災害支援基金は、筑後川関係地域(福岡、佐賀、大分、熊本の4県)で災害支援活動に取り組む市民団体を後押しするために設立しました。
発災時は迅速な支援活動に必要な資金や人材を確保するため、平時は地域の防災・減災力を高める取り組みを拡充するために、この基金が活用されます。
2023-07-12 16:39
災害支援NPOとの連携
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大雨で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。発災3日目を迎え、現地では「片付けや復旧作業を手伝ってほしい」という声が高まっています。福岡、佐賀、大分の各地域で自治体による災害ボランティアセンターが開設される中、ちくご川コミュニティ財団でも災害支援をするNPOと連携して地域に寄り添っています。
7月12日、朝から激しい雷雨に見舞われた福岡県久留米市です。同市にある私たちの事務所も、短時間停電するなどしています。
正午すぎ、久留米市は市内の山間部など5762世帯1万3480人を対象に、最も高い警戒レベルの「緊急安全確保」が発令されました。当財団職員たちのスマホからも警報音が鳴り響きます。
私たちは特定非営利活動法人YNFさんと連携しています。
平成29年7月に起こった九州北部豪雨災害をきっかけに設立した災害支援団体です。
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▲久留米市内の被災者支援についてちくご川コミュニティ財団と話し合うYNFの江崎代表(左から二人目)と岸さん(右から二人目)
財団事務所の敷地内には、サーキュレーターなど水害復旧に欠かせない備品の保管倉庫があります。この倉庫をYNFの皆様にご活用いただいています。
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▲財団敷地内にある倉庫内部。雨の中、ここからYNFメンバーの皆様が備品を車に乗せて何度も被災地を往復していました。
この日午後は、久留米市社会福祉協議会を一緒に訪問させていただきました。日本赤十字社からたくさんの緊急セットが届いていました。
行政、民間、みんなで力を合わせて、必要な支援を行き渡らせるために。
ちくご川コミュニティ財団も「災害支援基金」へのご寄付の呼びかけとYNFのサポートに注力しています。