活動・団体の紹介
一般社団法人ねっとワーキングは、厚生労働省の発達障害児者および家族等支援事業(都道府県、市町村)の一環として、2016年度より足立区のペアレント・メンター事業をスタート、2024年に新たなスキームとして支援センター内に相談室を設けて発達障害児の家族に対するサポートを行ってまいりました。
活動の背景、社会課題について
ペアレント・メンター事業やペアレント・トレーニング事業は家族等支援事業として極めて重要です。しかし、ペアレント=親支援という言葉の意味合いからこぼれ落ちる家族がいることに多くの人は気づいていません。それはステップファミリーや里親、親族や知人の養育者です。血の繋がりがない、実の親ではないけれども家族として子どもを迎え入れている家庭が少なからずあるという事を、伝えていくことも社会課題です。そこで私たちは、現状のペアレントメンター事業以外に、少し意味合いを広げた「P(ピア)メンター」を自主事業として行う必要性を感じた次第です。
活動内容の詳細、実績について
足立区民に向けた「発達障がいの子を持つ親に対する支援事業」として「ペアレント・メンター」事業を展開してきました。2016年度から2023年度までで総稼働件数935件、総受益者数は延べ3,200人を超えています。足立区民に対しては中途養育者に対する支援も分け隔てなく行いますが、「ペアレント(親)」という意味合いから、利用を憚られる家庭も多く存在していると感じています。
代表者メッセージ
私は2015年より、ペアレント・メンター事業の重要性について足立区と共に歩んでまいりました。紆余曲折もありながら、9年間行政ととタッグを組み、発達障害に関わる家族のサポートに徹して事業運営をしてまいりました。
しかしながら、実は私自身が、親族の子を引き取り養育していた経験があります。「ペアレント」という言葉には、言いようのない疎外感を感じていました。ステップファミリーや里親、養子縁組家庭など、中途から養育に携わることになった方々は、やはりこの制度を利用するのを憚られてしまうと感じていたのです。
そこで、現状の「ペアレントメンター」とは少し枠組みを広げた「Pメンター」を養成し、全国にサービスを行えるようにしたいと考えました。
そのためには、現行の行政の枠組みも越えなくてはなりません。
どうか、皆さんにも、他人事ではない、自分の家族にも起こりうることとして、ご支援を頂けますよう、心よりお願い申し上げます。
寄付金の使い道について
あなたのご寄付は、子どもや養育者の居場所づくり、ピア・メンターの育成、そして地域を越えた支援の拡大に役立ちます。
- 1,000円 → 子ども1人分のおやつや教材の準備
- 3,000円 → 養育者1人が参加できる交流・相談会の運営サポート
- 5,000円 → 足立区外の家庭にもP(ピア)メンター支援を届けられます(現在は実費が必要ですが、あなたの寄付でその壁を越えられます)
- 10,000円 → 子どもと養育者が安心して参加できる体験活動や交流イベントの開催