制度があっても使えない/制度やサービスのすきまにあるもの
私たちはいまから45年前の1978年に住民自らが地域のいろいろな困りごとを自分ごととして考えるため、団体をたちあげ、寝屋川市内に拠点をかまえました。
いまでは地域福祉ということばが一般的にも使われるようになりましたが、当時はボランティアという言葉も地域福祉という言葉も一般的ではありませんでした。
私たちの活動は21世紀になってから「草の根の民家改修型地域福祉」の草創期からのとりくみといわれるようになりました。
私たちが活動をはじめた頃からすれば、いまはずいぶんいろいろな制度やサービスが充実してきました。しかし、福祉制度や社会保障、それに類する制度やサービスが充実しても、いまだに、「制度があっても使えない」「制度やサービスのすきま」になってしまい、使うことができないという声は地域では少なくありません。いまだに、そんな声をおききするのです。
地域の特性からみえてくるもの
寝屋川市は人口23万弱の中核市です。大阪市の衛星都市として都市化をしました。そして、20年ほど前から「貧困の世代間連鎖」が起こっています。
ある小学校では生活保護の受給世帯が在校生の1/3を超えているだとか、祖父母から親、子どもまでずっと生活保護を受け続けているとか、そんな状態をきくにつけ、その連鎖を断ち切るための取り組みを関係団体と一緒に取り組んできました。
また、高齢化が進み現在は高齢化(65歳以上の方の割合)が進み、30%を超えました。
ところが、昨年からの新型コロナウィルスの流行によって、これまで見えてきていなかった人たちが、仕事を失ったり、食べるものにも困ったりという声が聞こえてきました。昨年、関係団体と一緒にそういった方への食糧支援のため、資金集めや食糧集めなどを行いました。
もともと、ボランティア活動からはじまった私たちの活動は、制度ありきではなく、さまざまな地域とのつながりからさまざまな人たちとのつながりをもってきました。
いまでは「社会的孤立」ということばが一般的にもつかわれるようになってきていますが、まさに、「社会的孤立」を防ぐための地域づくり、まちづくり、集まる場づくり、個別支援、相談支援活動を行ってきました。
そして、2021年より新しく「寝屋川コミュニティフリッジ」をたちあげることにしました。
わたしたちの「たすけあいのネットワーク活動」は支援をする側と支援をされる側を固定化しないという考え方が特徴です。いまのこの社会は「支援をする側」と「支援される側」をどんどん固定化し、分断を深めています。
日常の生活の中で、助ける活動が実は助けられていると思うことはないでしょうか?
いまは、支援を受ける側であっても、未来は支援をする側かもしれません。何より、食品ロスの問題は、余って捨てられてしまう食品などを有効に活用する活動です。支援する側とされる側は固定化されていません。お互いが食品ロスという環境問題に寄与します。
「たすけてください」と言える社会づくりとともに、「たすけてください」を言わないでもたすけあえる社会づくりをめざしたいのです。
私たちの活動がめざすもの/そして、わたしたちの活動から見えるもの
支援する側と支援される側を固定しない「たすけあい」活動は、時にわたしたちの「生きる力」を喚起し、制度やサービスが発展したいまだからこそ、その「スキマ」におちいってしまう人たちのかかわりの重要性を感じさせます。
貧困の世代間連鎖が四巡目に入り、人口23万人余の中核市ながら高齢化率が30%を超えている「このまち」で私たちの挑戦は続きます。そして、5年後、10年後の「あなたの街」に起こるだろうことを
ご支援の使い道
継続的にご支援いただいた寄付につきましては、
①寝屋川コミュニティフリッジの運営
②寝屋川コミュニティフリッジを通じて支援を行うにあたり必要とされるものの購入およびその経費
③社会的孤立、ひきこもり支援を行うための費用(人に関わる経費、運営費)
に活用させていただきます。
毎月の継続的なご支援をお願いします
マンスリーサポーターについてはクレジットカードのみでの受け付けとなります。
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どうぞよろしくお願いいたします。
※ 決済日について:お申込み時が初回の決済。翌月15日から2回目の決済となります。
(例)お申込み:9月5日 の場合
初回決済:9月5日 2回目決済10月15日
となります。
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継続寄付の中止のお申し込みについて
継続寄付の中止のお申し込みにつきましては、以下のお問い合わせフォームにて
お問い合わせ|寝屋川市民たすけあいの会 (neyagawatasukeai.org)
以下の2点わかれば3点
①ご支援者いただいた方のお名前 ②わかれば(会費または寄付の)申込日 ③ご支援いただいた方のメールアドレス
を明記していただき、継続寄付の中止をお知らせください
事務局の方で手続きいたします。