2025年9月末に発生したマグニチュード6.9の地震に続き、11月には台風25号がフィリピン・セブ島を直撃し、記録的な豪雨と洪水によって甚大な被害をもたらしました。
家屋が流され、奨学生の中にも自宅を失った子どもたちがいます。事務所周辺でも行方不明者の捜索が続き、島全体が深刻な危機に直面しています。
DAREDEMO HEROでは、これまで進めてきた「地震被災地支援」を基盤に、今回の台風被災者支援へと活動の範囲を拡大します。
食料・水・医療品などの緊急支援に加え、被災した学校や地域への教育・生活支援を通じて、人々が再び安心して暮らせる環境を整えていきます。
皆さまからお預かりするご寄付は、セブ島全域で被災した人々の命と生活を支えるために大切に活用させていただきます。どうか、立て続けに災害に見舞われたセブ島の人々に、希望と再生の力を届けるために、ご支援をお願いいたします。
2025-12-04 18:48
台風25号から1か月：被災者支援と現在の課題について
台風25号の発生から1か月が経過しましたが、タランバン地区を含む被災地域では、今も多くの住民が厳しい生活を強いられています。政府支援が十分に届かない中、被災者は泥に埋もれた自宅の片付けや再建を進めながら、日々の生活のために働かざるを得ない状況です。
学校の再開に伴い避難所として使われていた教室は閉鎖され、住民は体育館へ移動しましたが、テント不足により1つのテントに2世帯以上が生活するなど、蒸し暑くプライバシーのない厳しい環境が続いています。さらに、この避難所も近日中に閉鎖される可能性があり、先の見えない不安が広がっています。
本日のNHK報道でも、こうした現状が取り上げられました。
DAREDEMO HEROは、被災地の声に寄り添いながら、1日も早く元の安心した生活を取り戻せるよう、今後も継続的に支援を進めてまいります。
