NPO ひとなす風のこっこ

風の子共同保育園の持続可能な運営を応援してください

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『たった一度しかないその子(個)の子ども時代が、本当にその子ども自身のものとなりますように』 京都府綾部市の農村部にある風の子共同保育園は、1986年に7人の大人と11人の子どもで無認可保育園としてスタートしました。たくさんの方々に、物心両面にわたり支え、励ましていただいて、吹けば飛ぶような風の子は、つぶれず、つぶさず、もうすぐ39年目を迎えようとしています。 親と職員で運営資金と保育内容をつくりながら、いつも子どもをまんなかに、2006年にはNPO法人「ひとなす風のこっこ 風の子共同保育園」を設立して、現在までに180人以上の卒園生を送り出してきました。 日当たりがよく、風も吹き抜ける園舎では、乳幼児から学童6年生までが元気にのびのびと過ごしています。 現在は、乳幼児25名、学童15名が在籍し、自分のやりたいことを仲間と相談しあって、生活をつくっています。川のせせらぎ、鳥のさえずりを聴きながら、緑多き地域を”庭”のように駆けまわり、手作りの給食、おやつをほおばる毎日。 懐かしい空気の流れる木造園舎で、子どもたちは「遊んで」「食べて」「描いて」「眠って」「転んで」「笑って」「泣いて」みんなで大切な時間を過ごしています。 そんな風の子共同保育園の持続可能な運営に、どうかご支援いただけますと幸いです。

保育の場としての想い

全ての子どもたちは詩人、作家、芸術家、音楽家、科学者であり、熱心な探求者です。彼らの鋭敏な創造性、感受性、知性を信じ、大切にし、伸びやかに生活できる環境づくりを目指します。

成長を急がせようとする大人たちの圧力や固定化された見方から解放され、ひとり一人のリズムで目の前にある事物状況に関心を寄せ、感受し、思考できる空間が子どもたちには必要です。

風の子共同保育園が人々と繋がり文化拠点の一つとなれるよう、風通しの良い、皆が気軽に集い子どもたちを優しく見守ることができる場所になってほしいという願いを込めて“赤い屋根”の園舎は設計されました。

特に、以下のような部分に力を入れて運営をしています。

・川や山、砂場や畑、周辺の自然環境から子どもたちが「自分で」見つけ欲した遊びを一緒にすること。

・絵の具を思いきりつけて、塗って、嬉しい、「ありのままに絵を描く」時間

・粘土、パス等もたくさん使った思いのままに「つくる」活動

・“心”に届く絵本・紙芝居の読み聞かせ時間

・プロを間近に見て触れる機会(人形劇,パントマイム,音のワークショップ,音楽会など)

・できるだけ安全・安心な食材、調味料

・和食(米、みそ汁)を基本とする給食や手作りのおやつ

自然の中で遊ぶ、体験をくぐりぬける。良い質のものを美味しく楽しく食べる。個性を伸ばす。そして、「意志を育む」こと。

これら一つひとつが、風の子共同保育園で大事にしている事です。

風の子の子どもたち

子どもは、どの子も”自分で育つ力”をもっています。大人は、子どもの”心持ち”を感じ、受けとり、励ましていくことが仕事と考えます。口であれこれ言うのでなく、大人の姿勢そのものをいつも子どもたちに問われます。

そのため、風の子共同保育園に見学へきた人は「大人の声がしない。指示や号令がない」とびっくりされます。

豊かにたくましく、人間として成長していく権利と可能性を持っている子どもたち。小さくても、ハンディがあっても、自分の意思をつきだし、やりたいことを自分で見つけて、泣いたり、笑ったりケンカもして、仲間と共に素足で泥んこになって遊ぶ子どもたちが、風の子共同保育園にはいます。

運営の課題と継続的な支援について

基本的な保育料に加え、こだわり農家さん直送のりんごやぶどう、干芋、カレンダーなどを販売した収入や寄付、イベント開催を通してなんとか運営資金をやりくりしてきました。しかし職員の人件費、保育教材を充実させたいという想いは、なかなか実現しておりません。

若干の補助はあっても、認可園のような補償は何もない中で、最近の物価や燃料費の高騰に苦しめられており、運営には厳しいものがあります。

これからもずっとこの地に根をはり、父母、地域の皆さんと一緒に、明日を開いていくという立場にたって"子どものとりで”を作っていきたいと日々活動をしていますが、さらなる安定した運営の土台作り・資金作りの一環として継続的な寄付をお願いすることにいたしました。

園長からのメッセージ

園児11名、「自分たちの子育てで終わってもいいよね」と集まった7名の母親と立ち上げた風の子も、つぶれるか、つぶすか、といった時期を乗り越え、2019年に新園舎を建設しました。その際も、本当にたくさんのご支援をいただきました。

コロナの吹き荒れた春に完成したこの園舎でしたので、南北に吹きぬける風をいつも取り込んで、当たり前の日常を送ることができました。酷暑の夏も冷房なしでも過ごすことができました。奇跡のようなタイミングとご支援をいただいたと深い感謝の中におります。

“子育てはみんなで”。 “一人で抱えこまなくていいんやよ”ということ。子どもたちも大人の私たちも自分を生きること。あてがってもらう楽しさではなく、自分で楽しさをつくっていくということ。これからも、みんなで歩んでいきたいです。

寄付金の使い道について

いただいた寄付金は主に以下の目的で利用させていただきます。

食の充実プラン 1,000円
 ……給食、調味料、おやつなど(単発または毎月)

★遊び学び充実プラン 3,000円

 ……絵具、粘土、紙芝居、絵本など(単発または毎月)

★夢実現応援プラン 10,000円

 ……文化事業、園舎の改修、職員の待遇改善(単発または毎月)

★楽器プレゼントプラン 30,000円

 ……新しい楽器を購入(単発)

★超夢実現プラン 100,000円
 ……いつでも、誰でも気兼ねなく来園できて、ゆっくりしたり相談できるスペースをつくりたい(単発)

最後に…

子ども時代。人の一生の中で、たった一度の時代。

とりわけ、乳・幼児期は、その人の人としての土台
"感覚”(無意識のもの)が身につく時代ということができると思います。
それは、何を快とし、なにを不快とするかの感覚からはじまる。
そして、安心という感覚。信頼という感覚。
そこから、意欲はうまれる。その子らしい自己表現がでてくる。

正しいか間違っているかだけのとらえ方、こうあるべきだというだけのとらえ方だけでなく、自分の思い、相手の気持ちを大切にしあって生きている大人たちの中で、子どもは子ども自身の中に、安心感、信頼感を育てていくのだと思います。

風の子共同保育園も、そういう人間関係をつくりだす一つの場所として、あり続けたいと思います。

みなさまからのご支援とご協力、よろしくお願い申し上げます。

団体情報
NPO ひとなす風のこっこ
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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