認定NPO法人きょうとグリーンファンドは
COP3が開催された京都で、2000年から再生可能エネルギーの市民共同発電所「おひさま発電所」づくりを進めてきました。これまでに、27ヵ所完成しています。地球温暖化によって、世界中で猛暑や干ばつ、森林火災や集中豪雨、巨大台風の襲来などが頻発し、甚大な被害がもたらされています。
危機的なこの状況を乗り越えるための手段として、再生可能エネルギーの普及は不可欠と考え、多くの市民が関わる「寄付型・市民参加方式」で、「おひさま発電所」として太陽光発電設備・蓄電装置などを、保育園や幼稚園のような公共的な施設に広げています。
設置後は、施設のスタッフと協力して、環境に配慮するさまざまな取り組みを広げるために、サポートを続けていますが、幼稚園、保育園を対象とした環境学習は定評があり、毎年20回以上提供しているほか、新しいコンテンツもうまれています。
環境腹話術:むずかしい地球温暖化の話も腹話術をつかって、子どもたちにも分かりやすく・・
自然観察会:身近な自然とのふれあいで、子どもたちの目は好奇心でキラキラ。保育園で楽しかったことのひとつになっています。
市民再エネプロジェクト in 京都は
温暖化を防止するため、さまざまな活動を続けてきた団体が、市民共同発電所をさらに広げようと認定NPO法人きょうとグリーンファンドが呼びかけ、2021年に立ち上げたプロジェクトです。
再生可能エネルギーを、今まで以上に普及させるとともに気候災害に備えて地域の公共的な施設への設置を最優先して進めるために連携して取り組んでいます。このプロジェクトが関わってからは、新しく2か所のおひさま発電所が完成、3カ所目の施設が「下鴨幼稚園」です。
参加団体:NPO法人京都地球温暖化防止府民会議、認定NPO法人気候ネットワーク、認定NPO法人環境市民、一般社団法人市民エネルギー京都、NPO法人エコネット近畿、認定NPO法人きょうとグリーンファンド
このプロジェクトは
学校法人下鴨学園 下鴨幼稚園と市民再エネプロジェクトin京都が協力して、京都市左京区にある下鴨幼稚園に、多くの市民に参加を呼びかけて、太陽光発電設備、蓄電設備とEMSを設置するものです。
設置後は、下鴨幼稚園が環境に配慮した施設となるよう、市民再エネプロジェクトin京都が協力して環境学習を進めていきます。
プロジェクト遂行メンバーから
学校法人下鴨学園 下鴨幼稚園
下鴨幼稚園は1928年に「下鴨幼児園」として礼拝堂隣の空地にテントを張り、「家なき幼稚園」として歩みを始めました。子どもたちの中にある光を大切に育み、隣の人を照らす光になってほしい。そんな願いを込めた保育を行っております。毎朝子どもたちと歌う『♪もりも おやまも おひさまも おつくりなさったかみさま♪』(幼児讃美歌)神様に大切にされている私たち一人ひとりが、同じく神様の創られた自然と共に生かされている恵みを感謝しています。
この度、子どもたちの未来のために、「下鴨幼稚園おひさまプロジェクト」をはじめます。子どもたち、ご家庭、地域の皆様と共に、様々な学び、気づきが与えられることが出来ればと願います。
学校法人下鴨学園 下鴨幼稚園 理事長・園長 出口 崇
代表者メッセージ
2023年は、12万5千年で最も暑い年になり、世界中で、猛暑や熱波、干ばつ、森林火災、集中豪雨、洪水などが頻発し、甚大な被害と損害をもたらしました。2024年も最高気温の更新が続いていて、私たちは気候危機の真っ只中にいます。この気候危機を乗り越える手段として、再生可能エネルギーの普及は不可欠です。世界では、多くの国・地域で再生可能エネルギーの普及によって、雇用を増やし、地域を活性化させて、持続可能な脱炭素に向かっています。その基盤は地域での多様性のある取り組み・活動にあります。
認定NPO法人きょうとグリーンファンドは、2000年から活動を始め、2021年からは「市民再エネプロジェクトin京都」として6つの団体とともに、多くの方々の協力を得て「おひさま発電所」をつくるお手伝いをしてきました。これまでに25ヶ所の「おひさま発電所」ができ、地域の環境活動や情報発信の拠点に、そして脱炭素に向けた地域基盤となっています。
今回、「賀茂川の自然を感じる、笑顔の絶えない幼稚園」と紹介されている下鴨幼稚園に、太陽光発電設備、蓄電設備、EMSの設備を設置することになりました。この園の理念と方針に「光の子として歩みなさい」と書かれています。この理念におひさまの恵みをうけて発電する太陽光発電設備が合わさることで、一層の輝きある子どもたちになると思います。そして、目にみえないものの存在を心にとめ、多くを体験し学んでいき、将来は気候危機を克服していく担い手にもなるでしょう。その一助となる今回のプロジェクトに、多くの方々からのご支援をいただければ幸いです。
市民再エネプロジェクトin京都 認定NPO法人 きょうとグリーンファンド 理事長 田浦健朗
寄付によって達成できること
幼い子どもたちが通う地域の施設に、多くの人からの寄付で太陽光発電をつくるプロジェクトは、関わった人たちに対して、「気候危機」に向き合い、解決に取り組むための当事者意識を呼び覚ますものとなります。太陽光発電は20年以上動き続け、子どもたちに「気候危機」の中でのくらし方を伝え続けていくはずです。
応援メッセージ/おひさま発電所12号機
設置保育園 園長先生
一市民として、何ができるかを考え、「おひさま発電所」をつくろうと思いました。多額の経済的利益を生み出すものではありませんが、環境にやさしい社会をつくることに大きな役割を果たすものであると思います。
寄付金の控除について
本プロジェクトへのご寄付は特定非営利活動法人きょうとグリーンファンドへのへの寄付となり、当法人が寄付金受領証明書(領収書)を発行を行います。当法人は認定NPO法人です。このプロジェクト含め当法人へのご寄付は控除(所得控除または税額控除)の対象となります。
「寄付金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、特定非営利活動法人きょうとグリーンファンドが発行した寄付受領証明書(領収書)を添えて確定申告をしていただく必要があります。本プロジェクトへの寄付金受領証明書(領収書)は、確定申告に間に合うよう1月末までに郵送いたします。ご活用ください。
このプロジェクトはソニー銀行の認定プロジェクトです。
このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトです。「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高めることで、寄付文化の浸透およびNPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。
▼GIVING for SDGs特設サイト
https://congrant.com/jp/corp/sonybank/givingforsdgs.html
▼ソニー銀行のウェブサイト
https://moneykit.net/?cid=cf_gfs028_01
ソニー銀行様より、以下の応援メッセージを頂きました。
このたびは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」へのご参加、誠にありがとうございます。
本プロジェクトは、学校法人下鴨学園 下鴨幼稚園と市民再エネプロジェクトin京都が協力して、太陽光発電設備、蓄電設備とEMSを設置し、その後も継続的に環境学習を行うことで、次世代に思いをつなげていく取り組みです。
近年、地球温暖化などの影響に伴い、豪雨や猛暑、台風の大型化などの気候変動による災害が頻発しています。そのような環境を改善するため、CO2 を出さない地球環境にやさしい電気を増やしていくきょうとグリーンファンドさまの取り組みはとても重要であると考えています。
またソニー銀行では、本プロジェクトを通じてSDGsの目標である「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任 つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に貢献できることを願っています。