11月24日、印西市立滝野小学校で開催された「第2回 INZAIみんなの防災運動会」に、Shake Handsとして協働してきました。
この防災運動会は、“幼児の頃から防災を楽しく学び、いざという時に「難なく動ける力」を育てる”ことを目的とした、地域密着の防災イベントです。
子どもから大人まで約90名が参加し、会場は温かい活気に包まれていました。
体育館には、煙体験・消火体験・車いす体験・防災グッズ展示など、子どもたちが楽しみながら学べるブースがぎゅっと凝縮。屋外では消防車・救急車の乗車体験や、記念撮影も大人気でした。
Shake Hands ブースでは、
・月経×防災の知識(非常時の生理用品の確保、個室確保の重要性)
・正しいトイレの流し方/処理方法
・地域で助け合うための「ナプキンBOXにデコ体験:思いやりメッセージを添えて」
などを行い、多くの方が足を止めてくださいました。

上の写真が「ナプキンBOX」で、この中にオーガニックコットンナプキン15個が入っています。
若年層、高齢者、男性など生理のない方々にも興味関心をもっていただくためにはどんなアプローチがあるのだろう、と苦心した末、長年、寄贈協力いただいている、コットンラボ社に依頼をし、制作していただいたものです。

今回スタンプラリーというゲーム性と掛け合わせ、BOXにデコるコーナーを設けたところ有難いことに、大盛況!
一時は、座席が足りなくなり、お待ちいただくほどの状況にまでなりました。
よくわからずデザインし始めた男の子に
「ところで、この箱の中身は何なの?」
「どんな人に何のメッセージを書けばいい?」
と興味をもってもらえたり、お子様のデザイン待ちをされている保護者に向けて、 月経×防災(非常時の生理用品の確保など)のお話をしたりすることができました。
子どもたちはスタンプラリーの台紙を手に、ワクワクした表情で会場内をまわり、スタッフの話に真剣に耳を傾けていました。防災は「怖いもの」ではなく、「自分を守るためのスキル」であることを、自然な形で体験してもらえた一日でした。
今回強く感じたのは、“防災とジェンダー” “防災と健康” は切り離せないということです。
災害時に月経がきたら?
トイレが使えなかったら?
声を上げづらい子がいたら?
これらもすべて「命と尊厳を守る」大切な防災の一部です。
こうした地域イベントに参加し、子どもたちや保護者の声を直接聞くことができるのも、クラウドファンディングで応援してくださる皆さまのおかげです。
Shake Hands は、日常の中の小さな学びから、安心して過ごせる地域づくりをこれからも進めていきます。
引き続きの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

