NPO法人一期JAM

アフリカ・ギニアの子どもたちへ、希望と未来を繋ぐ「ギニアスマイルプロジェクト」

今年7月、私たちNPO法人一期JAMは、アフリカ・ギニア共和国での活動をより確かなものにするため、ギニア政府の正式な認可を受け、NGO『IJG・Ichigo Jam Guinée』を設立しました。 昨年一時中断していたギニアの子どもたちのための無償音楽学校を再開し、さらに新たに子ども食堂の運営もスタートさせます。 この【ギニアスマイルプロジェクト】を通じて、私たちは才能あふれるギニアの子どもたちに夢と希望を届け、未来を応援し続けます。 あなたの支援は、彼らの未来を築くための大切な一歩となります。どうか、私たちと共に、子どもたちの夢を形作る力となってください。

活動・団体の紹介

私たちNPO法人一期JAMは、2013年12月に設立された、音楽を通じて社会貢献を目指すNPO法人です。

国際交流や文化交流を通じて「人と人とのつながり」や「助け合いの大切さ」を国内外に広めることを目的としています。特に、子ども食堂の運営に力を注ぎ、地域の子どもたちに温かい食事を提供する活動を中心に、イベント出演やワークショップ開催、施設訪問、街づくり、フェアトレード品の販売など、多岐にわたる活動を行っています。

さらに、こどもや障がい者、高齢者を対象とした教育・福祉活動に加え、アフリカとの深い関わりを持ち、アフリカ文化の普及や経済振興にも力を入れています。これらの活動を通じて、地域社会と国際社会の両方で貢献することを目指しています。


寄付プロジェクトの背景:未来への希望を紡ぐために

こんにちは。このプロジェクトページにお越しいただき、ありがとうございます。
アフリカ、ギニア共和国在住のバー由美子と申します。私はNPO法人一期JAMの副理事長であり、ギニア政府認定のONG「IJG・Ichigo Jam Guinée」の代表として、現地で活動を行っています。

▶️NGO団体「IJG・Ichigo Jam Guinée」のページで詳しく見る

まず、この寄付募集プロジェクトの背景についてご説明いたします。少し長くなりますが、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

ギニア スマイルプロジェクト」で新たな希望をつなぐ

2019年、私たちは優秀な音楽家を目指すギニアの子どもたちの夢と才能を支援する活動を始めました。
ギニアの首都コナクリのマタン地区で、伝統音楽学校として約18名の子どもたちによる舞踊団の無償教育と活動を支援するプロジェクトでした。残念ながら昨年9月、諸事情により一時活動を中断せざるを得なかったのです。

新たなスタート、ギニア政府公認のNGOとして

しかし、この度、私たちはギニア政府公認のNGO「ONG IJG・Ichigo Jam Guinée」を設立し、このプロジェクトを「ギニアスマイルプロジェクト」として再出発する決意を固めました。

▶️ギニアスマイルプロジェクト:ウェブサイト

再編成した現地スタッフと共に、今まで支援してきた子どもたちを中心に教育活動を再開します。また、新たに伝統音楽とダンスのグループを結成し、その活動も展開していきます。さらに、地域での子ども食堂や食料配分を定期的に運営します。
これにより、子どもたちが安心して集える場所を提供し、希望を持てるコミュニティを築き、貴重な伝統音楽文化を次世代へ引き継いでいくことを目指します。

地域と共に未来を創る

このプロジェクトは、ギニアの子どもたちに夢と希望を与え、未来を切り開くものです。これからは、音楽教育に加え、子ども食堂や食料支援を通じて、地域社会と密接に連携し、子どもたちが健全に成長できる環境を整えることを目指します。

活動の歩みと再出発への決意

西アフリカ、ギニア共和国の首都コナクリで15年暮らしてきた私は、ギニアの伝統楽器ジャンベやダンスに深く関わりながら、現地での活動を続けてきました。

2019年からは、音楽家を目指す子どもたちの支援に力を注いできましたが、ギニア特有の事情により、活動を休止せざるを得ない状況に陥りました。この時、子どもたちの表情に浮かんだ失望の色は、今でも心に残っています。

(支援者様たちからのご支援で揃えられた楽器とコンサート用の衣装に、満面の笑顔を浮かべる子どもや、少し緊張した表情の子どもたち)

子どもたちは素晴らしい才能を持っており、練習を重ね、コンサートに出演する中で、その才能が次第に認められ、知名度も上がってきました。これからますます成長していくだろうと誰もが信じ、みんなで一生懸命頑張っていた矢先に起きた出来事でした。

ミルー君の死がもたらしたもの

その件により私も精神的に大きな打撃を受け、活動の再開について躊躇していました。その矢先、活動を強く望んでいたメンバーの一人、ミルー君が突然マラリア感染のため、亡くなってしまったのです。

彼は楽器もダンスも得意で、若手のホープとして多くの期待を背負っていました。彼が天国に召されたことで、私の心はさらに痛み、、彼らの演奏ビデオや写真を見ることさえ辛く、活動の継続が難しいと感じていました。


子どもたちの揺るぎない希望と、より良い未来への再出発

しかし、残された子どもたちは「続けたい」という強い意志を持ち続けていました。「活動を再開したい」と電話で訴え、何度も私の家を訪れ「またやろう」と真剣に言い続けました。

支援してきた子どもの中には、家庭で十分な愛情を受けられず、学校にも行かず、悪い道に進みかけている子もいると耳にしました。このままでは、未来への希望を失い、悪の道に進んでしまいそうな子もいると。

それが誰なのか、私はすぐに分かりました。そして、彼が『僕は太鼓が叩きたいんだ』と、照れくさそうに笑いながら話してくれた姿が、今でも心に残っています。こうした子どもたちにとって、音楽はただの楽しみ以上のものであり、彼らの未来を形作るための大切な手段なのです。

彼らの真剣な姿に、 「音楽で繋がれる仲間と、安心できる居場所。 子どもたちのそんなコミュニティを作りたい」という強い気持ちがまた湧いてきました。子どもたちの強い希望と才能を見て、このままではいけないと感じ、スタッフを入れ替え、新たな活動を始める決意を固めたのです。

この嬉しそうな表情を見てください!彼が初めて衣装を着て、太鼓を担ぐ瞬間の顔です。


ギニアの子どもたちの未来のために - 支援のお願い

その後、ギニア政府から正式にNGOとして認可を受け、この活動を「ギニアスマイルプロジェクト」として再スタートを切りました。無償の音楽学校として、子どもたちが安心して集まり、希望を持てるコミュニティを築くと共に、貴重な伝統文化を次世代へ引き継ぐことを目指しています。さらに、地域社会を支援するために、子ども食堂の運営も開始しました。

現地スタッフを再編成し、16名〜20名の子どもたちを中心に音楽教育を行い、新たに伝統音楽とダンスのグループとしても活動を開始します。グループ名は、これから子どもたちとアイデアを出し合いながら決める予定です。決まり次第、こちらで改めてご報告いたします。

ギニアでは、11月から伝統音楽のフェスティバルやコンクールなど、さまざまな催し物が開催されます。それらのイベントへの出演を目指し、できるだけ早く練習を進めていきたいと願っています。

亡くなったメンバー・ミルー君の追悼コンサートを開催することも、私たちの大切な目標の一つです。

私は今、ギニア共和国の首都コナクリで、今まで関わってきた子ども一人一人の顔を思い浮かべながらこれを書いております。

今までご支援してくださった皆様には、本当に感謝しております。 皆様からいただいたお気持ちを、またこれから最大限に活かしていきたいと考えております。新たな再出発となりますが、どうぞよろしくお願いいたします。私たちと一緒に、また子どもたちの未来を応援してください。

西アフリカ先端の、日本の本州と同じ多きさの小さな国ギニアの子どもたちの、「僕は太鼓が大好きなんだ!太鼓を叩きたいんだ!」とキラキラした笑顔で太鼓を叩く姿に、ぜひ想いを馳せてみてください。

あなたのご支援が、ギニアの子どもたちにとって未来への大きな希望となります。共に、彼らの未来を支えましょう。

2024年8月28日
NGO団体・ONG IJG・Ichigo Jam Guinée代表 
NPO法人一期JAM 副理事長
バー由美子


なぜギニアでの伝統音楽教育が重要なのか?その理由とは

西アフリカの太鼓「ジャンベ」は、ギニア発祥の楽器と言われています。


消えゆくギニアの伝統音楽文化とその未来


この伝統楽器は、地域社会の文化と歴史の中で重要な役割を果たしてきました。ジャンベは、コミュニティの絆を深め、伝統音楽のリズムを通じて人々を結びつける力を持っています。

ギニアの文化の象徴であり、その音色は、世代を超えて受け継がれてきた貴重な文化遺産です。世界中でその魅力が広がり続けています。しかし、現地では、近代化の流れでこの貴重な文化が失われつつあるのです。

これは、世界的に著名なギニア出身のジャンベ奏者ファムドゥ・コナテさんが、ジャンベのメンテナンスをしている様子です。彼の眼差しからは、ジャンベに対する深い愛情と敬意が伝わり、彼がこの伝統文化をどれほど大切にしているかが一目でわかります。

私たちは、ファムドゥさんのような先人たちが築き上げた貴重な文化を、次世代の才能ある子どもたちに託し、ジャンベの音色が未来へと響き続けることを願っています。

その一方、大きな希望もあります。伝統音楽やダンスを愛し、その道を極めたいと願う才能あふれる子どもたちがたくさんいるからです。しかし、そこにも問題があります。多くの子どもたちが、経済的な理由で、その夢を諦めかけているのです。


私たちが取り組む課題と社会への影響

経済的な理由から、夢を諦めざるを得ない子どもたち

ギニアでは、貧困が多くの子どもたちの未来を閉ざしています。衣食住、学校に通うことも難しく、基本的な教育を受ける機会さえも限られています。音楽に対する情熱や才能があっても、楽器を購入したり、教育を受けるための費用がないため、夢を追いかけられない子どもたちが数多くいるのです。

プロのミュージシャンから直接ジャンベの指導を受けているスマイルプロジェクトの子どもたち。彼らの目には輝きがあり、夢を追いかける強い意志が感じられます。

私たちは、より多くの子どもたちにこのような貴重な機会を提供し、彼らが音楽を通じて未来を切り拓いていけるよう支援をしていきたいと願っています。

プロジェクトの目的:音楽を通じた未来創造

このプロジェクトは、ただ楽しむための音楽教育を提供するものではありません。
ギニアの文化遺産である伝統音楽を通じて、子どもたちに夢と希望を持たせる環境を創り出すことを目的としています。音楽教育を通じて、彼らが自立し、地域社会にも貢献できるようにサポートします。

また、子ども食堂の運営や食料配分活動を通じて、コミュニティ全体に笑顔を届けることを目指しています。

ミッション:持続可能な未来を築くために

私たちは、ギニアの子どもたちと伝統音楽を守る音楽家たちを支援し、地域社会と共に持続可能な未来を築きます。音楽は彼らの夢を叶えるツールであり、文化の継承者としての役割を果たします。

ビジョン:伝統と夢が繋がる社会を目指して

「子どもたちが健康的に才能を最大限に活かし、伝統音楽を通して夢を叶えられる社会」を目指します。楽器の提供や教育だけでなく、地元の音楽家を育成し、伝統文化が永続的に発展する環境を築いていきます。

・子どもたちが愛情を受けながら、当たり前に衣食住と教育を提供される社会を創る
・彼らが誇りを持ち、夢を実現し、健康的に生きることができる未来を創る
・ギニアの伝統文化の継承と発展、さらには地域社会の活性化を通じて、コミュニティ全体でより良い社会を築いていくこと

支援者様からジャンベの寄付をいただいた日の子どもたち。

具体的な活動内容:教育からコミュニティ支援まで

伝統楽器とダンスの無償教育: プロの音楽家による質の高い指導の提供。

楽器、交通費、給食、衣装の提供: 経済的な負担なく音楽に打ち込めるように、これらを支援。

学費支援: 音楽教育に加え、学費や学習道具の費用を支援。

医療費の支援: 緊急時には、薬や治療費などの支援。

子ども食堂・食物配給:・ 栄養のある食事を提供し、地域全体の健康と絆を深める活動。

安心できる居場所作り: 子どもたちが心身ともに健全に育成されるよう、大家族のような温かいコミュニティを築く。

車の荷台いっぱいに太鼓を積んで、子どもたちの練習場所に運ぶ様子。

活動の成果:才能の開花と国際交流の成功事例

才能のさらなる開花と、日本との交流

私たちの支援を受けた子どもたちは、驚くべき成長を遂げました。音楽教育を通じて、彼らの才能がさらに開花し、地域や国内のコンクールで賞を獲得するなど、素晴らしい成果を上げています。演奏風景は国営放送でも放映され、多くの人々に感動を与えました。

また、2022年には、ギニア政府主催の文化工芸フェスティバルに出演し、文化大臣に演奏を披露する機会も得ました。

ギニア政府主催の文化工芸フェスティバル

さらに、日本の鹿児島県三島村のお子さんたちとのビデオ交流などを通じて、日本との交流を積極的に行い、文化を超えた絆を築いています。

2021年12月、NPO法人一期JAM主催の、日本×ギニア文化交流イベント『Guinea! Guinea!! Guinea!!!』では、プロジェクトで支援している子どもたちがオンラインで素晴らしい演奏を披露しました。子どもたちの様子に、感動の涙を流した観客の方もおられたそうです。

東京原宿で開催した、日本×ギニア文化交流イベント『Guinea! Guinea!! Guinea!!!』


代表者メッセージ:未来を支えるあなたの支援が作るもの

彼らの夢を叶えるための道のりは決して平坦ではありません。貧困や厳しい環境の中で、まだまだ多くの子どもたちが夢を諦めざるを得ない状況に追い込まれています。そんな彼らに、あなたの支援がどれほど大きな意味を持つか想像してみてください。

あなたのご支援が、ギニアの子どもたちの未来を大きく変える力となります。あなたの温かいご支援を通じて、子どもたちに希望と夢を届け、彼らの未来を明るく照らしましょう。どうか、私たちの活動にご協力ください。

NGO団体「ONG IJG・Ichigo Jam Guinée」
代表 バー由美子 

▶️ホームページ:https://www.inuwaliafrica.com/...
▶️お問い合わせ:https://www.inuwaliafrica.com/...

NGO団体「ONG IJG・Ichigo Jam Guinée」
活動分野:文化、社会援助
カテゴリー:非政府組織(NGO)
活動地域:ギニア全国
設立:2024年7月12日
所在地:ギニア共和国、コナクリ

ジャンベを練習中のセク君。

太鼓が大好きなセク君は、素晴らしい才能を持っています。将来の夢は、太鼓の先生になることだそうです。

日本の青少年との音楽交流も目指しています

彼らが日本に行き、日本の青少年たちと一緒に演奏し、音楽を通じて交流することも大きな目標のひとつとしています。ギニアの伝統音楽を日本で披露し、共に演奏することで、異なる文化を持つ子どもたちが交流し、理解を深め合う場を作りたいと考えています。

この国際交流は、子どもたちの成長や文化への誇りを育む素晴らしい経験となるでしょう。皆さまの温かいご支援が、この夢の実現をサポートします。

子ども達のために継続的な支援をお願いします

子ども達の未来を共に支えてください

「ギニア スマイルプロジェクト」の活動を継続するために、皆さまからのご支援が必要です。

今年度末までに、50名の「マンスリースマイルサポーター様」を募集しております。もちろん、単発でのご寄付も大歓迎です。

サポーター登録いただいた方には、毎年「スマイル通信」として活動報告書をお送りいたします。

ご支援の使い道

  • 3,000円のご支援で…3名の子どもたちに1日分の朝食と昼食を提供できます。
  • 5,000円のご支援で…コンサート用衣装を2着揃えられます。
  • 10,000円のご支援で…子ども食堂用に、50kgの米袋を2袋購入できます。
  • 30,000円のご支援で…太鼓ジャンベを1台購入できます。

ご寄付の活用例

いただいたご寄付は以下の活動に使わせていただきます:

  • 教育場の家賃: 音楽やダンス教育が行われる場所の賃料
  • 練習着・衣装代: 練習着やパフォーマンス用衣装の購入費用
  • 楽器購入・メンテナンス費: ジャンベ、バラフォンなどの伝統楽器の購入と修理費
  • 食費: 子どもたちへの朝食と昼食の提供費用
  • 交通費: 子どもたちやスタッフの交通費
  • 緊急学費・医療支援: 学校に通う子どもたちの学費、教材費、治療費や薬の費用
  • 教師やスタッフの報酬・給与
  • 子ども食堂・食物配給費用: 食材費、調理費、場所代、輸送費、スタッフの報酬
  • イベント・コンサート関連費: 出演イベントへの交通費、食費、宿泊費など
  • 発表会と国際交流費: 発表会や国際交流イベントの開催費用
  • NGO運営費: 事務所維持費、人件費、管理費、活動計画と評価費用

今後の情報発信

私たちの活動状況や進捗は、ウェブサイトやInstagram、FacebookなどのSNSで随時発信してまいります。アカウントを開設次第、こちらでご報告いたします。ぜひフォローいただき、私たちと一緒に子どもたちの成長を見守ってください。

支援者様への感謝と企業名掲載

3万円以上の寄付をいただいた団体、企業様には、ウェブサイトやSNSでの紹介をさせていただきます。また、活動報告書にも企業名を掲載いたします。皆様のご支援に心から感謝いたします。

「ギニア スマイルプロジェクト」の活動の継続の為に、皆さまからのご支援が必要になります。今年度末までに50名を目標に、毎月ご支援してくださる「マンスリースマイルサポーター様」を募集いたします。サポーターに登録いただいた方には、毎年の活動報告書"スマイル通信"を送らせていただきます。

私たちと一緒に、ギニアの子どもたちが夢を追いかけ、未来を切り拓いていくためのサポートをしていきましょう。皆様の温かいご支援が、彼らの大きな力となります。どうか、彼らの成長と成功を共に応援してください。

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