『こころの復興』ー 能登で感じる喜怒哀楽 ー
あの日からもうすぐ2年が経ちます。ボランティアや支援してくださる皆さんのおかげでインフラ等の復旧は少しずつ進んできました。能登のみなさんに少しずつ笑顔が戻ってきていると感じていましたが、最近ではこんな声をよく聴くようになりました。
「生活はしているけど、心にぽっかり穴が空いている」
本来私たちはこころで〝喜怒哀楽〟という感情を感じながら生きている。
しかし日々の生活に追われて、自分のこころに向き合う時間が少ないのではないでしょうか。
「前を向いて生きている」
「あの日のまま時が止まり生きている」
「大切な人を想い生きている」
一人ひとり、さまざまな想いを抱いて良い。それが人間らしさだと思います。
今を生き、今何を感じているのか。
アートを通じて一人ひとりがこころの中にある〝喜怒哀楽〟をありのまま感じて欲しい。それこそが『こころの復興』になると私たちは信じています。
今回、私たち一般社団法人 to-art が企画するイベントは、中能登町出身の葉拓書道家桜鱗(おうりん)さんによる書道パフォーマンス、七尾市中島町出身のお坊さんによる絵本のよみきかせ、音楽、感情に触れるワークショップなどを予定しております。
「こころとからだで感じるアート」を通じて能登の方々の『こころの復興』の一助となるようにご支援をよろしくお願いいたします!



