日本福音ルーテル久留米教会附属日善幼稚園は創立110周年を迎えます。日善幼稚園は、106年前に建てられ2019年に国指定登録有形文化財となった、ウィリアム・ボーリズ設計の教会堂の内外の施設を活用し、神様に見守られながら保育を行い、卒園生は様々な分野で活躍してきました。
しかし、106年経った教会堂の維持管理改修には過去6年平均で年100万円の経費が発生しています。また、付属施設である幼稚園舎は築50年を超え、今年1300万円をかけて園児や職員たちの安全に必要な外壁工事を行わねばなりませんでした。保育室を筆頭に園舎内も老朽化し子どもたちの為には改修新装が必要です。
教会堂は、礼拝等宗教行事や園児保育に使われる一方、市民に開かれ、コンサートやイベントの為に使われています。また、ボーリズ建築の研究者、専門家、関心をもつ一般の市民が見学に来られます。
老朽化した幼稚園舎は、園児が安心して過ごせるように保育環境を整える必要があります。幼稚園は、多様性の中で健常者、発達特質(障がい者)がともに過ごし、国際化の中で言語、文化の違いの子どもたちに寄り添い、園児が子どもらしく育つ保育の日々を歩んでいます。「みんなちがって みんないい 心ひとつに輝ける」子とされる保育に励んでいます。
次の100年に向けて教会堂の維持管理改修、及び日善幼稚園の保育環境整備の為、ご寄付をお願い申し上げます。
日善幼稚園の保育
1915年の創設からずっと、キリスト教精神にもとづく保育にこだわっています。
その根幹は、一人ひとりが神様の大切な子であり、神様から愛されていることを子どもたちが知ること。そして、教会は、あたたかな神様の愛を一身に感じられる空間として、100年以上、日善幼稚園の子どもたちのそばにあります。
その安心感をもとに、子どもたちは生活の中で、さまざまなものを感じ、考え、動き、学びます。保育者やご家族の寄り添いを受けながら、あるがままを大切にできる環境で、子どもたちは心を育んでいきます。
日善幼稚園の歴史
1915年に開園し、1916年に最初の卒園生を送り出した後、第2次世界大戦中及び戦後すぐの時期の閉園中を除き、100回の卒園式を行ってきました。卒園生は様々な分野で活躍されています。
日善幼稚園が直面する課題
幼稚園は、多様性の中で健常者、発達特質(障がい)者がともに過ごし、国際化の中で言語、文化の違いの子どもたちに寄り添い、園児が子どもらしく育つ保育の日々を歩んでいます。しかし、多様性と国際化を確保する為には様々な設備と専門家の助けが必要です。
また、少子化の中、幼稚園事業そのものの存続が難しくなっています。
代表者メッセージ
ルーテル教会が大切にする教えは、「信仰によって義とされる」という教えです。
「信仰」とは「神は愛である」ということを信じることです。全ての人が神に愛されたかけがえのない存在です。「義」とされるということは、一人一人がかけがえのない存在とされるということです。
ルーテル教会の教えを幼児教育・保育で実践しています。日善幼稚園が歩んできた109年間です。「日善幼稚園の保育は、こども一人ひとりの「心の育ち」に力を注ぐこと。どの子どもも神の愛の内あり、すばらしい賜物を与えられた一人ひとり『光の子』であると日々伝えていくことを土台に据えた保育です。」
「キリストの愛を伝え 共に成長する」より 元園長・岩切華代
神は愛です。すべてがここからはじまります。
日善幼稚園での最初の愛の出会いは 最初め(はじめ)の祝福
日善幼稚園での最初の愛の出会いは 最初め(はじめ)の受容
園長 竹田孝一
寄付金の使い道について
106年経った教会堂の維持管理改修には過去6年平均で年100万円の経費が発生しています。また、付属施設である幼稚園舎は築50年を超え、今年1,300万円をかけて園児や職員たちの安全に必要な外壁工事を行わねばなりませんでした。保育室を筆頭に園舎内も老朽化し子どもたちの為には改修や新装が必要です。
寄附金は、国指定登録有形文化財である日本福音ルーテル久留米教会教会堂の維持管理修復、及び附属日善幼稚園の保育環境整備(園舎外装・内装整備等)の為に活用させていただきます。