活動・団体の紹介
(一社)熊本私学教育支援事業団は、「熊本学習支援センター」、「子ども食堂」、「災害ボランティア」、「代々木高校 熊本学習支援センター校」など、教育支援団体として「生きづらさ」を感じている子どもたちのために、幅広く支援を行っております。
このたび、社会でも大きな問題となっている「不登校」の子どもたちが自分らしく学べる学校、「学びの多様化学校」設立を目指し、学校法人化認可申請中です。
既存の学校ではこぼされてしまった子どもたちが、「天草下田南」という大自然の中で生き生きと学ぶことができるよう、
どうぞ、皆さまのご支援をご寄付というかたちでお願い申し上げます。
活動の背景、社会課題について
ー増加し続ける「不登校」ー
世界は目まぐるしく変化し、多様性を謳いながらも、
未だなお、一つの価値観や正解を押し付けられる社会。
その中で子どもたちは「不安」と「生きづらさ」を抱え、現実社会と自分自身のギャップに苦しみ、「自己肯定感」も持てずに、安心して過ごせる居場所を持てなくなっています。
ー「自分も「他者」も大切にできる社会の実現をー
画一的な価値観の中では、「こぼれないこと」や「はみでないこと」にしか、心は動きません。
枠に入れられないことで、自分という人間を知り、受け入れ、認める。
そして、「認められる」ことで初めて、他者へのまなざしは優しいものへと変わるのだと、
私たちは思います。
「自分も他者も大切にできる社会」
そんな、やさしさに溢れた多様化社会を、わたしたちは目指しています。
活動内容の詳細、実績について
―支援のはじまりはひとりの高校生から―
すべての子どもたちが夢を持てる社会実現のために「学びの多様化学校」を天草に
―貧困から高校生を救え―
『代表 仙波達哉』
私立高校九州学院で数学教師として教鞭をとる傍ら、学校外でも困難を抱える生徒たちに向き合ってきた
授業料の支払いが困難な生徒の支援として、3年間毎週末、高校生と共に行った「街頭募金」、「高校生フェスティバル」の開催、「奨学金制度の設立」など、いつも泥臭く現場に立ち続けた
一般社団法人としての法人格を取得した後、2008年の創立から約6年の間に約126名もの生徒が募金を利用して卒業した
―困難から子どもたちを救え―
主たる活動だった高等教育の無償化も現実となり、授業料支援を求める声が落ち着いてきた頃、新たな救いを求める声が…「不登校」
年々増え続けている不登校の子どもたちの支援のため、2015年に新たな学習の居場所「熊本学習支援センター」を設立し、支援を開始する
―支援の輪は幾重にも―
初めは高校生1人だけだったが、ひとり、ふたりと増え、次第に中学生、小学生、と口コミだけで居場所を求める子どもたちが増えていった
一人ひとりと向き合っているからこそ、貧困・ひとり親・発達障害・ゲーム依存・昼夜逆転など、子どもたちの抱える困難には「教育支援だけでは解決できない」ことに辿り着く
問題が、教育・福祉・医療…幾重にも重なりあう部分にいるがゆえ、どこからも「支援の手」が届いてない子どもたちがあふれていた
―すべての子どもたちに光を―
そして、「学校に行けている子どもたち」もまた、決して大丈夫というわけではないことを、
声を上げない、上げられないだけで、
子どもたちはいま、「生きづらさ」を感じ「不安」を抱えながら、生きていることを知る
「すべての子どもたちが安心して過ごせ、学べる環境をいまこそ整えるべきではないだろうか」
教育の力を信じ、天草下田南の地に「学びの多様化学校」設立をめざすことに
代表者メッセージ
目指すのは、「すべての子どもたちが安心して学べ、過ごせる環境を創ること」
ー子どもたちは微力だけれども、無力ではない
すべての子どもたちが夢を持てる社会を、共に創りませんかー
学校法人化に向けて、一次審査が無事承認されました。正式認可は来年2月ですが、これからまだ多くの課題を乗り越えなくてはなりません。
今後も、困難を抱えた子どもたちが日本一楽しく学べる「学びの多様化学校」実現に向け、
一所懸命努力してまいる所存でございますので、
皆さま方のご協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
寄付金の使い道について
・学校法人の経営基盤の安定化
・学校設立準備資金
・施設設備・学校備品の整備
・学校寮の整備資金