家庭でのおやすみ前の時間や、ふとした親子の会話の中で、自然に「からだ」や「心」について語れること。
その積み重ねこそが“包括的性教育の第一歩”だと私たちは考えています。
そこでShake Handsでは、親子で読みやすく、子ども自身の自己肯定感を育み、境界線や同意についても自然に触れられる絵本を選びました。
おすすめ絵本①
『アイラブみー じぶんをたいせつにするえほん』
NHKの幼児番組から生まれた絵本で、読み聞かせを通して「わたしっていいな」「ぼくっていいな」という自己肯定感を育むことができます。
特に、あとがきに寄せられた 汐見稔幸先生の言葉 が、この絵本の核心を照らしています。
「子どもには生まれたことに対して責任はないのです。
でも、『生きる』という重荷は背負います。
一度しか生きられない人生で、『生まれてきてよかったでしょう』、『生きることはこんなに幸せなんだよ』と示してあげるのが、子どもを世の中に生み出した私たち大人の責務と言えます。」
Shake Hands の理念そのものと重なる言葉であり、
“生まれたことを肯定できる子どもを育てたい”
という私たちの願いを、改めて深く思い出させてくれる一冊です。
おすすめ絵本②
『はじめにきいてね、こちょこちょモンキー!――同意と境界のはじめの一歩』
“イヤと言える力”や“相手の気持ちを想像する力”をやさしく伝える絵本です。
家庭での自然な会話を通して、同意(Consent)と境界線を理解する第一歩をサポートしてくれます。
絵本は、子どもたちの「心の土台」をつくる大切な教材のひとつです。
皆さまからいただいたご支援により、このような学びの環境を少しずつ整えることができています。
本当にありがとうございます。
今後も、子どもたちが「生まれてきてよかった」と思える地域づくりを進めてまいります。
引き続きの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
Shake Hands 代表 齊藤ちぐれ

