ゴリラやゾウが生息するコンゴ共和国のオザラ・コクア国立公園が世界遺産に登録されました。しかし公園の入り口があるンボモ村はゾウによる畑荒らしが深刻で、村人の生活と自然保護の両立が課題です。そこでゾウによって収穫ができなくなった場合の生計として、JWCSは村人に向けた養蜂教室を始めました。ところが3年計画の2年目で助成団体の事業再編により資金が得られなくなってしまいました。受講生の村人も現地在住の講師も意欲満々です。せめてハチミツの収穫までのあと1年、養蜂教室の継続にご支援をお願いします。
2024-10-11 13:28
作業でハチに刺されたものの、はちみつの味見ができました
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今回勢力の強いふたつの巣箱を蜂場に移動させましたが、その時に箱と一緒に移動しなかった働きバチは、翌日も群れがいなくなった同じ場所に戻ってきます。群れが強いとそのハチの数も多いため、そこにそれぞれ空き箱を設置し、新たに群れを形成させる試みを学びました。蜂場に移動させた巣箱から、巣穴に卵が産んである枠を取り出し、元の場所に置いた空き箱に挿入するというものです。同じ群れの巣ですから、残ったハチがせっせと巣作りを続けて子育てもしてくれることを狙っています。
この作業は昼間でもよかったのですが、夜に別の巣箱を移動させたときに一緒に行いました。ひとつの群れは非常に攻撃的で、完全な防御服でなかった講師も私たちも刺されてたいへんでした!もう一つの群れは聞き分けがよく、比較的すんなりと巣枠を取り出せました。そして、初の蜂蜜のおこぼれを少し、味わうことができました!とても甘く濃厚でした!