2025年9月末に発生したマグニチュード6.9の地震に続き、11月には台風25号がフィリピン・セブ島を直撃し、記録的な豪雨と洪水によって甚大な被害をもたらしました。
家屋が流され、奨学生の中にも自宅を失った子どもたちがいます。事務所周辺でも行方不明者の捜索が続き、島全体が深刻な危機に直面しています。
DAREDEMO HEROでは、これまで進めてきた「地震被災地支援」を基盤に、今回の台風被災者支援へと活動の範囲を拡大します。
食料・水・医療品などの緊急支援に加え、被災した学校や地域への教育・生活支援を通じて、人々が再び安心して暮らせる環境を整えていきます。
皆さまからお預かりするご寄付は、セブ島全域で被災した人々の命と生活を支えるために大切に活用させていただきます。どうか、立て続けに災害に見舞われたセブ島の人々に、希望と再生の力を届けるために、ご支援をお願いいたします。
2025-10-20 11:21
地震発生から3週間:子どもたちの学びを守るために
地震の発生から3週間が経過しましたが、セブ市をはじめ多くの地域では、いまだにすべての公立学校が授業を再開できていません。
現在は、オンライン授業とプリント配布を組み合わせたモジュラー授業が行われていますが、パンデミック時と同様に、子どもたちの学力低下が深刻に懸念されています。
特に被災地の学校では、教材を印刷するためのプリンターが壊れてしまい、学習プリントの配布すらできない状況が続いています。
このような環境の中で、子どもたちに「学ぶ機会」そのものが失われつつあることが大きな課題です。
DAREDEMO HEROでは、被災した学校に対し、最低限の教育設備(プリンターや教材印刷用機材など)を供給する準備を進めています。
どんな状況にあっても、子どもたちが「学び」を続けられるように——。
これからも、教育を通じて未来を支える支援を続けてまいります。



