本プロジェクトについて
このプロジェクトは、公益財団法人ほくりくみらい基金の「プロジェクト応援寄付」の公募助成で採択された「かなざわオープンキッチン」が実施するものです。
いただたご寄付は、ほくりくみらい基金を通じて、実施団体(かなざわオープンキッチン)に助成されます。また、領収書(寄附受領証明書)は当財団から発行されます。
活動・団体の紹介
かなざわオープンキッチンは、能登半島地震をきっかけに金沢で立ち上がった食事支援のコミュニティーです。発災当初の2024年1月から2025年5月までの食事支援回数は120回、7,000食を超えました。
この取り組みの中では、被災したからこそ立ち上がるために必要な質の高い食事支援をテーマに、食を通して人と人、人と自然を繋ぐプロジェクトを開催してきました。具体的には、地元食材(輪島の魚、金沢のジビエ、山菜や農作物)、無農薬野菜やお米、伝統製法で作られた調味料を使った食事支援をベースに、
①金沢市内や輪島、珠洲への炊き出し
②子ども達の遊びと食育の場
③能登の農家さん支援
④他団体との支援イベント開催
⑤広域避難高齢者の居場所作りと食文化の継承
⑥長期ボランテイアへの食事支援
⑦被災された方々への無農薬野菜セットの支援(合計86セット)
などを行ってきました。
活動の背景、現在の課題
◯能登半島地震によって広域避難された高齢者の方々は、地元の人間関係を作る機会が少なく、孤独感や無気力感を抱えやすいという現状があります。
また、今の避難生活では『支援を受ける側』になってしまいがちですが、能登で暮らしていたときは、
「たくさん採れたからあげるよ」
「つくりすぎちゃったからお裾分け」
と、近隣の人に与えることを毎日の喜びにされていました。
「たくさん作ったごちそうを、みんなで持ち寄って食べる」
が当たり前だった能登から、知らない土地に移り、アパートの小さい部屋で一人で食べるくらしに変わってしまいました。

◯一方、若い世代や子育て世代は、核家族化や共働きの増加により、「おばあちゃんや母の味」の記憶が薄れ、家庭料理の技術や意味が伝わりにくくなっています。
また、コンビニ、ファストフード、冷凍食品の普及により、「自分で作る」体験が希薄になっていると同時に、地域固有の食文化(発酵、保存食、野草など)の価値が見直されることなく消えていく危機感があります。
さらには、超加工食品や糖質、脂質中心の食習慣により、アレルギー、肥満、心の不安定さなど、食に起因する問題も増加しています。

課題解決への取り組みと目指す社会:
プロジェクトでは、下記の2つを実施します。
「能登のおばあちゃんに教わる、能登郷土料理の会とお茶会」
能登のおばあちゃん達と、お喋りしながら能登の郷土料理を作ったり、能登での暮らしを聞くお茶会を2ヶ月に1回ずつ開催します。
おばあちゃん達に先生になってもらうことで、一緒に作りながら、お茶しながらの何気ない会話の中に、家庭料理のヒントや心の共有が生まれます。
また、被災して支援を受ける立場だった高齢の方々も、自然なかたちで伝える立場となることで、「家にいても何もやることがない」という無気力感を「生きがい」へと変え、自らの役割や存在意義を見出されていきます。



「能登の風景を金沢で味わう自然体験」
能登のおばあちゃんたちと一緒に自然のなかに入り、食をまなぶ自然体験会を月1回開催します(1月はお休みの予定)。
4月は原木椎茸の菌打ち、5月は竹を使った筍ご飯や水羊羹作り、6月は梅もぎと梅ジュース作りなどを行いました。
自然の巡りの中で味わう食体験をかつての経験と重ね合わせて、子育て世代と共に癒しの場を作ります。


活動内容の詳細、実績について
◯能登での暮らしにあったような自然に寄り添った食事を、調理し、語らい、食べる場作りを4回実施。
対象者:主に能登から広域避難されている方/食文化に興味のある多世代。
実施体制:企画運営、調整と統括を4〜5人のスタッフで行う。
連携先:NPO法人クロスフィールズ、喫茶メルツバウ、ととファーム、高畠農園
【この活動に関わるこれまでの実績】
・広域避難者へのコミュニティ作り:笑語ひろば/7回 参加人数延べ175名
・地域コミュニティー:芸術村オープンサロン/5回 延べ85名 ・自然体験活動/7回 述べ178名
代表者メッセージ

かなざわオープンキッチン代表の小尾です。
これまで20年間、管理栄養士目線での食の大切さを伝えてきました。
能登半島地震を経験し、食事支援を行う中で、被災された能登の方々から「能登ではこうやって食べた」「この季節にはこれが採れた」など、海や山、畑が身近な食文化の豊かさを教えられる一方で、金沢での暮らしではそれができない寂しさを知りました。
また、能登の方と共に珠洲の山へ山菜を取りに行ったり、その場で調理することを通して心の豊かさを感じ、能登の人たちがどう自然と親しんできたかを知り、自然との繋がりを結び直す活動を、自然体験の場が少なくなった若い世代と経験することで共有していきたいと感じました。
食を通した文化的な営みこそが社会的な繋がりを作り、心も含めた健康に繋がっていくのだと感じています。
自然と共に生きてきた能登の方達と共に食体験をすることで、自然との触れ合いが深まり、金沢での新たな多世代でのコミュニティーも育ち、それが結局は、防災意識を育て、地球全体を整える視点や、一人一人のヘルスケア体験に繋がっていくのではないでしょうか。
これまで郷土料理の会や、自然体験に参加された能登のとあるおばあちゃんは、「一年ぶりに日本の風景をみた」「災害から喜びをいただけるなんて、これが幸せなのだと心から感謝いたします」と話してくださいました。
この場を継続していくため、皆さまからの応援が必要です。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
寄付金の使い道について
設備費、会場使用料、人件費、謝金、交通費、食材費、広告宣伝費、通信費、備品、運営管理費など。
本プロジェクトについて
このプロジェクトは、公益財団法人ほくりくみらい基金の「プロジェクト応援寄付」の公募助成で採択された「かなざわオープンキッチン」が実施するものです。
いただたご寄付は、ほくりくみらい基金を通じて、実施団体(かなざわオープンキッチン)に助成されます。また、領収書(寄附受領証明書)は当財団から発行されます。
【税制優遇について】
当財団は、石川県知事より公益財団法人として認定を受けていますので、本プロジェクトへのご寄付についても税制優遇を受けられます。(当財団から発行される領収書を添えた確定申告が必要です)
また、法人からのご寄付においても税制面での優遇措置があります。
詳しくは、国税庁のページをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1266.htm...
【個人情報提供について】
ご支援者様の情報は、公益財団法人ほくりくみらい基金より実施団体に共有し、今後は実施団体からも直接ご案内をお送りいたします。ご寄付のお申し込みが完了した時点で、個人情報提供について同意したものとみなさせていただきますのでご了承のほどよろしくお願いいたします。
公益財団法人ほくりくみらい基金
お問合せフォーム:https://app.jibun-apps.jp/form...
プライバシーポリシー:https://hokuriku-mf.jp/privacypolicy/

金額3,000円 |

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