活動・団体の紹介
NPO法人DAREDEMO HERO(本部:日本、現地法人:フィリピン・セブ市)は、「すべての子どもたちが夢をあきらめない社会」を目指し、教育支援・地域支援・国際交流を展開している団体です。2013年の設立以来、奨学生への継続的な教育支援に加え、災害時には地域に密着した緊急支援活動を実施してきました。セブ島台風ヨランダの際には2,000人規模、2021年台風ライ(オデット)では山間部や沿岸部を含む多くの被災者への物資支援・再建支援を行いました。

活動の背景、社会課題について
2025年9月30日午後9時59分、セブ州北部沖を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生しました。震源の深さは5kmと浅く、ボゴ市やメデリン町などでは震度7(日本の震度5程度)を観測。教会や住宅の倒壊、道路の損壊、貯水池の崩壊による断水が広がり、1日時点で死者69名、負傷者186名が報告されています。セブ州や複数自治体は災害非常事態を宣言。山間部や幹線道路から離れた地域では、支援が届かず飲料水や食料不足が深刻化しています。


活動内容の詳細、実績について
DAREDEMO HEROは、セブ市に拠点を持ち、現地スタッフと奨学生ネットワークを通じて迅速に情報収集を行っています。現在、震源地に近いボゴ市周辺や、支援が行き届かない山間部地域の状況を調査し、最もニーズの高い地域へ緊急物資(水・食料・毛布・衛生用品など)を直接届ける準備を進めています。これまでの災害支援では、浄水システムや発電機の提供、充電基地の設置、農業再建支援など、現地ニーズに応じたきめ細やかな支援を実現してきました。今回も同様に、行政や地域リーダーと連携しながら「必要な支援を必要な人に確実に届ける」ことを目指します。


代表者メッセージ
私たちはセブで日常的に子どもたちや地域と関わってきました。
その現場感覚を生かし、いま最も助けを必要としている人々に支援を届けます。大きな都市や主要道路沿いには政府や大規模団体の支援が入りますが、山間部や離島にはまだ物資が届いていません。
過去の災害支援と同じく、DAREDEMO HEROは現地に根ざしたネットワークを活かして、届きにくい地域にこそ力を注ぎます。皆さまのご支援が、被災地の命をつなぐ希望になります。
寄付金の使い道について
いただいたご寄付は、すべてセブ島北部地震の被災者支援のために活用いたします。
- 飲料水・食料・毛布・医薬品などの緊急物資購入
- 被災世帯への一時的な生活支援金
- 給水システムや発電機などインフラ復旧のための資材購入
- 遠隔地・孤立地域への輸送費(ガソリン・車両費用など)
- 支援活動に従事する現地スタッフの必要経費
皆さまからの温かいご支援が、一刻を争う命を守り、被災地の復興への大きな力となります。

