ウータン・森と生活を考える会

ボルネオ島の野生動物に未来を。一頭でも多くの命を救いたい。

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支援総額
2,189,448
109%
目標金額 2,000,000
ネクストゴール 3,000,000
サポーター
313
終了しました
2024年03月31日 23時59分 まで
インドネシア東カリマンタン州(ボルネオ島)では、今もなお拡大するパーム油や石炭の生産のために熱帯林が皆伐され多くの野生動物が住む場所を失っています。 ウータンのパートナー団体Conservation Action Network(CAN)が運営するロンサム野生動物レスキューセンターでは、行き場を失ったり人間と衝突した動物を保護して森に返す取り組みをしています。 現在、絶滅危惧種のテナガザルやマレーグマなどのケアをしていますが、急な資金難でセンターの運営が難航しています。 ウータンとCANは、森林火災などで荒廃した土地を地域住民と一緒に再生する「人と野生動物が共存できる緑の回廊づくり」を行っていますが、野生動物たちもその貴重な森林を維持・再生する役割を担う大切な存在です。 ボルネオ島の動物や森の未来のため、レスキューセンターの運営継続にあなたの力をお貸しください!
2024-03-22 19:00
レスキューセンター訪問レポート Part2
1月にロンサム野生動物レスキューセンターでボランティア訪問したエマさん(永嶋瑞穂さん)による活動レポートです。 センターの動物や運営状況に寄り添いながらもその背景に想いを馳せ、熱帯林や動物の保護においてこのセンターのもつ役割について考察されています。 写真とともにお届けしますので、ぜひご覧ください! (字数の関係で複数に分けています。)

【センターでの日々の活動や動物たちの様子】

◆餌やり
・野菜、フルーツを洗う(二度洗い)
・動物ごとの食べやすい大きさにカット
・重さを計り、記録
・洗ったフルーツは動物の名前が書かれたバスケットに入れる

◆餌管理
・毎月月曜日に町から調達
・日の当たらない倉庫で保管
・動物ごとに一日に必要なフルーツの量をボードに記載し、共有している。
・与えた餌の量を個体ごとに記録(手書きの記録もあるがデジタルに移行中)

◆衛生管理(野生動物への感染防止策)
・給餌とその準備の際はゴム手袋とマスクを着用
・ボランティア活動者の感染症陰性証明を事前に提出

◆センターにいる動物たちの様子
・サイチョウ:
カスクを採取する目的で銃で撃たれ、片方の羽を負傷しているため保護されている。

・マレーグマ:
スイカを丸ごとケージの外に置くことで、頭を使う機会を与えている。
スイカをケージに押し当てたり、爪で掻いたりして上手にスイカを食べていた。
栄養面を考慮し、ハチミツとオーツを混ぜたものを与えていた。

・テナガザル:
ペットの目的で親が銃で撃たれ、孤児として保護された。
縄張り意識が強い動物であるため、個体ごとのケージが必要。
人を識別し、ある人には懐いてある人には威嚇行動を示していた。

・ビントロング:
夜行性であるため、ケージに黒い布がかぶせられていた。
健康状態に問題はないが、リリースするのに最適な場所の決定と、実施までの準備の間保護をしている。

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