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独りぼっちでなく、仲間と共に学べるように。あの日から不登校の子どものためにサポート校を創りたい。
認定特定非営利活動法人マザーリンク・ジャパン
支援総額
4,337,000
54%
目標金額 8,000,000
サポーター
174
終了しました
2024年10月31日 23時59分 まで
皆さん、ご存じですか?東日本大震災の被災地域では震災後不登校が5倍になりました。私たちが知ったのは震災から5年も経った頃。何とかしないとと動き始め、再登校の支援をはじめました。あれから13年経ち、「被災地の支援」とは言えないくらいの年月が過ぎました。しかし、不登校・引きこもりは全国的にも増え続け、小中学生の不登校はコロナ以前の17万人からコロナ後は30万人、高校生の不登校6万人、中退者は4万人で合わせると10万人となりました。 小中学生には行政からの支援がありますが、義務教育を過ぎた高校生には支援がなく、出席日数が足りなくなった子どもの多くが通信制高等学校に編入します。しかし、長く不登校だった子どもが仲間もなく、独りで遅れた学習を取り戻し、卒業するのは大変なこと。 全国的にも通信制高等学校の卒業単位取得率は76.7%ですが、岩手県ではわずか45.7%。通信高校の生徒を卒業までの支援する『サポート校』が少ないことが要因です。 卒業単位を取得する多くの子どもが実はサポート校に通っています。 2019年に開校し、地域の学校訪問を終え、スタートしかけたところにコロナウイルス感染拡大となり、中断を余儀なくされました。 今回はサポート校の再スタートの為に必要な資金を募ります。

活動の背景、社会課題について

東日本大震災の後、子どもの貧困対策としてシングルマザーの支援を開始

2011年の東日本大震災をきっかけに始めた被災地の子どもや子育て家庭への支援。被災地域のひとり親家庭の窮境を知り、子どもや子育て中のご家庭の支援を始めました。一軒一軒のご家庭に訪問しヒアリングしながら、食糧支援や衣類支援、相談対応と、様々な支援を提供してきました。

東日本大震災の後、不登校が5倍に。

震災から5年目のある日、『ひとり親家庭』の訪問支援の中で不登校の子どもが多いことを知りました。

東北の被災地域では津波によるPTSDなどで、不登校の子どもが5倍に増えました。
新聞の発表では震災後、被災地域の不登校は他の地域と比べて9倍と発表されました。
※2014年3月15日河北新報朝刊 社説

お母さんたちの話によると震災前の5倍、1クラスに5人も不登校の子どもがいたクラスもあったそうです。

放っておくわけにはいかないと動き始めたのは2015年9月のことでした。

震災から13年経過し不登校から成人を迎えた今でも、引きこもりのままの子どももいます。

そういった子どもたちにとって、3.11はだ終わっていません。

不登校も引きこもりも日本全体の課題

しかし、既に私たちの気持ちは『被災地支援』ではありません。
震災と関係なくても、不登校の子どもは増える一方だからです。

子どもたちの物語

これは全て私たちが実際に出会ったご家庭の子ども話です。

震災当時小1だった女の子
PTSDの影響で13年たった今でも学校に通えないまま、仮設住宅と災害公営住宅で13年が過ぎました。同じ年頃の子どもの中で成長する大切な時期を丸ごと13年間失っていると思うと本当に居たたまれない気持ちになります。本来ならこの高校を卒業している年齢です。母子家庭の子どもです。私が知り合った当時、まだ小学生のその子がお母さんから離れられない為に、シングルマザーのお母さんは働きに出られずに、生活に困窮してました。

本来高校を卒業して二十歳を超えた女の子
震災後学校に行けなくなりリストカットと自殺未遂を繰り返していました。やはり母子家庭です。お母さんは仕事に行くときに、家の中の刃物を隠して出かけます。それでも、コンビニでカッターを買って手首を切ったことがありました。「寝占さん、どこにいるの?〇〇さんのお嬢さん手首切って救急車で運ばれたから、様子見に行ってやって!!お母さんきっと参っているから。」そんな電話が近所のお母さんからありました。

中学生2年だった男の子
震災以降母親への暴力が始まり、不登校に。

中学三年で被災した男の子
無事高校に入学し夏休み明けの二学期、中学校の制服を着て学校に行こうとしました。彼の中では自分が中学一年生の自覚しかありません。中学一年の二学期から高校一年の夏休みまでの記憶が消えていたそうです。津波の記憶も消えていました。学校に行くと周りは知らないクラスメートばかり。パニックになりました。そして学校に行けなくなりました。この男の子はその後記憶を取り戻し、無事専門学校に進学しました。しかし、男の子が学校に行けるようになった頃、今度は妹が学校に行けなくなりました。お兄ちゃんの状況を見ていた妹はその間お母さんに甘えられることもなく、不安定な気持ちを抱えたまま、1人で頑張っていたんです。その後私たちの支援で、その女の子も外に出られるようになりました。

高校一年生の女の子
自営のお父さんの職場が負債を残したまま流され、事業立て直しの為に更に負債を抱え、家にいる時間も減りました。収入も減り、家に帰っても苛立ち、いつも難しい顔をしています。そんなお父さんの態度にお母さんが情緒不安定になりました。そしてそれが伝染するように、高校一年の女の子が不登校になりました。マザーリンクの支援で今では学校に行けるようになりました。

高校一年で被災した男の子
今はもう二十歳を過ぎています。今もまだ家から出られずに引きこもりのままです。

その他にも、震災の影響により心のケアが必要な子どもが大勢いました。

震災から13年経過し不登校から成人を迎えた今でも、引きこもりのままの子どももいます。
そういった子どもたちにとっては、3.11はまだ終わっていません。

岩手県の通信制高校の卒業率はわずか45.7%
義務教育を終えた子どもへの公的支援がなく、
不登校を経験した子どもたちのためにサポート校を創る決意

この状況を何とかしたくて、再登校の支援を開始し、同時にサポート校を創るために動き出したのです。

何とかしないとと動き始め、岩手県の被災沿岸部に不登校の子ども達の為のフリースクールがないことも知り、『フリースクールを創ろう!』と動き始めたのは2015年9月のことでした。

私たちの支援で小中学生の子どもは学校に戻れるようになりました。更に国の指導で自治体が小中学生の不登校の子どもの居場所をつくりました。しかし、高校生の場合、出席日数が足りなくなると退学せざるを得なくなり、そういった子どもたちの多くが通信制高等学校に編入しますが、義務教育を終えた高校生の子ども達への自治体からの支援は今でもありません。

長く不登校だった子どもが仲間もなく、独りで遅れた学習を取り戻し、卒業するってとっても大変なこと。全国的にも通信制高等学校の卒業単位取得率76.7%ですが、それに対し岩手県ではわずか45.7%です。サポート校が少ないことが大きな要因です。

サポート校とは通信高校の生徒に居場所を提供し、学習支援を行い、卒業までの支援する学校のことです。卒業単位を取得するほとんどの子どもがサポート校に通います。

岩手県に限らず、全国的にも都市部以外の地域では、サポート校がなく困っている子どもたちが大勢いて、それが成人の引きこもりの増加の大きな要因にもなっています。

あれから13年経ち、「被災地の支援」とは言えないくらいの年月が過ぎました。しかし、不登校・引きこもりは全国的にも増え続け、小中学生の不登校はコロナ以前の17万人からコロナ後は30万人、高校生の不登校6万人、中退者は4万人で合わせると10万人となりました。

成人の引きこもりのうち、不登校経験者は3割です。

8050問題ってご存じですか?
80代の親が50代の引きこもりの子どもを養えなり、全国の役所への相談が激増しています。
不登校も引きこもりも、自己責任で片づけられない社会課題です。

『被災地支援』で始まった不登校の支援ですが、もはや、『被災地支援』の枠に収まらないくらい大きな社会問題となっています。『成人の引きこもり』を予防するためには、義務養育を終えた子ども達への支援が必要です。

私たちが挑む課題は、『被災地支援』の枠を超え『全国的な不登校・引きこもりの課題』となりました。これは労働力不足に始まり、貧困や少子化問題にもつながる『国家的な課題』な課題です。

本来であれば、国が何とかしないとなりません。
しかし、近い将来、国が解決すべき課題として予算を取り、動き出すまでは、民間の私たちが動かざるを得ません。

皆さま、どうか私たちの活動を応援してください。
全ての子ども達を救うことが出来ないことは分かっています。
しかし、私たちは『一人の子どもも見捨てたくない』という思いで活動を続けています。

寄付金の使い道について

ボランティアだけで安定して続けられる事業ではありません。安心してスタッフを雇用できるよう、1年目のスタートアップの費用1394万のうち800万をご支援いただけると助かります。人件費が高いのでは?とのご意見もあるかもしれませんが、NPOの職員であっても継続して働くことができる収入が必要です。

人件費 常勤2名、非常勤2名・・・864万 ※うち学習支援スタッフ3名
社会保険料・・・144万
水道光熱費・・・72万
通信費・・・36万
消耗品費・・・36万
車両ガソリン代・・・96万
旅費交通費・・・72万
宿泊所家賃・・・120万
固定資産税・・・14万
図書研究費・・・30万
広告宣伝費・・・30万
事務局経費・・・180万
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合計・・・・1694万

2年目までにマンスリーサポーター(毎月寄付)を増やして、運営予定です。
また、貧困家庭の子どもの利用料は無料にする予定ですが、通常のご家庭からは利用料をいただく予定でいます。

スタートアップの費用をご支援いただくことで、やっとサポート校をスタートできます。

これまでの物語

▶▶▶詳しくは活動レポートへ

▶震災直後の2011年より、被災地の子どもの貧困対策として、被災地域のシングルマザーの支援を開始。

▶2013年 『被災地のシングルマザーが子どもと生き抜くための支援プロジェクト』開始
気仙地域の仮設住宅7800世帯を対象に、足で歩いて世帯調査を実施し、215世帯のひとり親家庭を対象に、訪問による食糧支援や衣類支援、悩み相談などの支援活動を開始。

▶2015年、『ひとり親家庭』の訪問支援の中で、不登校の子どもが多いことを知り、再登校の支援とフリースクール開設を決意 。

▶2016年、フリースクール『おひさまの家』を開設
陸前高田は津波で街ごと流され、お借り出来るような建物はなかなか見つからず、「見つかるまで」という約束で『仮の場所』をリフォームし、フリースクール『おひさまの家』を開設。同時に地域の方々からの要望で学童に通えない子どもたちの為に『放課後スクール』も開設。

▶2016年夏 被災地のひとり親家庭の子どもの東京外国人家庭ホームステイぷろじぇくち
     ひとり親家庭子どもが夏休み明けに不登校にならないようにするための活動
     ※ひとり親家庭の子どもの不登校率は高い

▶2017年6月 音楽室建設の為の第一弾クラウドファンディング成立 !!

▶2017年12月 『不登校・引きこもり解消支援アドバイザー』養成講座 開始
相談が多すぎて対応しきれないことから、支援者や学校関係者を対象に支援者の養成をスタート。初回の講座では定員15名に対し50名近い申込みが殺到。

▶2018年2月 音楽室が完成

▶2018年夏、ボランティアで音楽室の壁のペンキを塗りました!

▶2018年12月には通信制高等学校の提携校になりました!

学校名は地元の中高生にアンケートを取り『高田国際高等学院』に決定しました!

▶2019年8月 本校舎着工のための第二弾クラウドファンディング成立!!

▶2020年 コロナウイルス感染拡大のため、東北での支援活動を中止

▶2023年 サポート校 再開校準備を始めたところで、代表がコロナウイルスに感染し重症化

▶2024年 再びサポート校の再開校準備中

これからの物語

サポート校開設のために、これまでも何度かクラウドファンディングにチャレンジしてきました。時にはスタートしたばかりで熊本地震が起きて東北支援への寄付が止まったり、SNSのアカウントが盗まれて停止に追い込まれ、一切の広報活動ができなかったり、動き出した途端にコロナウイルス感染拡大によって現地での活動も、寄付活動もできない日々が続いたり。それでも諦められずにチャレンジしてまいりました。

そして、今回は、サポート校再スタートの為の、スタートアップの費用を確保できたなら、早々に生徒募集をする予定でいます。

通常のサポート校は特定の私立の通信高のサポート校なので、公立の通信高の子ども達も受け入れます。私立の通信高のサポート校があっても、公立の通信高の子ども達のためのサポート校は皆無だからです。更に私立の通信高であっても、人口の少ない地域にはサポート校がありません。『全ての通信高の子どもを受入れるサポート校』、これは恐らくは全国でも初めての試みのはず。

単に卒業単位取得を目指すだけのサポート校ではなく、卒業後に社会に出られるよう、在学中から地元企業にインターンやアルバイトで受け入れていただくことになっています。私たちが目指す未来

代表者メッセージ
”子ども達に伝えたいのは生きることの素晴らしさ”

『学校に戻らなくていい』報道ではこのような声のほうが圧倒的に大きいかもしれません。
しかし、私たちは学校は必要と考えています。学校は同じ年頃の子どもの中で成長できる大切な場所です。必要なのは共に学べる仲間です。不登校や引きこもりを経験した子どもたちに共に学べる場を提供し、いずれ人の輪の中で生きているように社会に送り出すこと、それが私たち大人の大切な役割だと考えています。

人はひとりでは生きられません。
人の輪の中で生きて、

泣いて、笑って、恋をして、
友達とぶつかったり、励まされたり、

傷つけたり、傷つけられたり、
パートナーを見つけて、家庭を作って、子育てをして・・・・
助けられたり、助けたり
それが人生

外に出られたら、その子どもには素晴らしい人生があるに違いありません。人生はいろいろあります。悲しいことも嬉しいことも。そういったことも含めて、人生は素晴らしいと知って欲しい。生きるとは寝て起きて、ご飯を食べて、というだけではありません。社会に出て、迷惑を掛けたり掛けられたり、助けられたり助けたり、人の輪の中で生きることにあるはずです。

そういった子どもたちに伝えたいのは生きることの素晴らしさです。

いろいろあっても、人生は素晴らしい と知って欲しい。

どうかこの先、一生引きこもりの生活が続くことがありませんように。

それが私の願いです。

返礼品について

当法人は認定NPOとなっており、寄付控除の対象とするには返礼品をつけられません。
返礼品はつけられませんが、年に一度、受領書と一緒に活動報告書をお送りいたします。
ご理解いただき、ご支援いただければ幸いです。

税額控除について

当法人は認定NPO法人であるため、寄付金の約40%が還付されます。

但し、一旦認定が切れるため、2024年10月31日までの寄付分についてのみ寄付控除が受けられます。

領収書について

ご寄附をいただいた方へ、毎年1回、1月下旬に寄附金受領証明書(領収書)を郵送発行いたします。なお、領収日付は、お申込み日ではなく、各決済代行会社から弊団体に入金された日付となります。
継続寄附(毎月のご寄附)や複数回寄附した皆さまには、前年1年間に当法人にて領収を確認させていただいた寄附金の合計額にて発行いたします。

活動・団体の紹介

マザーリンク・ジャパンは、

『いつの時代でも、どこに生まれても 、
 全ての子どもにとって、子ども時代が幸せなものであるように。
 母親であることに幸福感と誇りを持てる社会であるように。』という理念の下、

2011年の東日本大震災を機に誕生した非営利団体です。
被災地の子どもたちとその家族に寄り添い、時代とともに変化する社会のニーズに応えながら、
支援活動を展開してきました。ここでは、震災直後の緊急支援から始まり、
ひとり親家庭支援、不登校児童支援、そしてサポート校の設立への挑戦へと活動を続けてまいりました。

私たちが目指す未来

生きづらさではなく、愛が連鎖する社会へ

今後は、サポート校の本格的な運営を目指すとともに、これまでの経験を活かした不登校・引きこもり支援のノウハウを全国に広げていくことを計画しています。
また、子育て支援や若い世代への啓発活動にも力を入れ、社会全体で子どもたちを支える仕組みづくりに貢献していきます。これからも、変わりゆく社会のニーズに柔軟に対応しながら、子どもたちの未来を支える活動を続けていく所存です。

団体情報
認定特定非営利活動法人マザーリンク・ジャパン
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