目標達成!ネクストゴールに挑戦!!(12/27追記)
皆さま、アイキャンの挑戦を応援していただき本当にありがとうございます。
無事、2月までの運営危機を乗り越えるための目標が達成されたことを、ここにご報告いたします!11月20日にこの取り組みを開始してから、毎日皆さまのご協力、応援のお言葉に励まされる日々でした。本当に、本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!!
私たちには、次の目標があります!!
私たちは「路上の子どもたちが、路上生活以外の選択肢を知り、それを選択できる社会」を実現したいと思っています。そのためにできることはまだまだあるはずなのに、資金不足のために取り組めていない活動がいくつもあります。
アイキャンはマニラ首都圏の中でも、特に路上生活をする子どもたちが多い地域で活動をしています。その地域に暮らす子ども約60人にとっての「居場所」となり、以下のような活動をしたいと考えています。
【1】命を守り生きる基礎をつくる活動
・アイキャン職員による地域巡回見守り活動
・出生登録の手続き
・けがや病気を予防、治療するための保健・衛生活動
【2】 選択肢を増やす活動
・路上教育の実施
(読み書き・計算・道徳教育、薬物の危険性や基本的な病気予防の知識等の提供)
・復学のための手続き
【3】 未来をつくる活動
・ソーシャルワーカーによるカウンセリング
・かつて路上で暮らしていた若者へのリーダー研修の実施
(現在も路上で暮らす子どもたちの模範的存在として、路上教育を担う人材として育成)
車がすぐ近くを走り抜ける危険な路上で寝起きする子どもを見るたびに、
コンビニから漏れる明かりで字を書く練習に励む子どもを見るたびに、
今日の食事のためにきょうだいのためにと路上で物乞いをする子どもを見るたびに、
安全な場所で、信頼できる大人に見守られ、自由に将来を思い描くことができる、そんな「子どもが子どもらしく」生きられる社会の実現を強く願います。
どうか、今も路上で暮らす子どもたちの生活環境を改善できるよう、応援してください。
お預かりするご寄付は、アイキャンがフィリピンで路上の子どもたちとの
活動を進めるための資金として大切に役立てさせていただきます。
願う社会の実現に向けて、ネクストゴールにチャレンジしてまいります。
引き続きどうかよろしくお願いいたします!
児童養護施設「子どもの家」について
2015年、多くの方のご協力で長年の夢であった「子どもの家」が完成しました。現在、ここには16名の子どもたちが安全に暮らしています。信頼できる大人と過ごすことで、表情が穏やかになり子どもらしい無邪気な笑顔を見ることも多くなってきました。通学することで、それぞれの目標もでき、みんな勉強できる喜びをかみしめています。
直面する課題
「子どもの家」は運営難が続いています。現地政府からの補助はなく、民間の助成金が下りることもほとんどありません。現在の運営は100%、個人や、企業・団体の皆さまからのご寄付と事業収益でまかなわれています。ただ、ここ数年続いたコロナ禍により、研修事業などの収益事業の柱は全て絶たれてしまいました。私たちはこの危機を乗り越えるために、事務所経費や人件費の削減をぎりぎりまで努力したものの、昨年度は団体資産の多くを手放す状況にまで陥っています。
2024年3月からは研修事業が本格的に再開し、中断していた新規事業も再開の兆しがあるため、コロナ前の運営状態に戻っていく見込みです。しかし、2月までは収入の見込みがほぼなく、年間約950万円かかる「子どもの家」の運営を現在の財政で乗り切ることは非常に困難な状況です。
事務局長福田からのメッセージ
私は、2023年に理事及び事務局長に就任しました。それまでの10年間、私はフィリピンに駐在し、そこに暮らす人々とともに活動してきました。その10年間は、憤り、葛藤、喜びなど様々な想いで溢れていました。子どもたちが、学校に行きたくても路上で生活せざるを得ない状況。どれだけ国が発展しても、子どもたちの状況が変わらない社会構造。そのような現実に打ちひしがれることも多々ありました。
しかし、希望を見たのも確かです。路上で生活していた子どもたちが、アイキャンの活動を通して、同じ境遇の仲間や信頼できる大人と出会い、路上生活から抜け出していきました。その若者たちは、自分たちでビジネスをするとともに、路上から抜け出した自身の経験を活かした教育活動を路上の子どもたちに実施しており、彼ら・彼女らの模範的存在になりました。この10年で見たものは、途方もない課題と絶望ではなく、一人ひとりの力に裏付けられた確かな希望でした。
また、これまでご寄付やボランティア等、様々な形で「できること」を実践してくださった方々のおかげで、活動を続けることができました。多くの方々の想いを託されて完成した「子どもの家」を何としてでも守り抜きたいという一心で、アイキャンの財政の立て直しに奔走して参りました。その中で、新たな仲間も増えて、2024年2月まで乗り切ることができれば、団体の立て直しの見込みがあります。
私たちは、今、児童養護施設「子どもの家」で保護している子どもたちを、排気ガスにまみれ、冷たいコンクリートで寝起きする路上には絶対戻したくないです。どうか、このクリスマス、年明けを子どもたちと笑顔で過ごすために、ご協力を頂けないでしょうか。
路上の子どもと時間を過ごす事務局長福田
クリスマス会でお祈りをささげる子ども
寄付金の使い道について
子どもたちの食費、教育、医療費 | 66万円 |
世話人である寮父母等の雇用費 | 110万円 |
活動の運営に係る費用等(光熱費、警備費、施設維持管理費等) | 24万円 |
決済手数料(コングラント)* | 0円 |
合計 | 200万円 |
*本クラウドファンディング「GIVING100」では、目標金額を達成すると、決済手数料が0%になり、皆さまのご寄付額が全て現地に届きます。目標金額に届かなかった場合は、決済手数料が3.4%かかります。
寄付金控除について
アイキャンは名古屋市の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、アイキャンが発行する寄付金領収書を使用して確定申告を行うと、税制上の優遇措置(寄付金控除)を受けることができます。詳しくは、内閣府のサイト「認定NPOへの寄付について」をご確認ください。
寄付金領収書について
クレジットカード決済でご寄付をいただいた場合、お手続きされた日付ではなく、コングラントから当団体に入金された日(決済月の翌月20日)が寄付金の入金日となります。そのため寄付金領収書のご送付は、以下の通りになります。
2023年11月30日までのお申込みいただきましたクレジットカードでのご寄付について:
2024年1月末までに領収書をご指定の住所まで郵送致します。
2023年12月1日以降にお申込みいただきましたクレジットカードでのご寄付について:
当団体への入金日が2024年1月以降になりますので、2023年の寄付金控除を受けることができません。領収書のお届けが2025年1月となりますので、ご注意ください。
※当団体では、領収書は毎年1月に、前年分(1月1日~12月31日)の寄付金を合計した額で、一括送付しております。その際、領収書の日付は前年の12月31日で統一させていただきます。紛失などによる領収書の再発行は致しかねますので、申告時まで大切に保管してください。
活動・団体の紹介
認定NPO法人アイキャンは、一人ひとりが本来持つ力を十分に発揮でき、それぞれの「できること」を持ち寄って、課題の解決に向けて行動できる社会の実現を目指す国際協力NGOです。1994年に設立され、フィリピンを訪れた一人の会社員が子どもたちの置かれた現状を目の当たりにして、「何かできることがあるはず」という思いから始まりました。人々の「ために」ではなく「ともに」という価値観を大切にして活動しています。