私たちは2019年より、おもちゃ図書館を運営しています。この活動は、障がいの有無に関わらず、すべての子どもにとって「遊び」が心と体、社会性を育む大切な栄養であるという理念に基づいています。おもちゃや絵本の貸し出しを通じ、子どもたちが多様な体験を重ね、創造性や社会性、生活習慣を身につけることを目的としています。
近年、女性の社会復帰が早期化し、地域で子育てに関わる時間が短くなっています。その中で、平日日中の地域の子育てひろばやサロンを卒業した親子やきょうだい児が、おもちゃ図書館を通じてゆるやかにつながっています。立ち寄りながら日々変化する子育ての悩みや困りごとを相談できる場にもなっており、地域で子育て家庭を日常的に見守る機能も果たしています。
本プロジェクトではおもちゃ図書館の機能をさらに拡充し、幅広い年齢の子どもが楽しめるおもちゃの充実や、親子の豊かな「おうち時間」の支援を目指します。特にひとり親家庭への支援を重視し、登録費用の全額免除や当事者サロン、出張おもちゃ図書館などを通じ、経済的負担に左右されず子どもが十分に遊べる環境を提供します。遊びは子どもの心の栄養であり、親子の愛着形成やコミュニケーション力、協調性の基盤です。すべての子どもに豊かな遊びの機会を保障し、体験格差を減らしながら、地域全体で子育てを見守る循環を広げていきます。みなさまの応援をよろしくお願いいたします!



