第26回日本成人先天性心疾患学会・学術集会を2025年1月10日(金)から12日(日)まで大阪国際会議場にて開催させていただくことになりました。
先天性心疾患患者の多くは幼少期に手術を含めた治療を経験し、先天性心疾患とともに様々なライフイベントを経験します。日常生活の維持には医療との伴走がかかせません。
そのような方々の看護を含めた医療体制や病態解明など様々なトピックを本学会で議論します。今後の医療体制構築の基盤となるよう、現在もプログラムを含め心を込めて準備中です。
更に、今回の学会テーマを「Something four in ACHD」と致しました。
これは英国のある詩の一節から引用させて頂いた言葉です。
伝統的な結婚式の演出で花嫁に幸せをもたらす「4つの物」、即ち、新しい物、古い物、借りた物、そして青い物です。
ACHD患者の将来のQOL向上(幸せ)にもそれらが必要と感じています。
常に新しい知見を求め(something new)、偉大な過去の知見を踏まえ(something old)、他領域との知見と連携のもと(something borrow)、誠実な思いで(something blue)ACHD患者の診療を心がける。
今回のプログラムもこの4つのsomethingを意識した内容で構成させていただきました。
有意義な議論と様々な想いを展開していただければ幸いです。