ゴリラやゾウが生息するコンゴ共和国のオザラ・コクア国立公園が世界遺産に登録されました。しかし公園の入り口があるンボモ村はゾウによる畑荒らしが深刻で、村人の生活と自然保護の両立が課題です。そこでゾウによって収穫ができなくなった場合の生計として、JWCSは村人に向けた養蜂教室を始めました。ところが3年計画の2年目で助成団体の事業再編により資金が得られなくなってしまいました。受講生の村人も現地在住の講師も意欲満々です。せめてハチミツの収穫までのあと1年、養蜂教室の継続にご支援をお願いします。
2023-11-21 16:01
村人の生計と野生動物を守ること、そして気候変動対策も?
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村人の生計と野生動物を守ることはつながっています。
狩猟の対象となる体の大きな哺乳類や鳥類は果物を食べ、12㎜を超える種子を散布します。熱帯ではこのような動物が狩猟で減少し「空っぽの森」になってしまい、樹種が変化し炭素を蓄える樹種が減ってしまう恐れがあります。
またマルミミゾウ(シンリンゾウ)が森林内の木を倒して幹の密度を減らすことで光が地面まで届いて生物量が増え、ゾウに倒されずに残った木は大木になります。
狩猟は動物の体に蓄えられた炭素の取り去るだけでなく、森林が貯蔵する炭素量も減らすと米国のNGO,WCSの論文で述べられています。
https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.3002262
養蜂教室をきっかけに、ハチミツが自然と調和するンボモ村の特産品になってほしいです。