いつでも「買える」便利な時代の中で、
自分で土を耕し、野菜を育て、それをいただく自給自足の機会は少なくなりました。
食べものを「作る」ことは、生きる上で大切な知恵と力を授けてくれます。
野菜も『命』であり、土や雨、虫や微生物など自然の恵みを受けて育ちます。
『農』とは、その恵みを人間の工夫と作業で『食』に変えていく営みであり、『命・農・食』は連関しています。自分たちで育てた野菜を収穫し、料理し、味わうことの歓びは、自然の恵みへの感謝へとつながります。
子どもとその身近な大人が一緒に参加するキッズファームでは、大人にとっての学び直しや、時にはご家庭での実践のきっかけになればと考えています。
小さな畑での体験が、豊かな感性と生きる力を育んでいくことを切に願います。