プロジェクト概要(教育 × 多様支援 × 循環型共創)
南スーダンの難民キャンプで授業を待つ子どもたち、
元少年兵として育った青年がミニ四駆で“エンジニア”になる訓練を受ける教室、
日本では、小学生が世界各国と繋がり、食品ロスや平和について考えている。
紛争地や難民キャンプで“教育”を軸に、日本と世界をつなぐのが「なかよし学園」です。
ふりかけ、ミニ四駆、金継ぎネクタイ、災害支援キット……
わたしたちのプロジェクトには「きっかけ」が無限にあります。
なかよし学園への寄付は、ただの支援ではありません。
「教育で社会を変える」という、共創のスタートです。
2025-08-13 18:32
戦後80年の日本から、戦後0年のシリアへ。広島・長崎・対馬の平和のメッセージが、戦火の街へ届く

なかよし学園プロジェクトは、経産省「世界とつながる学びプロジェクト」の一環として、広島・長崎・対馬の生徒が制作した平和教材をシリア・ケニアへ届けました。広島県三次市十日市中学校の生徒は絵本『はじめてのヒロシマ』を英訳し、対馬西部中学校は平和カルタを制作。現地では朗読や授業を行い、学校図書館へ寄贈しました。シリア・デリゾールでは戦後0年の街並みと広島・長崎の戦後の姿を重ねる声が上がり、副知事から「教育こそ復興の力」との言葉をいただきました。生徒たちは「願う平和」から「行動する平和」への一歩を踏み出しています。
平素よりご支援を賜り、誠にありがとうございます。
本年7月29日、なかよし学園プロジェクトは、戦後復興を目指すシリア・デリゾール市において、平和教育授業を実施いたしました。これは経産省「世界とつながる学びプロジェクト」の一環であり、全国の子どもたちの想いが詰まった教材を通じて、平和のバトンをつなぐ取り組みです。
PR TIMESプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/r...
活動のハイライト
- 「はじめてのヒロシマ」(英訳)
三次市立十日市中学校の生徒100名が英訳したこの絵本は、ケニア・シリアで朗読・解説され、現地学校の図書館にも寄贈されました。

・長崎の紙芝居『瞳の中の子どもたち』朗読
被爆体験を描いた教材を現地で活用。教育部長からは、「教科書中心の教育に新しい気づきを与えた」と高評価。

・対馬西部中学校制作の「平和カルタ」
探究学習から生まれたカルタは、現地で授業に使用され、“遊びを通じた平和の学び”として注目を集めました。

・教育による再生授業
光の授業、人体エプロン授業、「お笑いが平和をつくる」など、創意工夫あふれる授業は地域教育に革新をもたらしました。

シリアでの反応
かつて栄えた市街地は瓦礫と化し、住民の言葉には「まるで広島のようだ」という切実な想いがこめられていました。行政関係者からは…
「日本が焼け野原から復興した道筋を示してくれたことに感謝する。教育が私たちが再び立ち上がるための力となる」
という力強い言葉をいただきました。
今後の展望と感謝の言葉
本活動を通し、生徒たちは「願うだけでなく、行動する平和」への一歩を踏み出しました。現在10〜12年生への学びを広げるとともに、さらなる国際教育支援モデルとしての発展を目指しています。
継続的にご支援をいただける皆さまのお力があってこそ、次の世代に希望を紡ぐ教育が実現しています。今後とも、温かなご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
なかよし学園プロジェクト事務局