私たち原水爆禁止日本国民会議(原水禁)はこれまで、「被爆者の救済なくして核廃絶なし」「核廃絶なくして被爆者の救済なし」、そして「核と人類は共存できない」のことばを原水禁運動の基礎に据えながら、核廃絶にとりくんできました。
それにもかかわらず、被爆から80年を迎える2025年、核なき世界の実現にいまだ至らず、むしろ核兵器使用のリスクが高まり続けています。核兵器の小型化や高性能化、核弾頭の増強、そして核兵器使用の威嚇が行われています。
しかし、私たちは厳しい現実を踏まえつつも、日本、そして世界の市民と手をとりあって、核も戦争もない世界をつくりだすことをめざす決意を、あらためて確認しています。「被爆80周年原水爆禁止世界大会」をはじめとしたさまざまなとりくみのなかで、核廃絶に向けた課題と展望を多くの人びとと共有しながら、原水禁運動を大きく拡げていきたいと考えています。
その一環として、「被爆80年からその先へ 核なき未来をつくるカンパ」にとりくむことになりました。力強いキャンペーンの展開にあたっては、多くの人びとによるご支援・ご協力が不可欠です。被爆80年から核なき未来へとつないでいくために、すべてのみなさんに原水禁運動への積極的なご支援を、心から訴えます。