ほくりくみらい基金
公益財団法人

能登の地で最高のパフォーマンスを!アートで感じる喜怒哀楽

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支援総額
43,000
14%
目標金額 300,000
サポーター
5
残り
59
2026年01月31日 23時59分 まで
『こころの復興』ー 能登で感じる喜怒哀楽 ー  あの日からもうすぐ2年が経ちます。ボランティアや支援してくださる皆さんのおかげでインフラ等の復旧は少しずつ進んできました。能登のみなさんに少しずつ笑顔が戻ってきていると感じていましたが、最近ではこんな声をよく聴くようになりました。 「生活はしているけど、心にぽっかり穴が空いている」 本来私たちはこころで〝喜怒哀楽〟という感情を感じながら生きている。 しかし日々の生活に追われて、自分のこころに向き合う時間が少ないのではないでしょうか。 「前を向いて生きている」 「あの日のまま時が止まり生きている」 「大切な人を想い生きている」 一人ひとり、さまざまな想いを抱いて良い。それが人間らしさだと思います。 今を生き、今何を感じているのか。 アートを通じて一人ひとりがこころの中にある〝喜怒哀楽〟をありのまま感じて欲しい。それこそが『こころの復興』になると私たちは信じています。 今回、私たち一般社団法人 to-art が企画するイベントは、中能登町出身の葉拓書道家桜鱗(おうりん)さんによる書道パフォーマンス、七尾市中島町出身のお坊さんによる絵本のよみきかせ、音楽、感情に触れるワークショップなどを予定しております。 「こころとからだで感じるアート」を通じて能登の方々の『こころの復興』の一助となるようにご支援をよろしくお願いいたします!

本プロジェクトについて

このプロジェクトは、公益財団法人ほくりくみらい基金の「プロジェクト応援寄付」の公募助成で採択された「一般社団法人to-art」が実施するものです。
いただいたご寄付は、ほくりくみらい基金を通じて、実施団体(一般社団法人to-art)に助成されます。また、領収書(寄附受領証明書)は当財団から発行されます。

活動・団体の紹介

一般社団法人to-artは、アートを通じて人々の心の健康や自己表現を支援し、心豊かな社会を実現することを目指し設立しました。アート×心理学を軸として、一人ひとりがアートに触れて心と対話をすることを理念に様々な活動を行っています。

心理カウンセラーである代表理事の竹内は、カウンセリングを行う中で、感情迷子になっている人が多いことに気づきました。

自分がどう感じているのかわからないー。
怒り・悲しみをそのままに感じる人が少ないこと、喜びや楽しみをからだとこころで感じることに抵抗がある人ー。
そして、負の感情は良くないものだと思う方が多いことに疑問を抱きました。

喜怒哀楽は、人間に備わっている当たり前の感情。どうしてそれが良くないのでしょうか。

「自分がどんな感情があるのかさえ気づかない人がいるのであれば、感じる機会をつくろう!」

そして、
音楽や演劇などのアートを通して、自分の中にわき出る感情を否定することなく、五感を使ってありのままに、そのままに感じてほしい!

そんな想いから団体はスタートしました。

2025年4月、『喜怒哀楽展~山間のお寺で感情のアートに触れる~in 慶専寺』を開催しました。大変多くの方にご来場いただき、改めてアートの力を感じました。

メンバーは、心理カウンセラー、僧侶、理学療法士、社会福祉士といった個性豊かな専門職集団としてチームで活動を行っています。

アートがもたらす効果は心身の健康増進や思考力・表現力の育成、自己理解の深化など多岐にわたります。

生きることは喜怒哀楽を感じること。

一人ひとりが感情をありのままに感じ、心を豊かに互いに認め合える社会を目指します。

団体ウェブサイト:https://kokoro-design-cafe.jp/to_art/

スタッフ紹介

活動の背景、社会課題について

発災直後から現在まで、七尾市中島町で心に寄り添うボランティア活動をしています。
震災から約2年が経ち、インフラ等の復旧は進んできました。

「頑張ろう!能登!」をスローガンに、能登の皆さんは前を向いて生きているー。前を向くことは復旧を加速させ、そして復興へと向かいます。

以前のようには戻れないけれど、笑顔が増え日常を取り戻しつつあると思っていたのですが、なんだか寂しさや虚しさを抱えている人がいるー。

笑顔の裏にある寂しさや孤独。それはなぜだろうかと考えるようになりました。
そして、実は復旧・復興という雰囲気や言葉は、被災された方々を苦しめていることもあるのではないかと感じるようになりました。

ボランティアをする中で、一人のおばあちゃんと出会いました。

おばあちゃんの目には涙がありました。家を失い、大切な家族とも別れ、それでも懸命に生きる姿がそこにはありました。

大切な思い出が、崩壊した家の中にあります。
大切な畑が、土砂崩れによる被害で使えなくなりました。
それでも、たった一人でも、生きていかなければならない。

頬をつたう涙はおばあちゃんの哀しみの深さを感じました。
悲しみは癒えない。辛さをはきだすことができない。
それでも、おばあちゃんは辛いとは言いませんでした。

こぼれ落ちる涙をぬぐいながら、おばあちゃんは言いました。

「ほんでも、楽しいことがないとつまらんからね。残されたもんは生きていかんなん」

そう言って私に笑顔を見せてくれました。
そして、私に伝えてくれました。


「まあ、こんなもんや」


この言葉は前向きな言葉でしょうか?それとも、あきらめを感じる言葉でしょうか?
もしくは、どちらでもない言葉かもしれません。


たくさん能登の方とお話をする中で、気づいたことがありました。


被災された方々の心や感情が置き去りとなり、
心の中にある感情を表出することができないでいる


ということ。

人間に備わっている喜怒哀楽という感情は、ひとつひとつが独立しているのではなく、シームレスに繋がっています。哀しみもあるけれど、楽しみもある。苦しさの中に喜びがある。

ありのままに、そのままに感じることこそが人間ではないだろうか、と。


「能登は優しや土までも」こんな言葉があります。
人や風土だけではなく土までも優しいという、古くからの言い伝えです。

ボランティアをする中で、自分よりも他人を優先する能登の方の姿を幾度も見てきました。
ボランティアの私たちにおもてなしをしようとするー。その姿に胸が詰まりました。

能登の方は自分より相手を優先します。どれだけ自分が辛くとも、あまり口にはしません。
おばあちゃんとの出会いは、心の奥深くにある「本当の哀しみ」に触れた時間でした。


感情をありのままに感じることが出来ないことは、心に負荷をかけ、
無理に前を向いて生きているということかもしれません。
そうしないと生きていけない現状があると言えるのかもしれません。
それは、あまりに辛く苦しいこと。

それでも生きていかなければならない。


一体どうしたら、被災された方々に寄り添うことができるのだろうかー。
私たちだからできることをひたすら模索しました。



人としての当たり前の感情をありのままに感じることは生きること。


それを感じる機会が能登ではあまりないことに気づきました。心の中にある〝喜怒哀楽〟を
能登のみなさまにアートを通じてより深く体感してほしい。
私たちはそう思いました。


前を向いている人、後ろを向いている人、立ち止まっている人…。
皆さんのこころ模様はさまざまです。

復興にむけて盛り上がっているところばかりでなく、


「これでいいがや」


と、ご自身の気持ちをありのままに認めてほしい。どんな気持ちであっても、

「いてもいい」と思える場所を作りたい。

私たちだから、できることだと思っています。


このイベントを通して、能登の皆さまの『こころの復興』とともに、喜怒哀楽展に参加される方々も感情を分かち合う場所でありたいと願っています。  

活動内容の詳細

[ 今回企画するイベント ]

テーマ:『こころの復興』ー 能登で感じる喜怒哀楽 ー

目的:アートを通じて今の自分の心にある感情に触れる
   一人ひとりが感じる感情を分かち合う場

内容:メインイベント
   葉拓書道家の桜鱗(おうりん)さんの書道パフォーマンス    
   お坊さんによる絵本のよみきかせ

   その他                       
   アートセラピー
   ココロデザイン展(個展ブース)
   感情に触れるワークショップ(複数出店します!)
   キッチンカー出店
   交流スペースを開設

書道パフォーマンス

桜鱗さんからのメッセージ

2024年元旦の震災の経験から、新たに生まれた死生観。
死を近くに感じたからこそ、生きること、生み出すことを渇望し、自らの命の在り方を模索する自分がいました。
そして、書道家としてこんなにもエキサイティングな人生を生きられる喜びを感じながら、日々を送る “今” があります。
葛藤も苦悩も幸せも、全てが生きているからこその醍醐味。

感じる全てが生きる証です。
感性を揺さぶるようなパフォーマンスを皆様にお届け致します!


葉拓書道家【桜鱗 Ourin】WEBサイト:https://ourin-shodo.jimdofree.com/

お坊さんによる絵本のよみきかせ

江尻さんからのメッセージ

前回の「喜怒哀楽展」では、「喜」「怒」「哀」「楽」をテーマに絵本を選んでよみきかせを行いました。
「喜」・「楽」をテーマに『にじいろのさかな』という作品を読みました。
虹色の魚が、ある出会いのなかで深い喜び、楽しさに気が付き、孤独が溶けていく…。

また「怒り」について『ムカムカドッカーン』という絵本の読み聞かせをしました。
この作品は、フランスの小学校などに置かれ、子どもたちに怒りの感情について伝えるための絵本として永く読まれ続けているそうです。1日中、嫌なことが続いた少年の体から
「怒りのバケモノ」が生まれて…といった怒りに翻弄される少年と、それを見守る父親の物語。

「喜び」「楽しみ」は、良いこととして捉え、「怒り」「哀しみ(悲しみ)」は負の感情として、あってはならないこと、消してしまいたいことに捉えがちですが、人間ならば誰もが、この「喜怒哀楽」を抱えて生きています。怒り、哀しむ自分も大切な自分なんだということを感じてもらえたら…。そう思ってこの絵本を読みました。

好きな自分も、嫌いな自分も本当の自分で、大切な自分。

絵本のよみきかせを通じて、子どもや大人とそんなことを感じ合っていければと願っています。

今回の喜怒哀楽展では、絵本の展示も行います。子どもたちは、ぜひ手に取って絵本に触れ、声を出して読んだりしながら絵本と遊んでみてください。
大人の皆さんも、子どもの頃に読んだ絵本との再会に、懐かしさを感じていただければと思っています。

前回の喜怒哀楽展の様子

2025年4月、喜怒哀楽展~山間のお寺で感情のアートに触れる~in 慶専寺 開催。
山間のお寺で、ライブペイント、絵本のよみきかせ、喜怒哀楽を感じる体験型ワークショップ、トークセッションを開催し多くの方にご来場いただき大好評でした。

「ライブペイントに見入って心が無になった」
「こどものころ、母に読んでもらった絵本があった。亡き母を思い出した」
「怒ったり悲しんだりするのは当たり前の感情なのに、ないものにしていた」

など、参加された皆さんお一人おひとりがご自身の心に矢印を向けてくださいました。

民族楽器(ディジュリドゥ、シュルティボックス)とライブペイント
民族楽器(ディジュリドゥ、シュルティボックス)とライブペイント
桜鱗さんの書道ワークショップ
桜鱗さんの書道ワークショップ
絵本で感じる喜怒哀楽ブース
絵本で感じる喜怒哀楽ブース
ハーブティーワークショップで感じる喜怒哀楽
ハーブティーワークショップで感じる喜怒哀楽
トークセッション『アートと心理』
トークセッション『アートと心理』
喜怒哀楽展~山間のお寺で感情のアートに触れる~in 慶専寺 チラシ
喜怒哀楽展~山間のお寺で感情のアートに触れる~in 慶専寺 チラシ

前回の喜怒哀楽展WEBサイト
https://kokoro-design-cafe.jp/to_art/kidoairakuten/

代表者メッセージ

一般社団法人to-art代表理事の竹内佳代です。

大学院で臨床心理学を学び、心理カウンセラーとしてカウンセリングをしてきました。
主に箱庭療法やアートセラピーといったイメージを扱うカウンセリングをする中で、
アートの持つ治癒力の高さを幾度も経験してきました。

表現すること、創作をすること、アートに触れること。これらはすべて自分の心との対話です。自分は今どんな気持ちなのだろう?私はなぜ悲しいのだろう?と、感情にフォーカスして自分の心と対話をする。その方法としてアートはとても優れていると思います。

アートは自分自身を知り、心を救う。その可能性を信じて3人の仲間とともに設立しました。
能登では今でも自分の気持ちに素直になれずに苦しんでいる方が多くいます。

心と身体で感じるアートを通じて一人ひとりが自分に正直であってほしい。

最高のパフォーマンスを能登の地でみなさまにお届けしたい!
あなたの応援が能登のみなさまのこころの復興の一助になります。
どうぞよろしくお願いいたします!

応援メッセージ

今後の展望

 プロジェクト終了後は、喜怒哀楽展の継続的な開催、講演会の実施などを予定しています。喜怒哀楽展は、「地域の皆さんがアートを通じて、それぞれの感情を分かち合う場所」としての機能も果たしていきたいと考えています。また、精神的な健康やウェルビーイングの向上、さらには社会全体の包摂性の拡大へとつなげていきたいと考えています。

実施体制・寄付金の使い道について

【実施体制】
当法人スタッフ4名(企画・運営)アルバイト2名(運営補助、駐車場誘導)

【寄付金の使い道】
会場使用料、人件費、アーティストへの謝礼、交通費、広告宣伝費、備品購入など。

本プロジェクトについて

このプロジェクトは、公益財団法人ほくりくみらい基金の「プロジェクト応援寄付」の公募助成で採択された「一般社団法人to-art」が実施するものです。
いただたご寄付は、ほくりくみらい基金を通じて、実施団体(一般社団法人to-art)に助成されます。また、領収書(寄附受領証明書)は当財団から発行されます。

【税制優遇について】
当財団は、石川県知事より公益財団法人として認定を受けていますので、本プロジェクトへのご寄付についても税制優遇を受けられます。(当財団から発行される領収書を添えた確定申告が必要です)
また、法人からのご寄付においても税制面での優遇措置があります。
詳しくは、国税庁のページをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1266.htm

【個人情報提供について】
ご支援者様の情報は、公益財団法人ほくりくみらい基金より実施団体に共有し、今後は実施団体からも直接ご案内をお送りいたします。ご寄付のお申し込みが完了した時点で、個人情報提供について同意したものとみなさせていただきますのでご了承のほどよろしくお願いいたします。

公益財団法人ほくりくみらい基金
お問合せフォーム:https://app.jibun-apps.jp/form/f33e9f38-4a14-468c-954c-4c74f499c1a1/new
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