2025年9月30日午後9時59分、セブ州北部ボゴ市沖を震源とするマグニチュード6.9の強い地震が発生しました。震源の深さは5キロと浅く、セブ州北部のボゴ市やメデリン町などで震度7(日本の震度5程度)を観測。教会や住宅の倒壊、道路の損傷、がけ崩れが相次ぎ、1日正午時点で69名が死亡、186名が負傷しました。セブ州および複数自治体が災害非常事態を宣言し、貯水池の崩壊や停電により水や食料の不足が深刻化しています。
当団体DAREDEMO HEROの拠点があるセブ市では大きな被害はなく、スタッフや支援する子どもたちの安全も確認されています。しかし、震源に近い北部の山間部や幹線道路から離れた地域では支援が届きにくく、今も多くの人々が命をつなぐために必要な物資を待っています。
私たちは現地の状況を調査し、物資を届けるべく、調査を開始いたしました。皆さまの温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
2025-10-05 17:33
セブ島沖地震・奨学生による被災地支援活動

今日は奨学生たちが被災地支援に参加しました。医療系の奨学生も多く、「学びを活かして人の役に立ちたい」という思いで現地へ。夜中の3時に出発しましたが、道路の損壊や支援車両による大渋滞のため、到着までに12時間を要しました。
現地では缶詰などの物資は届いていましたが、人々が求めていたのは「すぐに食べられる食事」。奨学生たちが手作りした栄養たっぷりのお粥を運び、一人ひとりに声をかけながら配布しました。「インスタント以外のごはんが食べられてうれしい」と涙を流す人もいました。
また、健康相談や血圧測定を行い、地震のストレスや疲労で体調を崩す方々に寄り添いました。
DAREDEMO HEROは、支援が行き届いていない地域に焦点を当て、現地の実情に即した活動を継続してまいります。また、緊急支援にとどまらず、中長期的な復興を見据え、人々が支援に依存せず自らの力で立ち上がるための取り組みを進めていきます。