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南相馬市小高区に開館した「おれたちの伝承館」を継続開館したい!
もやい展実行委員会
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支援総額
2,562,000
170%
目標金額 1,500,000
ネクストゴール 2,500,000
サポーター
240
終了しました
2023年10月22日 23時59分 まで
2017年よりスタートした福島原発事故をテーマにした複合アート展、「もやい展」の、新たなステージへのチャレンジ! 民々のほんとうの声を届ける、「おれたちの伝承館」を、歴史と文化が息づく町、福島県南相馬市小高区にオープンしました! アートによる震災伝承への試みをぜひ、皆さんとともに! 皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

2017年に産声をあげた「もやい展」。
アーティストの感性で福島原発事故の伝承を試みたアートプロジェクトは昨年まで東京・練馬、石川・金沢、東京・江戸川、神奈川・横浜と4回開催することができました。
アーティストが放つエネルギーに、ボランティアスタッフ、来場者の思いが反応して、空間そのものが、一つのインスタレーション作品となる展示を繰り広げてまいりました。

そしてこの度、もやい展アーティスト&スタッフと、南相馬市小高区の双葉屋旅館さんを中心に集まった皆さんがタッグを組んで、小さなアート展示場の設立が実現しました。

その名も「おれたちの伝承館

 展示するアーティストはもちろん、来場者の皆さんも一緒になって、福島原発事故がもたらした教訓を、自らのまことの表現で後世に語り紡いでいけるきっかけの場になれればと願っています。 まだ産声をあげたばかりのこのプロジェクト、一緒に支えてくださる仲間を募集しています!

「おれたちの伝承館」は、福島原発事故がもたらした現世の問いを、アートをはじめ様々な表現手段で「伝承」し、この事故を我が事と心痛める日本各地の人々と、この一二年、この地で生きることを選んだ大地の人々との「協働」に智慧と体を使い、そこから生まれる大きな「共感」をあまねく次の世代に橋渡しすることを目指します。人種、国籍、居住地、老若男女を問わず、ここに来ればみな表現者、そして伝承者。

 心の赴くまま、喜怒哀楽全てを受け入れる空間があなたを お待ちしています。

   ちなみに「おれたち」の「おれ」は、福島県浜通り地方はもちろん全国各所で性別問わず使われている1人称。
  
 原発事故は世に生きる全ての人々の問題と捉え、その伝承は公的なものだけに頼るのではなく、ひとりひとりの「おれ」たちが積極的に関わってほしいという願いを込めました。展示されているアート作品のそれぞれが、眠れる「おれ」たちをきっとすくい上げてくれることでしょう。

*開館当日のNHKニュース
*日本財団「Nipponn.com」web記事

https://www.youtube.com/watch?v=418CR7mXbzE&t=980s

東京新聞・山川記者による館内レポート

福島民友(2023.07.13)


そもそも「もやい展」とは、福島原発事故の災禍を後世に伝えようと、志を同じくするアーチストが集まったグループ展です。

「もやい」って何?

 「もやい」という言葉は、船のロープの結び方を意味しますが、それが転じて協働作業を意味します。地域社会の分断をもたらした水俣病。それを世に訴える社会運動が数々の苦難を乗り越えて到達した一つの理念「もやい直し」からその名称を拝借しました。

 福島原発事故でも人間、地域、そして日本の社会全体に大きな分断が起きてしまっています。その見えざる溝をアートで問いかけ、「もやい直し」をできないか?? まずは志を同じくするアーチストたちが真剣にこの問題に取り組み、同じ空間で作品を発表し、それが化学反応を起こすことで、ポスト福島事故に対する大きなメッセージを創出し、次の世代へと「語り紡ぐ」ことができるのではないか??

我々は見えない到達点を常に模索しながら、創作、発表の活動を継続してまいりました。
 「もやい展」は、2017年に写真家・ 中筋純の呼びかけで集まった東京・練馬区美術館での3人展で産声をあげ、2023年までに計4回開催してまいりました。
 これまでの総来場者数は、のべ10000名弱。

詳しい活動の様子はこちら
もやい展2021東京①もやい展2021東京②
もやい.next横浜①もやい.next②もやい.next③

「おれたちの伝承館」は「もやい展」が母体となった一つの進化系。被災当地との協働、共感を通じて福島原発事故を知らない未来世代への伝承を生み出すプロジェクトです。

「おれたちの伝承館」の出展アーティストは彫刻家、画家、版画家、CG作家、イラストレーター、造形作家、写真家、漫画家など多彩な顔触れです。
それぞれの力作が勢ぞろいしています!

青田惠子(布絵)・阿部尊美(写真・映像・インスタレーション)・安藤榮作(木彫)・大塚久(漫画)・片平仁(CG)・金原寿浩(絵画)・加茂昂(絵画)・小林桐美(版画・和紙造形)・坂内直美(絵画)・田野勝晴(インスタレーション)・豊田直巳(写真)・中筋純(写真・映像)・野口和洋(木口木版)・のぐちくみこ(イラストレーション)・前川加奈(絵画)・Mariko Gelman(インスタレーション)・山内若菜(絵画)・すぎた和人(絵画)・小原風子(絵画)・香本博(絵画)他

 これまでの展示も、みなさまからのご支援金と獲得した助成金そして代表:中筋の自己資金を元手に無料(金沢展のみ入場料100円)で開催してきました。それは、入場料という垣根を取り払い、福島原発事故がもたらした教訓を一人でも多くの方々の心の中に種下ろしをしたいという、運営事務局および出展作家の総意です。

 
 しかし、今回はまず展示空間を作り出す、いまだかつてないゼロからのスタートでした。


 倉庫改装のための資材費、電気工事など有資格者に頼まなければならない設備工事費は、岩佐財団の助成金、そして多年度にわたってプールしていた皆様からのご支援金で何とかまかなえました。

  それは、このプロジェクトに賛同してくださり、手弁当で遠路建設現場に駆けつけてくださった述べ100人以上の助っ人たちがいてくれたからできたことだと思います。この場を借りて感謝申し上げます。

●これまでの主な使用資材および経費概算

コンパネ200枚(約40万円)
単管・ジャッキベース・固定ベース・クランプ類一式(約20万円)
床、パネル塗装資材(約8万円)
ライティングレール部材費、および電設工事費(約25万円)
スポットライト一式(約10万円)
ヤッケ、軍手、防護メガネなど消耗品(約8万円)
ウッドデッキ資材(部材&塗装費含む約15万円)
設営助っ人兵糧(約20万円)
広報費用(チラシ製作&デザインほか 20万円)
天井画制作費:約45万円
その他雑費:約10万円

合計:約221万円


創業より守成が難し。
2023年7月12日。館の所在地、南相馬市小高区の避難指示解除7周年の日に、めでたくこけら落としができたものの、これからの運営を資金面、企画面でどうしていくか課題は山積しています。

●想定される課題
 1_館の運営人員確保と、人件費の確保
 2_館の固定費(家賃、水道光熱費の確保)
 3_館の補修費の確保
 4_今後の企画展、ワークショップ、イベントの考案
 5_アーティスト・イン・レジデンス としての機能追加
 6_野外展示の拡充
 7_作品販売などギャラリーとしての運営システムの構築
 8_作品収蔵庫の確保

特に館の長期継続開館を維持するためには、家賃光熱費など固定費のほか、最低限の経費が必要になってきます。

●今後の継続運営に必要な最低限の1ヶ月あたりの経費概算

伝承館本館家賃および光熱費(月額6万円)
伝承館レジデンス(スタッフ宿泊所)家賃および光熱費(月額4万円)
補修および展示替え積立(月額3万円)
スタッフ必要経費(@3300円×30日≒10万円)
追加広報費用積立(月額1万円)

合計:約24万円(年間概算288万円)

概算で年間288万円の経費をいかに捻出して行くか?
無料開館を維持継続するためには、我々が果敢に助成金や協賛金の獲得をし、運営資金を捻出するのはもちろんのこと、当館の趣旨に賛同していただいた上で継続的な資金的サポートを支援者の方々にお願いしなければなりません。

今回開催するクラウドファンドは、館の工事のため資金的ストックが枯渇してしまったため、当面の運営資金獲得のため開催したいと考えています。
若者たちの学びの場として機能していくためにも、人件費の確保、展示充実のための費用確保も目指していきたいところです!

よって、返礼品重視の昨今のクラウドファンドとは形態が異なり、返礼はささやかなものとなります。ご理解いただけると幸いです。

ご支援金の使い道
水道光熱費込みの本館家賃約1年分720000円
スタッフ人件費・交通費補助約半年分620000円
ワークショップ、展示替え費用160000円

目標額以上集まった場合は、スタッフ人件費、本館家賃に充てさせていただきます。

産声をあげたばかりの「おれたちの伝承館」の継続開館に皆様の熱いお力添え、何卒よろしくお願い申し上げます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ここからは代表:中筋による「おれたちの伝承館」開設までの簡単な報告です。もしよろしければご一読ください。

「おれたちの伝承館」

2018年初夏のこと。

福島第一原発から南へ10キロの、双葉郡富岡町の海食崖の上。かつてあった展望が売りの料理旅館は基礎部分を残して更地になり、崖を吹き上げる浜風が一面に生えた草を揺らします。あたりを彷徨い潮騒に耳をすますと

「ここで美術館ができないかなぁ~」

ふとした妄想が湧き上がりました。

震災遺構とも言える旅館のコンクリートの骨組み、日出る太平洋ににひらけた導線、恵みを与えながらあの時牙をむいた海、そして遠望できる第二原発の建屋、、、。

 周辺の環境をも融和させた一つの震災伝承の表現スペースを作ってみたいという気持ちが湧き上がったのです。

 そう、「おれたちの伝承館」のプロジェクトが発芽した瞬間です。

「それだったらいい場所があるから行ってみない?」

 それから数年後、私が美術館向きの場所を探していることを知った小高駅前の旅館「双葉屋」の女将・小林友子さんに小高の街を案内していただきました。廃校になった高校、大きな屋根裏のある個人宅、、それぞれが小高という街が味わった苦難の時間を物語っています。

廃校になった小高商業高校を視察

友子さんは言います。

「原発に賛成とか反対とかじゃない。大事なのはここで何が起こったのかしっかり残して伝えていくことなのよ」

 友子さんとご主人は、復興の拠点となる旅館業を切り盛りする傍ら、原発事故被災地で地域をどう復活させるのかという難題に取り組むため、ウクライナ・チェルノブイリに学びに行き、その手法を取り入れ、試行錯誤されながらも現在に至っています。

 そんなご夫婦を慕って、双葉屋旅館には全国から、そして海外からも福島原発事故に対して様々な考えを持った人々が集います。皆が集う食堂は出会いの場。考えも立場も違う人が意見を交わせられるその空間は、浜通りに関わる人たちのまさにクロスロードと言えるかもしれません。

双葉屋女将友子さんと画家の山内若菜さん

 双葉屋旅館、2022年忘年会でのこと。貴重な出会いがありました。小高駅至近の設備屋さん跡地を自社倉庫に借りた方が、「おれたちの伝承館」プロジェクトに興味を示してくれたのです。

 そうなったら動きが早いのが「浜通り気質」なのか、翌日には物件内覧、年明けの訪問時にはすでに色々作業が始まっており、こちらとしてものんびりと構えてられません。7月末の相双地域の大行事、野馬追までにはなんとか完成させたいなぁ、、などと頭の中で青写真を描いていたのですが、

「オープン、7月12日じゃダメかなぁ、、、」

はい、女将さんの「おかみ」の一声で、開館日は決定! とともに埃をかぶった倉庫を半年後に美術館に仕立て上げるという前代未聞プロジェクトX超越したプロジェクトインフィニティの幕開けです。

おれたちの伝承館候補物件の倉庫視察(2022.12.19)
館内の吹き抜け空間に圧倒される。完成イメージが湧き上がった瞬間


7月12日

 土日でも祝日でもない水曜日。
 この日が開館日に決まったのには訳があります。
 ご存知かもしれませんが、「おれ伝」のある南相馬市小高区は福島原発事故のあと20キロ圏内警戒区域となった場所です。2012年春に昼間の立ち入り制限が解除されたものの、居住は許されず、完全に避難指示が解除されたのが2016年7月12日という訳です。

 小高は2006年に原町市、鹿島町と合併し南相馬市になるまでは独立した自治体でした。

 太平洋から昇る朝日が海岸部の村上城址を照らし、町を貫く小高川の桜並木が咲き誇り、ひらけた青空に雲が流れ、浜風に揺れる黄金色の田んぼ、、四季折々の自然が織りなす風景が目に優しい小さな町でした。
 かつては相馬氏の本拠城下町であり、島尾敏雄、埴谷雄高などの文人、憲法学者の鈴木安蔵、夜ノ森の桜並木を植樹された明治期の政治家半谷清寿を輩出した、文化的香りのする街です。

 震災前の人口は約12800人。しかし2023年現在、人口は3850人にまで減少しています。

「立ちはだかる難題」

 いざ工事を始めるぞ! という時に立ちはだかったのが、放射能汚染の問題です。原発事故で避難区域となった小高は環境省主導で宅地や道路などは面的な除染が行われました。伝承館の敷地も汚染された表土が剥がされ客土された上に分厚い砂利が敷かれています。

本館も宿舎もまずは表面汚染の測定作業から始まった


 ですが、意外と盲点だったのが建物の内部。工事に携わる仲間や館の落成後に来てくださる方の安全を担保するために、かつて原発で働いていた専門家の指導のもと徹底的に清掃するのが工事の第一歩。実はこの清掃作業に本館&レジデンス(作業ボランティアの宿舎)を合わせて約2ヶ月もの時間を費やしました。


 見えないものとの戦い、、。この12年、現地の皆さんがしてこられたことを体験するような作業。春とはいえ、ヤッケにゴム手袋に防護メガネの完全装備で行う清掃作業はとても辛いものでした。まさに原発事故の残していった災いを肉体で感じる瞬間でした。

アーティストの金原寿浩さんも除染作業に参加。ありがとうございます

「見えないということはどういうことなのか?」

 湿らせた使い捨ての紙雑巾で、もはや自分の目で汚れが確認できない床や壁をひたすら拭く。そして見えないということは何なのかをひたすら問い続ける辛い作業。専門家の再測定の結果に一喜一憂しながら、ある時はこの現実を作り出した根源に怒りを感じ、またある時はこの現実に向き合い再び立ち上がろうとする人々に共感と敬意を抱いた。そしてこの辛い作業に参加してくださった仲間に心から感謝するとともに、原発事故がもたらしたこの現実をきっちりと伝えていかなければならないと、改めて意を決するのでした。

 この作業に参加してくださった助っ人の方々、出展アーティストのみなさんには感謝の言葉しかありません。

館内除染作業の模様

「風の人たち」

 本格工事が始まってからも各地から助っ人が集まって来てくださいました。

「お役に立てるかどうか、、」

 
 風のように現れては挨拶がわりにこんなセリフを吐くものの、蓋を開ければ工事に汗を流し、こうすればいいんじゃないかああすればいいんじゃないか?と知恵を出し合い、一緒に飯や酒を食らい雑魚寝をして


「完成したら、また来るね!」


と風のように去っていく。
 太平洋から吹く浜風、阿武隈から吹く山風が交わる小高は風の街。そこに集まった「風の人」たちの手で、伽藍堂だった倉庫は徐々に姿を変えていきました。

「天井画」

 伝承館工事現場に一番たくさんの風が集まり渦を巻いたのが、天井画の吊り上げ、6月26日、27日のことです。

 初めてこの箱に足を踏み入れたときに天を貫く8メートルの吹き抜け空間に圧倒され、ここに曼荼羅のような天井画を設置し空間の心臓部にしたいという思いが湧き上がりました。その話を震災後福島・飯舘村に通い続け数多くの重層なイメージの作品を残している画家の山内若菜さんに相談しました。彼女は即座に小高まで足を運んでくださり、小高の土地を歩き、空気を吸って土地を感じ、土地の人の話を聞き、伝承館の核となる絵を描くこと快諾いただきました。5×7メートルの巨大絵画です。

天井画吊り上げ前に加筆に余念がない山内若菜さん

 天井画の製作は平塚市の美術館アトリエで行われましたが、全展開しての加筆修正は工事中の現場で6日間行われました。その時の彼女の絵に向かう姿はまさに全身全霊。制作は深夜まで及びました。仕上がった巨大天井画は、小高が、そして福島が歩んだこの12年の苦難の道と、それでも立ち上がり生きていこうとする命のきらめきが描かれた大曼荼羅です。


 同時に、天井画を吊り上げる2階では作品をマウントするフレームを製作する建具屋さん、滑車やフックの配置をはじめ足場の整備などの作業が進みます。そして吊り上げ日前夜、次々と集まって来る風の助っ人たち。

加筆中の山内さんの上では建具屋さんの増田氏がフレーム作りに奮闘

 フレームを宙に浮かせて絵を下から貼り付ける前代未聞の難作業。風に煽られないように窓を締め切った倉庫の二階は蒸し風呂状態でした。

果たしてフレームへのマウントはうまく行くのか、、
高所作業のプロ、今野、吉原両氏の作業を見守る

総勢20数名40数本の手が絵のテンションを保ち、ローリングタワーに乗った高所作業の猛者のお二人が山内さんの指示に従って絵をフレームに打ち込んで行きます。

吊り上げ前の最終チェック。普段は笑顔の山内さんの真剣な眼差し


 そして27日午後3時27分、巨大な天井画は皆の力で引き上げられ無事天井の鉄骨に設えたフックと合体。それはきっと集まった風の人たちが天へと昇る気流を作り上げたのでしょう。倉庫だった建物が「おれたちの伝承館」としての鼓動を始めた瞬間です。

吊り上げ完了。館の心臓が鼓動を始めた瞬間

「怒涛のラストスパート」そして奇跡の開館

 無事天井画は吊り上がったものの、開館まで残すところあと2週間。1階は壁の骨組みさえできていないところがあります。毎日ふらっと現れる「風の人」の力を借りて、展示壁の設置、塗装、2階床板の交換、、、連日の猛暑の中、怒涛の突貫工事が進みます。

 開館数日前からは出展作家も続々と現れ、仕上げが終わった2階から続々と作品が埋まって行きます。

床に壁、塗装作業は延々と。はるか金沢、青森、京都からも助っ人が来てくださいました
無料開館継続はこの箱が置かれた後の「重さ」にかかっています!

 開館数時間前までグラインダーの音が鳴り響き、コンパネや単管などの部材が散乱した館は開館1時間前にようやく体裁が整うことに、、。

 そして7月12日、南相馬市小高区の避難指示解除の日に「おれたちの伝承館」は多くの方の拍手とともに無事にこけら落としのシャッターを開けることができました。

7月12日15時。なんとか開館にこぎつけた

 これは、紛れもなく地元小高の皆さんと、各地から集まってくれた「風の人」たちが作り上げた旋風のような奇跡です。

 開館から数日、地元小高の初老の男性が見学に来てくださいました。30分後出てきた男性は

「ここは小高の無念を晴らす場になるだろう。ありがとう」

と言って立ち去って行きました。これ以上嬉しい感想はありません。小高の無念が原発被災地、そして福島の、日本の、世界の無念となって、原発事故が起こしたカタストロフが広く後世に伝承されることを願ってやみません。

 館の前の田んぼ道をはしゃぎながら下校する高校生たちの未来の姿を想像しながら、なんとか出帆した「おれたちの伝承館」、願わくば末長い航海に出たいものだと、スタッフ一同心に誓った次第です。

 これからも「おれたちの伝承館」何卒よろしくお願いいたします。

東京新聞・片山記者が何度も取材にこられて素敵な記事を書いてくださいました
運営費カンパ3000円コース
運営費カンパ3000円コース
金額3,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください)
運営費カンパ5000円コース
運営費カンパ5000円コース
金額5,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー3枚セット 2023年10月お届け
運営費カンパ10000円コース
運営費カンパ10000円コース
金額10,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー5枚セット 2023年10月お届け
出展作家ポストカード詰め合わせ
出展作家ポストカード詰め合わせ
金額10,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆出展作家ポストカード15枚セット(図柄はあらかじめセットされています) 2023年10月お届け
中筋純小冊子「流転」&堀川ご夫妻「手紙~お母さんへ~」
中筋純小冊子「流転」&堀川ご夫妻「手紙~お母さんへ~」
金額10,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆「流転」:数量限定発売の冊子。A4判18ページフルカラー(用紙はサテン金藤使用)。被災地の四季の写真に詩を添えた1冊です。 [手紙~お母さんへ~」 浪江町から富士市に避難されている堀川文夫・貴子さんが出版された絵本。 浪江にいるときからいつもそばにいた愛犬ももの目線で描かれた震災、そしてその後のストーリー。 絵は文夫さんの教え子各人が、編集は浪江の同級生が、文は貴子さんが手がけた、オール浪江&先生の教え子の手で仕上がった絵本です。 2023年10月お届け
サイン入り!中筋純写真集「コンセントの向こう側」1冊
サイン入り!中筋純写真集「コンセントの向こう側」1冊
金額10,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆サイン入り中筋純写真集「コンセントの向こう側」1冊 2023年10月お届け
床板にサインコース
床板にサインコース
金額15,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー3枚セット ☆床板にあなたのサインを!(サイズ15㎝四方以内。ご来館時にサインペンにてご記載ください。ご来館が難しい場合は、代筆も可能です。)
おれたちの伝承館1日館長
おれたちの伝承館1日館長
金額50,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー10枚セット 2023年10月お届け ☆おれたちの伝承館館長体験 現地までの交通費はご負担ください。 ☆歴代館長名鑑掲示
今野館長(仮・仮)と行く 被災地ガイドツアー
今野館長(仮・仮)と行く 被災地ガイドツアー
金額100,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー10枚セット 2023年10月お届け ☆元原発作業員で避難者の今野寿美雄氏による、ガイド付き被災地巡り。 日程は相談の上決定します。 1名まで同行可能。 最寄り駅までの交通費はご負担ください。
中筋館長(仮)と行く ひみつの丘りツアー
中筋館長(仮)と行く ひみつの丘りツアー
金額150,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー10枚セット 2023年10月お届け ☆館長(仮)中筋純が、マル秘撮影スポットへご案内いたします。 日程は相談の上決定します。 1名まで同行可能。 最寄り駅までの交通費はご負担ください。
団体情報
団体情報
運営費カンパ3000円コース
運営費カンパ3000円コース
金額3,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください)
運営費カンパ5000円コース
運営費カンパ5000円コース
金額5,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー3枚セット 2023年10月お届け
運営費カンパ10000円コース
運営費カンパ10000円コース
金額10,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー5枚セット 2023年10月お届け
出展作家ポストカード詰め合わせ
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金額10,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆出展作家ポストカード15枚セット(図柄はあらかじめセットされています) 2023年10月お届け
中筋純小冊子「流転」&堀川ご夫妻「手紙~お母さんへ~」
中筋純小冊子「流転」&堀川ご夫妻「手紙~お母さんへ~」
金額10,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆「流転」:数量限定発売の冊子。A4判18ページフルカラー(用紙はサテン金藤使用)。被災地の四季の写真に詩を添えた1冊です。 [手紙~お母さんへ~」 浪江町から富士市に避難されている堀川文夫・貴子さんが出版された絵本。 浪江にいるときからいつもそばにいた愛犬ももの目線で描かれた震災、そしてその後のストーリー。 絵は文夫さんの教え子各人が、編集は浪江の同級生が、文は貴子さんが手がけた、オール浪江&先生の教え子の手で仕上がった絵本です。 2023年10月お届け
サイン入り!中筋純写真集「コンセントの向こう側」1冊
サイン入り!中筋純写真集「コンセントの向こう側」1冊
金額10,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆サイン入り中筋純写真集「コンセントの向こう側」1冊 2023年10月お届け
床板にサインコース
床板にサインコース
金額15,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー3枚セット ☆床板にあなたのサインを!(サイズ15㎝四方以内。ご来館時にサインペンにてご記載ください。ご来館が難しい場合は、代筆も可能です。)
おれたちの伝承館1日館長
おれたちの伝承館1日館長
金額50,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー10枚セット 2023年10月お届け ☆おれたちの伝承館館長体験 現地までの交通費はご負担ください。 ☆歴代館長名鑑掲示
今野館長(仮・仮)と行く 被災地ガイドツアー
今野館長(仮・仮)と行く 被災地ガイドツアー
金額100,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー10枚セット 2023年10月お届け ☆元原発作業員で避難者の今野寿美雄氏による、ガイド付き被災地巡り。 日程は相談の上決定します。 1名まで同行可能。 最寄り駅までの交通費はご負担ください。
中筋館長(仮)と行く ひみつの丘りツアー
中筋館長(仮)と行く ひみつの丘りツアー
金額150,000
☆サンクスメール ☆HPご芳名掲示(不要な方はお知らせください) ☆おれ伝ステッカー10枚セット 2023年10月お届け ☆館長(仮)中筋純が、マル秘撮影スポットへご案内いたします。 日程は相談の上決定します。 1名まで同行可能。 最寄り駅までの交通費はご負担ください。
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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