わたしたちは普段、中学生から３０歳くらいまでの若者たちと場をともにしながら、活動応援、居場所づくり、相談支援に携わっています。日常の一コマとして若者と関わる中で、さまざまな悩みに触れる機会もあります。学校のこと、友だちのこと、家族のこと、進路やこれからのこと…相談というより、おしゃべりの中で伝えてくれることが多々あります。 時には、「家がない。」 「ここ数日何も食べてない。」 「あと３００円しかない。」 「夜の仕事を辞めたい。」 「パパ活しんどい。」 「トラウマでどうしても働けない…。」など、話を聞くだけでは済まない悩みもあります。 支援機関や制度等につながるまでのかかわりをしてきましたが、その困りごとが解決した（ように思えた）後も、別の困りごとが発生し、再度SOSを出してくれる…ということを何度も経験してきました。 若者が伝えてくれた言葉は、悩みのうちのほんの一部であり、その根本には経済的な貧困、信頼できる大人が周囲にいないなどの困難な環境があります。 そのような環境を変えると同時に、社会課題を発信していくため新たな拠点『おりおりのいえ』を立ち上げました。何かあったらその都度その都度、おりおりに「ただいま」と帰り、語らい、休み、思い思いの時間を過ごせる、時には実家のように泊れたりする場所です。 この拠点を継続的に運営していくためにみなさまの応援をお願いします。