2025年4月、おかげさまでエンドオブライフ・ケア協会は設立10周年を迎えました。
私たちは、ホスピスや緩和医療の現場で培われてきた、たとえ死や病気という解決が難しい苦しみを抱えていても、穏やかになることができる心のありようや苦しむ方とのかかわり方を、一部の専門家による特別なケアとしてではなく、誰もが誰にでも実践できるように「ユニバーサル・ホスピスマインド」と名づけ、子どもから大人まで対象にあわせた教育研修を行っています。
この10年、「誰かのために何かしたい」「苦しむ人の力になりたい」という想いをもった多くの方々にユニバーサル・ホスピスマインドは届き、その人のものとなり、予定調和ではない自然な広がりを見せています。縦割りの組織や専門職だけにとどまらない、想いを持った多様なつながりが特長です。
一方、2024年子どもの自殺者数は最多となり、子どもたちがありのままの自分や他者を肯定し、いのちを育んでいけるような学びはもちろん、誰かの苦しみに気づき、お互いを支え合う力は一層、必要不可欠であり、活動をより加速させる必要性を感じています。
半径5mの誰かの苦しみに気づき、お互いを思いやり行動する有機的なコミュニティの広がり。そして誰もが「生きてきてよかった」と人生の最期までウェルビーイングを実感できる社会の実現に向けて、あなたのやさしさを寄付というカタチでお力添えいただけませんか?
2024-03-13 12:46
霧島市議会一般質問「折れない心を育てるいのちの授業」(2024年2月28日)
令和6年2月28日に開催された、霧島市議会一般質問において、竹下市議より、以下の発言をいただきました。
エンドオブライフ・ケア協会きりしまの折れない心を育てるいのちの授業を見学。学校では成功するための教育はあっても、失敗したときどう乗り越えていくのかの教育が弱いのではないか。霧島すべての小中学校で導入することができないか
本件は、霧島市小学校での「折れない心を育てるいのちの授業」を市議が見学してくださり、その後、学校の先生方とも話し合いを重ねられて、このたびの一般質問に至ったと伺っております。
議員からの再質問の過程で、反復、沈黙を待つことを含めて、この授業の内容、子どもたちの感想、授業の意義を説明したうえで、学校教育課長と質疑応答をしてくださいました。以下で動画をご視聴いただけます。
https://endoflifecare.or.jp/posts/show/9488