「思いがけず、子どもを育てる役割を担うことになるかもしれません。」
病気や離婚、経済的な事情などで、親が子育てを続けられなくなるとき、祖父母や叔父叔母、継親が子育ての役割を代替することがあります。これは特別なことではなく、どの家庭にも起こりうる現実です。
しかし、こうして子どもを育てる立場になった養育者には十分な支援が届かず、孤独や不安を抱えやすいのも事実です。親族や継親、里親など「中途養育者」と呼ばれる立場は社会的にも見えにくく、制度の網から漏れてしまうことが少なくありません。発達障がいのある子を育てる家庭では、その困難はさらに大きくなります。
足立区では、発達特性をもつ子どもの養育経験者が同じ悩みを抱える保護者を支える「ペアレント・メンター」事業が展開されています。多くの家庭に安心と希望を届けてきたこの仕組みを、私たちはさらに広げたいと考えています。
親だけでなく、祖父母や継親、親族など多様な養育者が仲間として支え合う「P=ピア・メンター」の仕組みをつくり、地域を越えて助け合える社会を目指します。
子どもの不公正をなくし、孤立せずに育てられる社会をつくるために、あなたの力を貸してください。