団体の紹介
NPOハロハロは2008年よりフィリピンと日本で地域の人が主役になるまちづくり活動に挑戦しています。生まれた場所や環境に左右されず一人ひとりが地域と国際社会に参画し豊かさを共有できるライフスタイルを世界へ広げようと、生活向上・教育・啓発3つの事業を展開しています。
このページは、2025年11月3日から4日にかけセブおよびボホール事業地を襲った台風ティノ緊急支援の応援のお願いとなります。10年以上に渡り活動をともにするセブおよびボホール現地協働団体との信頼関係のもと、現地の人々の手による現地に密着した緊急支援に取り組みます。
台風ティノについて
2025年11月3日夜から4日未明にかけ台風ティノがフィリピン中部を直撃しました。レイテ島上陸後、セブ島、ネグロス島と激しい雨と風を伴い通過し、河川の氾濫や堤防の決壊などによる大洪水がおこりました。濁流に家を流される、屋根まで浸水するなど、甚大な被害となっています。死者数は188人をこえ(2025/11/7付BBC)、行方不明者数も日を追うごとに増加しています。11月6日、大統領が国家災害事態を宣言しました。災害発生後4日がたちますが道路の不通、停電などのインフラ、家を失った多くの人を抱える避難所の機能不全が起こっています。なお、この台風は風雨の勢いそのままにベトナムそしてカンボジアへと、アジアへ被害を広げています。
弊団体事業地の被害状況
セブ事業地の状況
セブ州タリサイ市ドゥムログ村、約400世帯2,000名が生活しています



環境活動にともに取り組んできたホープ地区全289世帯の家屋が、河川の氾濫による洪水にのみこまれました。教育事業をともに進めてきたパガトパット地区、ルーマ地区も海沿いにあり、深刻な状況です。住民は3日から避難所におり死者こそいないとのことですが家屋家財全てを失った人々には帰る場所がありません。体育館や小学校などの一時避難所もあふれかえった状態です。多くの人々が狭い場所で、蒸し暑く、プライバシーもなく不衛生な環境での不自由な生活を強いられています。川や海沿いの危険な地域での生活を余儀なくされていた貧困層の人々の生活が、さらに困難な非常事態となっています。現地では食料、水、寝具、衣類、衛生用品、薬などすべての物資が不足していると連絡を受けています。


ボホール事業地(ボホール州ヘタフェ市アルマー)
ボホール州ヘタフェ市アルマー島(村)で、約200世帯1,200名が生活しています。



32世帯の家屋の屋根が損壊しました。被災後4日たつ今も停電が続いており、復旧の目処は立っていません。食料、水、薬などの物資が不足しています。
ボホール事業地は、9月26日の台風オポンでも被災しており、島の主要通路として使われていたデッキが壊れたまま復旧が進まず、住民の暮らしに支障が出ている状況です。
寄付金の使い道について
支援方法
セブ・ボホール両事業地の人々を対象に、現場に密着した草の根の緊急支援を行います
支援対象者:約500世帯 約4,200名
セブ州タリサイ市ドゥムログ村 約400世帯 約2,000名
ボホール州ヘタフェ市アルマー島(村) 約100世帯 約1,200名
10年以上に渡り活動をともにしてきたセブ現地協働団体 NGO Tulay sa Kinabuhi inc,(略称:TSK)、ボホール現地協働団体 NGO Alumar Seaweed Farmers Association inc,(略称:ASFA)を信頼し、現地の人々自らが生活する村を対象に草の根の支援活動を展開します。
*集まる支援金額によっては、現地NGOの手により、本当に支援を必要としていて支援が届きにくい地域にも緊急支援活動の対象を広げることがございます。
主な緊急支援物資
食料・水・日用品・衛生用品・寝具・衣類・薬・通信運搬費(ネット通信など)・旅費交通費(車両/ガソリン代)・家屋復旧にあたる清掃用具や建築資材など
緊急支援以上のご寄付が集まった場合、復興支援活動にあてさせていただくことがございます。最初の1,2ヶ月は緊急支援に集中し、食糧、水にはじまり、衣類や寝具など命をつなぐ物資の支援を中心に行います。2,3ヶ月後からは家屋の修繕・復旧に焦点をあて人々の日常をとりもどす息の長い復興支援活動行うべく2025年12月に復興支援用寄付サイトを立ち上げる予定です。
*ご寄付の最大20%は管理費に充てさせていただきます。NPOハロハロとフィリピン現地協働NGOの管理費があることで、現地の人々との連絡調整、寄付金の受け入れから現地での支出までの透明な管理運営、そして報告までを行えるようになります。
緊急支援にあたる現地協働団体ご紹介
セブ現地協働団体 NGO Tulay sa Kinabuhi(略称:TSK)
代表グレマーと事務局ガーリーを中心に、現地のニーズ把握と緊急性の判断、現地主導での支援活動となるよう配慮します。TSKとして
購入品の領収書など、実施経費などの会計報告がNPOハロハロへと上がってくるよう行います。


ボホール現地協働団体 NGO AlumarSeaweedFarmersAssociation(ASFA)
ASFAの代表ロルダン氏が中心となって、島の被害状況やニーズ把握など現地主導での支援を進めていきます。今後セブ事業地への支援物資の輸送などにも柔軟に動いていきます。



