らの未来を支えるために、就労支援プログラム〈きみらぼ〉にご支援をお願いいたします。

【きみらぼに参加した若者の声】
・「きみらぼ」では、皆勤賞目指しているよ
・「きみらぼ」は、1カ月で一番楽しみなイベントなんだよ。
・精神的には疲れるけど、自分の為になるから頑張って行くね。
・就労支援プログラム「きみらぼ」に参加するまでは、仕事は何でもいいと
思っていた。施設から出るために仕事をする必要があり、お金が稼げればい
いと思っていた。しかし、ここで多くの企業の人たちの話を聞いて、いろん
な仕事があることや会社があることがわかった。
・「働く」ってお金の為だけと思っていたけど、話をしてくれるゲストが楽し
そうに働いていて、やりがいのために働くという事もあるんだと思った。
・好きなことや出来る事を仕事にして力を発揮できるようにしたいと思った

【児童養護施設職員の声】

・「きみらぼ」を通じて子どもたちが社会人になった後を想定したキャリア教育を受け、そこで信頼できる大人に出会えたことは、素晴らしい経験でした。そのほかにも、社会的養護経験者が抱える困難について、積極的に理解しようとしてくれる企業の方々と出会ってネットワークを築けたことは、課題の解決に向けて今後の大きな力になるはずです。

【参加企業の声】
・児童虐待という分野に今まで縁がなかったが、何か社会貢献をしていきたいとの思いがあった。そこに加えて、今回若者の前で話をさせてもらう機会をもらい、実際に会ってみると、こどもたちが想像以上に素敵な方だったこともあり、養子を迎えるつもりで雇用したい、と思った。
・このように苦しんでいるこどもや若者がいることを知らなかった。みんないい子じゃないか。できることがあれば何かやらせて欲しい。

寄付金の使い道について

皆さまからのご寄付で、就労支援プログラム「きみらぼ」(月1回の定例の回において、子ども・若者たちに対して多様な業種・業態の存在、多様な会社の紹介、多様な人生・生き方を学ぶ)の運営、子ども・若者たちの学校・施設等以外の新たな頼れる居場所を継続運営できます。
【年間活動費】
・家賃:1,320,000円(月110,000円×12か月)
・人件費(心理士):1,200,000円
・若者の企業見学時の移動費:480,000円
・事業指定助成プログラム運営手数料他:寄付額の20%

税制優遇について

ちばのWA地域づくり基金は、千葉県より公益財団法人としての認定を受けています。
本プロジェクトへのご寄付は、税法上の特定公益増進法人への寄付金として、個人・法人それぞれに税制上の優遇措置があります。
詳しくは、所轄の税務署又は税理士などへお尋ねください。
計算式など詳細はこちらから
https://chibanowafund.org/supp...
<国税庁のページ>
https://www.nta.go.jp/taxes/sh...

お申込みにあたりご確認いただきたいこと

  • 寄付の際には以下の点をご確認いただき、お手続きください。
  • このプロジェクトは、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金が運営する「事業指定助成プログラム2024」に採択された事業として実施するものです。
  • 口座名義は、運営・管理を行うちばのWA地域づくり基金の名義となっております。
  • 寄付金はプロジェクト指定として公益法人会計基準に基づく区分管理を行い、原則寄付募集期間終了後、運営費20%を除いた額を実施団体に助成します。
  • 振込手数料は、誠に申し訳ありませんが、振り込む方でご負担下さいますようお願いします。
  • 領収書は、クレジットカードの場合は決済後、銀行振込の場合は入金確認後に都度お送りします。
  • 領収書は公益財団法人ちばのWA地域づくり基金事業指定助成プログラム「プロジェクト名」での発行になります。
  • 領収書や事業報告をご希望の方は必ず住所を入力ください。
  • 個人の場合は税制優遇を受けるための領収書に記載する必要があるため、住民票所在地の住所を必ずご記入ください。
  • 寄付指定先からの情報を希望される場合は、申込時に記入いただいた個人情報を指定先の団体に提供いたしますので、予めご同意の上でお申し込みください。
  • 万が一、プロジェクトが中止となった場合は、寄付金の取り扱いについて個別に意向を確認させていただきます。
  • ご提供いただいた個人情報は、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金にて適切に管理し、寄付の手続き等の連絡業務と当財団からのお知らせや案内以外には一切使用いたしません。
    個人情報保護方針、個人情報の取り扱いについてはこちらからご確認ください。
    https://chibanowafund.org/priv...
団体情報
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