寝屋川市民たすけあいの会

大変な1年でしたが、 みなさんのおかげで活動を継続できました。

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会発足から43年。大きな変化の年でした。 いつも寝屋川市民たすけあいの会をご支援くださり、ありがとうございます。 2018年台風21号の被災から3年、道路拡幅に伴う立ち退きがあり、今年は大きな変化の年になりました。 発足以来、象徴にもなっていた「たすけあいホーム(ボランティア・ビューロー)」の取り壊し。そして「ぼちぼちはうす」の解体にともない、新しい「ぼちぼちはうす」の建設を行いました。  ようやく落ち着きが見えてきたこともあり、新しい取り組みとして、「寝屋川コミュニティフリッジ」を立ち上げました。 こうした挑戦ができたのもみなさんのご支援や温かい言葉があったからこそです。今後もみなさんからの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。 寝屋川市民たすけあいの会  法人 共同代表理事 後藤雅子     共同代表理事 中務飛鳥 ボランティアグループ  代表  森川加代 事務局長 冨田昌吾 寝屋川難病連絡会 代表 村井謙太

2020年度~2021年にかけての 寝屋川市民たすけあいの会

①2018年台風21号からの被災からの復興がようやく一区切りつきました

 2018年9月4日に関西地方を襲った台風21号。寝屋川市民たすけあいの会に大きな被害を残していきました。

https://youtu.be/-WJ8POadez4

長きに渡り、その復旧復興に際し、みなさま方からのご支援をいただき、ようやく一区切りがつきました。

 重ねて、たすけあいの会の前の道の拡幅工事に伴う立ち退き&建物の取り壊しがありました。

2018年9月から2021年7月末まで、のべ630人のみなさま(おそらく集めてくださった団体さんへの寄付をふくめればもっと多くの方)から、20,187,453円の寄付をいただきました。加えて、被災障害者支援 ゆめ風基金様から500万円のご支援もいただきました。

 たくさんの応援メッセージもいただき、ご支援とともに、会存続、ぼちぼちはうすの継続をなんとか達成することができました。

 

②新しい「ぼちぼちはうす」の建設

 道路の拡幅工事に伴って2000年から「ぼちぼちはうす」として使わせていただいていた建物も取り壊しされることになりました。台風の被害の少なかった通称「新館」は残りましたが、広さなど十分ではありません。今回の立ち退き騒動で、建物の大家さんと話しあいを重ね、この4月1日より、特定非営利活動法人寝屋川市民たすけあいの会が、地主様から直接土地をお借りすることになり、「ぼちぼちはうす」を建設することになりました。4月から手続きをはじめ、最速の方法を考え、7月末には最低限、使うことのできるようになりました。新しい「ぼちぼちはうす」の誕生です。

③歴史とともに歩む 残された古い建物も最大限活用しつづけます

 冒頭の写真は現在の事務所です。被災の前は「ゆと・りろ」として利用していました。(「ゆと・りろ」は敷地外の別棟の「すだち」の2階に移動して活動をつづけています。)この建物と中続きになっている2つの建物(アテリアと新館)も、みなさまからのご支援により、最大限、修理と改修をさせていただきました。

 新しい「ぼちぼちはうす」は旧の「ぼちぼちはうす」よりかなり狭くなっており、活動の広がりを考えると十分でないところがあります。また、資金の面で厳しいこともあり、最大限活用していこうということになりました。日中の活動のサブ的な場、ボランティアのみなさんの集まる場として、活用していこうと考えています。

④たすけあいホームの雰囲気と国産木材のにおい

 新しい「ぼちぼちはうす」と古い建物の間、台風で吹き飛んでしまった桃の木のあとに、吉野杉でできた「トラベリングボックス」ができました。

 これは、台風21号の被災の時に、私たちが発足からずっと取り組んできた「たすけあいホーム(ボランティア・ビューロー)の取り組みを残してほしいといういつも連携させていただいているみなさんが立ち上げていただいたプロジェクト「台風被害の【寝屋川市民たすけあいの会】復旧支援にご協力下さい」

https://readyfor.jp/projects/tasukeai 
 

 というプロジェクトに端を発しています。

 被災と立ち退きの結果、残念ながら、私たちは43年前の発足当初からの拠点を失ってしまうことになりましたが、ちょっと立ち寄った方と縁側のような感覚でお話しができる「場」がどうしても欲しく、みなさまのご支援をこういう形で活用させていただきました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000083666.html

 これもいままでの取り組みの精神(spirit)を引き継ぎつつ、さらにグレードアップさせていこうと思っています。コロナのせいで、以前のようになかなか気軽に「いつでも来てください」といいづらい気運ですが、来年くらいには、そんな呼びかけをみなさんにできるようになればいいなと思います。

【右下の写真はこの小屋(トラベリングボックス)に使われている木材のふるさとの森です。奈良県宇陀市】

 

寝屋川コミュニティフリッジ

 「フリッジ」とは「冷蔵庫」のことです。「コミュニティ・フリッジ」とは「地域の公共冷蔵庫」。2010年代に欧州で始まり、10年代後半に世界中にひろがりはじめているそうです。街角やショッピングセンターの中に冷蔵庫が置かれ、その中に地域の人や支援団体が食糧を入れ、必要な人が持ち帰ることができる仕組みです。

 日本でも2020年くらいに取り組むところが出て、岡山でシステマチックな取り組みがはじまりました。その岡山・北長瀬コミュニティフリッジのノウハウ移転を受けて、2021年10月28日に「寝屋川コミュニティフリッジ」が立ち上がりました。

 立ち上げのためのクラウドファンディングには57人の方から、130万円のご支援をいただきました。

ご支援いただいた皆さま、ありがとうございました!

  

 

収入

支出

クラウドファンディング

1,300,000

 

備品、消耗品費

 

209,640

冷凍庫

 

68,600

ネットワークへの支払い

年会費、システム使用料

 

162,500

建築工事

 

358,980

電気工事

 

297,220

クラウドファンディングサイト手数料など

 

53,634

合計

1,300,000

1,150,574

※11月30日現在。差額については、今後、運用しながら必要な備品を購入したり、提供する食品などの購入にあてさせていただます。

 今後は、食品ロス×生活困窮者・こどもの貧困支援×社会的孤立 の課題解決を目標に、取り組みを進めていきたいと思います。食品の支援や資金の支援、取り組みの拡散などでご支援ください。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://peraichi.com/landing_pages/view/neyagawacommunityfridge/

 

ひきこもり支援&相談支援からみえる現在

 たすけあいの会が活動の柱の一つとしてずっと取り組みを続けさせていただいている「社会的孤立(ひきこもり)」支援&相談支援。

世相を表しているように相談や支援内容からその姿が浮かび上がってきます。

(1)一億総ひきこもり?ひきこもりの相談が上がってきにくくなっている

(2)8050/7040 ご家族の高齢化が顕著になり、ご家族では支えられない

(3)まだまだ、支援に結びついていない人たちがこんなにおられる。。。

あまり詳しく書くことはできませんが、箇条書きにすると、こんな感じ。コロナだからだけではなく、それまでにあった事象がコロナの社会の中で、一気にスピードアップして顕在化してきているように感じています。

第6回 寝屋川ハートアート展 2022年3月20日(日)~3月22日(火) 

公式サイト
https://neyagawaheart-art.jimdofree.com/

<これまで…>
 2015年3月に寝屋川市内初となる、生きづらさや心の病をもつアーティストによる作品展示会、「第1回 寝屋川ハート・アート展」が開催されました。3日間という大変短い開催期間であったのにもかかわらず400名を超すご来場があり、その反響は大きのものでした。以降毎年、出展数100点以上、来場者も400名を超すアート展として開催をしてきました。

 2020年3月も「第6回 寝屋川ハート・アート展」として開催予定でしたが、8月に延期開催も含めて、コロナ関連に伴い中止となっていました。

 しかし、「ハート・アート展実行委員会」であるメンバーや出展アーティスたちの意見や熱い思いから、会場での展示ではなくWEB展示という形で2021年3月に1ヵ月の期間限定で開催をいたしました。

<そして今年度は…>
 2021年6月に再び実行委員会をzoom会議にて開催。そこで、開催についての検討を行い、2022年3月に市民ギャラリーとWEB展の同時開催が正式に決定いたしました。

 またこの会議では、アート展への思いでもあるキャッチコピーも決定!!今年度もハート・アート展に向けたアーティストたちの熱い活動が始まります。

<2021年度のキャッチコピーは…>

『まっさらをぶつけろ!
  地底からよみがえった我々の作品は無敵だ!!』

 

【展示期間と展示場所】
2022年3月20日(日)~22日(火) 3日間開催

寝屋川市駅前図書館Carrel(キャレル)内「寝屋川市立市民ギャラリー」

*WEB展も同時開催!!

*「WEB展示」とはインターネット回線を使ったバーチャルな視覚のみの展示方法です。会場に人が集まるのではなく、ネット環境があればどこでも誰でも作品を見ることができる方法です。

ご寄付のお願い

 みなさまからいただいたご寄付は、寝屋川市民たすけあいの会の活動に活用させていただき、【制度のスキマ】になっている方たち、支援の届かない人たちへの支援と、そうした方たちの存在とその支援を発信していくために大切に使わせていただきます。どうぞご支援をお願いいたします。

また、寝屋川コミュニティフリッジの運営と食品などの購入は、寄付でなりたっております。重ねてのご支援をお願いいたします。

 

さまざまなご支援の方法

会費、寄付(都度寄付)

継続寄付

・イエローレシート(毎月11日 四條畷イオンに、寝屋川市民たすけあいの会のボックスが設置されます)

古本募金

・物品の寄付(物品の寄付の内容については、2か月に1度発行している「つなぐ」をご覧ください)

 

今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします。

これまで冊子としてお送りさせていただいてた年次の事業報告書ですが、今年からは印刷配布は行わず、インターネットでの閲覧のみにさせていただきます。

2020年度の活動報告詳細は以下からご覧いただけます

2020年度 事業報告 
会計報告(貸借対照表 活動計算書 財産目録 予算)をご覧ください。

 

団体情報
寝屋川市民たすけあいの会
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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