ゴリラやゾウが生息するコンゴ共和国のオザラ・コクア国立公園が世界遺産に登録されました。しかし公園の入り口があるンボモ村はゾウによる畑荒らしが深刻で、村人の生活と自然保護の両立が課題です。そこでゾウによって収穫ができなくなった場合の生計として、JWCSは村人に向けた養蜂教室を始めました。ところが3年計画の2年目で助成団体の事業再編により資金が得られなくなってしまいました。受講生の村人も現地在住の講師も意欲満々です。せめてハチミツの収穫までのあと1年、養蜂教室の継続にご支援をお願いします。
2024-02-19 17:49
ご支援をいただいた皆様に、ンボモ村の今をお伝えします
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2月前半にンボモ村に行ってきました。1月から小乾季に入っていますが、日照りがきつくてとても暑くなった後には雨が降ることがあります。
ここのところゾウは道路をよく歩いているけれども、畑には入っておらず、畑を守るために寝ずの番をしていた人たちもちょっと休憩できています。作物は植えてあるのに、なぜこの時期には畑に入らないのかよくわかりません。ある人は暑すぎるからだ、またある人は乾燥して畑の土が固いからだ、と言います。森の中に果実が実りまくっているわけでもありません。帰りに村からバイクで町に出た際、道路はゾウの足跡だらけでした(写真)。つまり相変わらずゾウは公園の奥深くでなく、村の周辺にいます。
養蜂教室では、野生群を取り込めている3つの巣箱を、1日1箱ずつ蜂場に移動させる実習を行いました。これは働きバチが巣に戻っている夜に行います。若い男性受講生が、毎回重い巣箱を頭に載せてがんばってくれました。