生理は誰にとっても身近で自然なことなのに、長年“女性の問題”として閉じられてきました。「言いづらい」「助けを求めにくい」という空気がいまだに残る中、経済的困窮や孤立など現代の社会が抱えるさまざまな課題が加わり、いま、生理の不安や困りごとを抱えたままひとりで悩まざるを得ない子どもたちが増えています。
このプロジェクトは、生理用品の配布を通じて「大丈夫、あなたはひとりじゃないよ」というメッセージを届ける取り組みです。私は女性として、そして一人の人間として、このプロジェクトに深く共感しています。
私にも、初めて生理を迎えたときの戸惑いや、身体の不調をどう受け止めればいいのか分からなかったという経験がありました。だからこそ、いま不安を抱える子どもたちに「あなたの“はじまり”は大切なことなんだよ」と伝えたい。そして、その“はじまり”を支える輪の中に、私も加わりたいと思います。
生理をめぐる環境づくりは、誰もが安心して暮らせる地域社会をつくることにもつながります。家族や友人、同僚など、身近な誰かの心と体を理解し、支え合うこと。それこそが、このプロジェクトの本当に目指している姿なのだと思います。
この活動が印西市から広がり、学校や職場、地域、家庭の中で「生理って自然なこと」「誰かの“はじまり”を支えるのはうれしいこと」という空気が根づいていく──そんな未来をShake Handsさんと一緒につくっていきたいのです。
開始から10日、すでに10人の方から、合計58,000円のご寄付をお預かりしています。
ご寄付の募集期間は来年3月31日までです。
今日この活動報告を読んで下さった皆さま、ぜひShake Handsさんのプロジェクトについて親しい方に伝えていただけますと幸いです。
ご支援、引き続きよろしくお願いいたします!
公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 大村みよ子


