
葛巻徹応援メッセージ
食品製造業経営 伊従聡一
葛巻さんとの出会いは、青年会議所(JC)でした。当時、私は葛巻さんと業界も異なり、仕事上での直接的なつながりはありませんでした。しかし、ともにJCの理事として活動させていただいた2017年。いつもニコニコ、明るい人柄でマスコットキャラクター的な親しみを持っていた半面、情熱を持ち、誰よりも行動力があり、多くの人を巻き込み、事業を展開されていたのが葛巻徹さんでした。
聞き、寄り添い、背中を押す人。
私自身が仕事や地域活動の中で迷いや悩みを抱えたときのことです。業界が違えば、課題の内容も違うものですが、葛巻さんはそうした違いを超えて、いつでも真剣に耳を傾けてくださいました。「大丈夫だよ」「こういう考え方もあるんじゃないかな」「こんな人いるから紹介するよ」と言葉をかけてくださり、何度も背中を押していただきました。話しているうちに自分の気持ちが整理され、前に進む力をいただいた経験は、一度や二度ではありません。
こうした姿勢は、私だけでなく、多くの仲間が感じていることだと思います。葛巻さんの周りには、自然と人が集まります。いや、葛巻さんが積極的に(おせっかい的に)話を聞きに行っているのかもしれません。決して派手なことをするわけではなく、むしろ地道で誠実な振る舞いが人の心を動かし、「この人のために力になりたい」と思わせるのです。慕う人が多いのは、まさにその証だと思います。
さらに特筆すべきは、葛巻さんが「自分のため」ではなく「誰かのため」に考え、行動していることです。JCの活動でも、地域の集まりでも、あるいは日常のちょっとした会話の中でも、常に「この場で自分ができることは何か」「誰かの役に立つにはどうすればいいか」という視点を持っています。その姿勢は一貫しており、まさにリーダーという立場にふさわしい資質だと感じます。
市長という仕事は、多様な立場の市民の声に耳を傾け、それを束ね、具体的な形にしていくことが求められます。その意味で、葛巻さんの「聴く力」「寄り添う姿勢」「一歩踏み出す勇気」は、このまちの未来を切り拓く大きな力になるはずです。
私たちが住むこの地域も、人口減少や少子高齢化、産業構造の変化など、さまざまな課題を抱えています。簡単な解決策はありません。しかし、課題が複雑だからこそ、机上の空論ではなく、現場の声を聞き、地域の人々と一緒に考え、行動できるリーダーが必要です。葛巻さんは、まさにそうしたリーダーだと確信しています。
これまで、葛巻さんは仕事を通じても地域を通じても、常に「人」と向き合ってきました。人の悩みに耳を傾け、人の成長を願い、人と共に未来を描いてきました。その積み重ねが、多くの信頼と共感を生み出してきたのです。市長という立場に立ったときにも、きっと同じ姿勢で私たち市民一人ひとりと向き合ってくださることでしょう。
最後に、私が一番お伝えしたいことは「葛巻徹さんは、人の想いを受け止める力と、それを形に変える行動力を兼ね備えた方だ」ということです。その人柄と実行力をもって、きっと地域をより良い方向へと導いてくださると信じています。私は心から、葛巻徹さんを応援いたします。