11月16日(日)、Shake HandsはLIXIL様・命育様とともに、小学3〜6年生を対象とした性教育講座「心と体のこと講座」を開催しました。
参加は子ども12名、大人11名。キャンセルとなった方からも「残念、ぜひ次回も参加したい」との声をいただき、関心の高さを実感しました。
今回の協働は、
〇LIXIL様:暮らしの中の“トイレ”から、体の構造やケアの大切さを発信してきた企業の知見
〇命育様:科学的根拠をもとに全国で性教育講座を行い、親子に寄り添ってきた実績
〇Shake Hands:地域での性教育啓発・生理の貧困支援を継続してきた活動基盤
こうした三者の取り組みが自然と重なり、「子どもたちに、正しい知識を“安心して”届けたい」という共通の想いから実現したものです。
「科学的な理解 × 暮らしに根ざした学び × 心のケア」——三者の強みが重なり、親子で楽しく学べる内容が生まれました。

講師の“ひとちゃん先生”が見せたのは、折り紙に開けたわずか0.02mmの穴。
「これが命のはじまりの大きさなんだよ」と話すと、
「えっ、こんなに小さいの!?」と子どもたちは身を乗り出して覗き込み、
「こんなに大きくなったんだね!」と笑顔がはじけました。
体の名前を学ぶ場面では、元気に答える子どもたちの声に、先生が淡々と性器の構造や働きを説明。
笑いと静けさが交互に流れるその空間に、“安心して学べる空気”が広がっていました。
バウンダリー(境界)と同意の話では、「お母さんが勝手におもちゃを捨てたら?」「日記を読んじゃったら?」という質問に、後ろの保護者席から思わず「あっ!」という声。
親子で「自分の気持ち」と「相手の気持ち」を見つめ合う時間になりました。
LIXIL様によるシャワートイレの実験コーナーも大盛況!
体の構造を学んだ後の実演に、「なるほど〜!」と感心の声が上がり、「次の便座はLIXILにしよう!」と家族で笑い合う姿も。「女の子は穴が3つあるってわかったよ」「お話きいて胸がスッとした」と、子どもたちが自ら言葉にする光景も見られました。
受講した保護者からは、
「恥ずかしい話題も、科学的な事実とやさしい言葉で伝えてくれて感動した」
「生理用品やデリケートゾーンケアの大切さを親子で話すきっかけになった」
など、たくさんの感想が寄せられました。
“自分を大切にすることは、相手を大切にすること”。
寄付で支えられたこの講座は、親子の会話と心の絆を育む貴重な学びの時間となりました。
Shake Handsはこれからも、子どもたちの「知る・考える・選べる」を地域とともに応援していきます。🌱

