キッズファームin京都大原
任意団体

小さな畑からいのちと未来を育てる ―子どもと大人がふれる「農」と「食」の原点体験―

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いつでも「買える」便利な時代の中で、 自分で土を耕し、野菜を育て、それをいただく自給自足の機会は少なくなりました。 食べものを「作る」ことは、生きる上で大切な知恵と力を授けてくれます。 野菜も『命』であり、土や雨、虫や微生物など自然の恵みを受けて育ちます。 『農』とは、その恵みを人間の工夫と作業で『食』に変えていく営みであり、『命・農・食』は連関しています。自分たちで育てた野菜を収穫し、料理し、味わうことの歓びは、自然の恵みへの感謝へとつながります。 子どもとその身近な大人が一緒に参加するキッズファームでは、大人にとっての学び直しや、時にはご家庭での実践のきっかけになればと考えています。 小さな畑での体験が、豊かな感性と生きる力を育んでいくことを切に願います。

活動・団体の紹介

キッズファームは京都・大原の豊かな自然に囲まれた里山で、子ども達とその家族に「はたけ」から「たべる」まで”丸ごと”体験できるプログラムを運営しています。活動の柱は2つあり、1つは畑の取り組み、もう1つは食育の取り組みです。プログラムは畑と食育活動を組み合わせたものが多いですが、畑だけ、食育だけのプログラムで運営することもあります。

【畑の取り組み】

  • 土づくり、種まき、苗植え、お世話、収穫に至るまで野菜作りを体験
  • 旬の時期に旬の野菜を露地栽培
  • 完全無農薬有機栽培

畑は無農薬・露地栽培のため、たくさんの生き物がすんでいます。畑は自然が相手なので人間が思うようにはならないことは多々あります。鹿やイノシシや来てほしくない虫たちがやってきたり、はたまた雨が多すぎたり、少なすぎたり…。それでも春になれば鴬(うぐいす)が遠くで鳴き、夏には山から流れてくる水路の水のせせらぎが畑に潤いをもたらしてくれ、秋には黄金色の田んぼを舞台に赤とんぼが飛び交い、冬には一面の銀世界が畑を包んでいることもあります。

子ども達にとってそんな畑での取り組みは、自然と触れ合いながら五感で学ぶ、ワクワクする冒険の場。大人達にとっても忙しい日常から離れ、のどかな山々に囲まれて気持ちがほぐれる癒しの空間でもあります。畑は自然に大きく左右されますが、苦労して育てた野菜が収穫できる喜びは格別なものがあります。

【食育活動の取り組み】

  • 作る過程を知る体験…うどん・そば打ち、皮から作る餃子づくり、味噌仕込み、畑の野菜を使った調理体験など
  • 食文化を学ぶ体験…臼と杵を使ったお餅つき、味噌仕込み、しば漬け作り、和食の料理人さんによるお料理ワークショップなど
  • 里山体験…よもぎを摘んでお団子作り、野草料理教室など
  • 「いのち」に触れる体験…鶏の解体、ジビエワークショップ、鮎のつかみ取り&串打ちなど

食育体験は「食べること」をもっと身近で楽しいものにしてくれます。

自分の手で育てたり、一緒にお料理したりして「できた!」と感じる瞬間は、子ども達の自信になります。また一緒に作ったお料理を「おいしいね」と共有することで親子の絆も深まります。子ども達はまだ自分の『食』を選べないからこそ、親子(家族)で同じ体験を重ねることが大切だと考えています。

今日のご飯は明日の”いのち”に繋がります。—食べることは生きること— 私達はそんな想いで『畑から食べるまで』を大切にした取り組みを行っています。

活動の目的と目標

【活動の目的】

  • 食べ物の生産背景を見る、知る、触れること
  • 里山の豊かさに触れること
  • 農・食・命の循環を知ること

【活動の目標】

  • 生きる力を身に付けること
  • 農・食・命の循環を大切にした暮らしができるようになること
  • まっとうなものを自分で選んで食べる力をつけること(食の自立)

活動実績

2015年4月 キッズファーム立ち上げ

  • 2018年 京都市「京都市はぐくみ憲章実践推進者表彰」大賞受賞
  • 2019年 令和元年度内閣府「子供と家族・若者応援団活動事例紹介事業」チャイルド・ユースサポート章 受賞
  • 2023年 令和4年度農山漁村女性活躍表彰 優良賞 受賞

2025年4月 活動10周年!

2025年10月 キッズファーム法人化 一般社団法人畑とあまがえるとして新たなスタートを切る

2024年度実績

  • 年間利用者数 約1000人
  • 年間開催回数 3歳~小学生のお子様とご家族向けのプログラム 年間約30回  
  •        乳児親子さん向けプログラム 年間12回(毎月1回開催)

参加者の声

★子ども達より

★大人達より

ご寄付のおねがい

キッズファームは、子どもたちの健やかな成長と里山の価値の再発見を願い、活動を永く続けていきます。
日々の運営(種・苗代、食材など)は参加費や助成金で賄っていますが、トラクターや農機具の更新・整備、コンロなど調理器具の買い替えなど、どうしても不足する費用があります。

私たちの思いにご賛同いただけましたら、あたたかいご支援をお願いいたします。お預かりしたご寄付は、運営資金として大切に活用します。

ご支援メニュー

個人サポータ(単発・毎年)

  • 5,000円(個人・菜の花サポーター)
    • お礼のメールを送付します
  • 10,000円(個人・玉ねぎサポーター)
    • ホームページにお名前を掲載(1年間)
    • 御礼として畑でその時々に収穫できるお野菜の『お野菜BOX』をお送りします(毎年のご寄付の場合は1年に1回お送りします)
  • 30,000円(個人・じゃがいもサポーター)
    • ホームページにお名前を掲載(1年間)
    • 御礼として畑でその時々に収穫できるお野菜の『お野菜BOX』をお送りします(毎年のご寄付の場合は1年に1回お送りします)
  • 50,000円(個人・ゴーヤサポーター)
    • ホームページにお名前を掲載(1年間)
    • 御礼として畑でその時々に収穫できるお野菜の『お野菜BOX』をお送りします(毎年のご寄付の場合は1年に1回お送りします)

法人サポーター(単発・毎年)

  • 10,000円(法人・玉ねぎサポーター)
  • 30,000円(法人・じゃがいもサポーター)
  • 50,000円(法人・ゴーヤサポーター)

ホームページの法人サポーター枠にご寄付額に応じたサイズの企業ロゴを掲載(1年間/毎年のご寄付の場合は毎年)

法人パートナー(単発・毎年)

  • 100,000円(法人・さつまいもパートナー)
  • 200,000円(法人・人参サポーター)
  • 300,000円(法人・大根パートナー)

ホームページの法人パートナー枠にご寄付額に応じたサイズの企業ロゴを掲載(1年間/毎年のご寄付の場合は毎年)

※お名前・ロゴの掲載はご希望に応じて対応いたします(掲載不要も承ります)。

ご寄付の主な活用先

:トラクター・草刈り機など農機具の買い替え/メンテナンス、獣害対策フェンス・ネット、獣害センサーの更新

食育:包丁・鍋・コンロ等の調理器具の買い替え、臼や杵など道具のメンテナンス

事務:パソコン、プロジェクター、プリンター等の事務機器

いつか実現したいこと(活動充実のための夢)

  • 畑に、参加者にとって日陰や雨よけになる東屋を建てたい
  • キッチン設備を充実させたい
  • 畑管理を省力化する高性能トラクターの導入

代表者メッセージ

キッズファーム in 京都大原は、里山を舞台に子どもたちと歩み始めてから10年。2015年度の年間利用者数は約200名でしたが、関心を寄せてくださるご家族が年々増え、2024年度は約1,000名になりました。いまではキャンセル待ちも多く、受け皿の拡充に努めつつ、子育て世代に里山への関心が広がっていることを心から嬉しく思っております。また10周年を迎える2025年、活動を末永く続けていくために法人化を決意しました。

里山は四季折々の変化に富んだまさに“宝の山”です。しかし、そんな里山を有する大原地区―私達の活動の地―でも高齢化と人口減少が進み、畑は鹿に荒らされることも増えました。便利な社会に引き寄せられるように、私達の生活スタイルもおのずと変化し、食べ物の“いのち”に触れ、自らの手を動かす機会は失われつつあります。

里山には暮らしの中で育まれてきた知恵や技が、先細りながらも今なお継承され、自然の恵みをたっぷり受ける畑や田んぼがあります。土を耕し、種をまき、成長を見守って迎える収穫の喜びは格別です。自分で収穫した野菜を喜んで食べ、自分で作った料理をいつも以上に味わう子どもたちの姿が何よりの証です。

私たちは、体験を通じて「農・食・命の循環」を学び実践することが、しなやかでたくましく生きる力になると確信しています。この場を守り、次世代につないでいくために、皆さまのお力をお借りできれば幸いです。ぜひご一緒に、より良い社会を育てていきましょう。

団体情報
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