大久保利通と岩倉具視らが「王政復古」の実現をめざした密談の場所といわれる「有待庵」。
当時の大久保利通旧邸には、岩倉具視のほか西郷隆盛も足を運んだというエピソードが残っており、大久保利通の日記等から、「薩長間の連絡」や「王政復古の密儀」の場として使われた、歴史的な価値のある建物です。
解体直前だった有待庵の現存が令和元年に確認され、京都市が所有者から寄附を受けました。その後、関係者の御協力もいただきながら移築や保存に向けた作業や検討を進めてきており、この度、大久保利通の盟友であった岩倉具視の旧宅である、国指定史跡「岩倉具視幽棲旧宅」の敷地内に移築し、「有待庵」の移築事業における寄付を募集を開始します。
皆様の御支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

