活動・団体の紹介
はじめまして。藝大校歌再生活動です。
全国におびただしい数の校歌を輩出してきた、日本で唯一の国立芸術大学・東京藝大には、校歌がありません。
しかし、藝大の前身の東京美術学校・東京音楽学校のうち、東京美術学校には、山田耕筰氏作曲・川路柳虹氏作詞の校歌がありました。
「藝大校歌再生活動」は、発案者 兼 監督の髙田清花が東京美術学校校歌のメロディー譜と出会ったことをきっかけに始まりました。川路柳虹氏のご親族の方から直接許可をいただいた上で歌詞の一部「美術」を「藝術」に変更し、コロナ禍で初めての入学生・2020年度に藝大へ入学した音楽, 美術学部と学科を超えた同期 約90名で力を合わせ、校歌のいのちを再生します。
2022年10月27日には再生した音源の公開を行い、2023度3月にはホールでのプログラムを予定しています。私たちの学科を超えた同期たちと創る「最初で最後の」活動・舞台です。
ホールでは、校歌を始め、学生歌や当活動テーマソングの生演奏、卒業生やゲストをお迎えしたトークセッション、インタビュー映像上映を計画しています。
当活動では演奏・合唱等だけではなく、当時この校歌を歌われていた東京美術学校や東京音楽学校、藝大の卒業生の方々、また現在藝大に関わっている方々へのインタビュー等も進めています。「校歌再生」を起点に、当時の学校生活についてや、日本の未来を担っていく芸術家・音楽家たち(後輩)に伝えたいことなどを伺っております。
応援の程、どうぞよろしくお願いいたします!
私たちの想い
私たちはこの創作活動を通し、時代を超えて藝大生間に繋がりを生み、藝大への誇りや芸術への志を先輩方から受け継ぐことができる媒体として「校歌」を継承しています。
今後ますます「便利な」時代へと展開し、1人きりで表現する / できる機会が増えていっても、藝大生が藝大生であることを実感でき、学年や学科という垣根を超えて藝大生同士が出会える場、手段になるよう、この「校歌」を後輩へと残していきたいと考えています。
活動実績について
2022年度11月には、「東京美術学校校歌 〜 藝大校歌再生活動版 〜 」の再生音源を公開しました。:https://www.youtube.com/watch?...
2023年度3月27日には、藝大奏楽堂で講演を開催します。公演では、校歌を始め、学生歌などの生演奏、卒業生やゲストをお迎えしたトークセッション、インタビュー映像上映を計画しています。
【取材していただいたメディア様】(敬称略)
「NHK おはよう!日本(全国放送)」、「NHK 首都圏ニュース」、「美術手帖」、「藝大アートプラザ」、「東京新聞」、「読売新聞」、「毎日新聞」、「岐阜新聞」、「Yahoo! ニュース」、「澤和樹のしっくりクラシック」
代表者メッセージ
本ページをご覧くださり誠にありがとうございます。「藝大校歌再生活動」の発案者で監督を務めております髙田清花と申します。藝大 美術学部 先端芸術表現科 学部3年休学中です。
私の授業課題をきっかけに始まった活動。最初は5人ぐらい集まれば御の字だと思っていたのに、3日も経たずして80人を超える同期が集まってきてくれました。
私たちの学年はちょうどコロナ禍が始まった春に入学し、入学式も大学祭も、全て中止となりました。約半年ほどは、大学の敷地に足を踏み入れることさえ許されませんでした。
藝大は学部学科を超えた交流をしてなんぼの大学なのにも関わらず、そのような交流ができる機会は次々と失われてきました。そして気付けば、今年度最終学年になりました。
そんな私たちが藝大の成り立ちに想いを馳せ、約100年前の先輩方の校歌を今「再生」することに惹かれるのは、納得できる気がします。
「私は藝大生なのだと、やっと実感が持てた」、「時代を超えて先輩方、そして後輩たちと繋がれる気がする」。活動メンバーはこのように「校歌再生」で生まれた先輩、後輩、そして同期たちとの繋がりを心から喜んでいます。
「藝大校歌再生活動」は演奏だけでなく、当時この校歌を歌っていた80-100代の先輩方や、歴代学長の方々など現在藝大に関わっておられる方々へのインタビューも実施しております。
インタビューでは、芸術への熱い志に感激する物語や、昔も今も変わらない「藝大あるある」の面白おかしい物語など、貴重なお話をたくさん伺っています。
そんな当活動で出会った想いや物語を、きちんと後輩へ、そして社会へと残していけるよう、アーカイブ化にも力を入れて活動しております。
沢山の方々のご協力により、2022年度には「東京美術学校校歌〜藝大校歌再生活動版〜」の収録と音源公開を達成しました。(https://www.youtube.com/watch?...)
2023年度3月には、ホールでのプログラムを開催します。
インタビューの実施やホール企画に向けた活動資金の調達が十分行えておらず、大変困っております。どうか、皆様のご支援を賜りたく申し上げます。
いただいた資金は全て活動のために大切に活用させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
寄付金の使い道について
インタビュー交通費、広報費、CDや刊行物等 の制作費、ホール借用費 等