みんなの学び場を守れ！ 冒険教育・野外教育を実践するための木造校舎を修繕したい！

クラウドファンディングご支援者の皆さま

平素より大変お世話になっております。
日本アウトワード・バウンド協会 エグゼクティブ・ディレクターの森田 瑛です。

年の瀬を迎え、皆さまにおかれましては、それぞれに一年を振り返られている頃かと存じます。
本年は、当協会にとりましても大きな節目の一年となりました。

改めまして、本年3〜4月に実施いたしました当協会初のクラウドファンディングにおいて、
約350万円もの温かいご支援をお寄せいただき、心より御礼申し上げます。

皆さまからのご寄付は、長野校の施設修繕および環境改善のために、確実に、そして大切に活用させていただいております。
本日は年末のご挨拶とともに、クラウドファンディング終了後から現在までの進捗についてご報告申し上げます。

ご支援を活用した施設修繕・環境改善の進捗状況

① 本校舎キッチン屋根の全面改修（約89万円／2025年12月）

長野校校舎の屋根の中でも最も傷みが激しく、早急な対応が必要であった本校舎キッチン屋根について、㈱小谷屋根様のご協力のもと、全面改修工事を無事完了することができました。

キッチンは、多くのプログラムにおいて参加者が自分たちで自炊を行う大切な場でもあります。今回の修繕により、参加者が安心して調理や食事に取り組める環境が整いました。

② 本校舎への網戸43枚の設置（約51万円／2025年6月）

これまで手作りの簡易網戸で対応してきましたが、夏季プログラム中の虫対策として、
本校舎全体に合計43枚のしっかりとした網戸を設置いたしました。

おかげさまで、夏の期間も参加者がより快適に過ごせる環境が整いました。

③ 生徒宿舎4部屋への壁掛けエアコン設置（約23万円／2025年7月）

年々厳しさを増す夏の暑さを受け、参加者が宿泊する生徒宿舎（定員8名×4部屋）に
壁掛けエアコンを設置いたしました。参加者が安心して休息できる環境が整いました。

④ 来年度予定：本校舎・体育館 大屋根の塗装（約309万円／2026年予定）

2026年中に、本校舎および体育館の大屋根の塗装工事を予定しております。
㈱小谷屋根様のご協力のもと、屋根の劣化を食い止め、建物の寿命を延ばすことを目的としています。

本来であれば全面改修（約1,500万円規模）が理想ではありますが、
篠伊知郎 建築士様とも相談のうえ、現時点では「塗装による予防的修繕」を選択いたしました。

なお、①〜④の総額は約472万円となり、クラウドファンディングのご支援総額を上回りますが、
不足分については、当協会がこれまで積み立ててきた基金より拠出致します。

長野校交流会にて修繕ワークショップを実施（2025年10月）

10月11〜12日に開催した長野校交流会では、
篠伊知郎 建築士のご指導のもと、本校舎2階多目的室の床を修繕する
セルフビルド型の修繕ワークショップを実施しました。

約2時間半の作業で、見違えるほど明るく美しい床に生まれ変わり、
「自分たちの手で校舎を守る」という学びの場にもなりました。

来年度以降も、こうした取り組みを継続していく予定です。

篠伊知郎 建築士様のご協力について

2025年4月のクラウドファンディング終了後、
信濃大町を拠点に古民家再生や山小屋建設を手がけられている
篠伊知郎 建築士様とのご縁をいただきました。

2025年5月には長野校全体をご検分いただき、
施設修繕の優先順位整理から、10月の修繕ワークショップの監督指導まで、
多大なるご支援を賜っております。

この場を借りて、心より御礼申し上げます。

篠伊知郎 建築設計事務所：ホームページ

オンライン報告会の開催予定

2026年2〜3月頃に、クラウドファンディングご支援者の皆さま向けオンライン報告会を開催予定です。詳細が決まり次第、改めてご案内申し上げます。

改めまして、皆様のご支援とお力添えに心からの感謝を申し上げます。
来年も引き続き、進捗をご報告してまいります。

どうぞ健やかに新年をお迎えください。

公益財団法人 日本アウトワード・バウンド協会
エグゼクティブ・ディレクター
森田 瑛