運営上の課題
私たちは、展覧会事業や教育普及・鑑賞支援事業・作品の修復・保存などに取り組んでおり、私立美術館・私立博物館として自助で運営をしてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症パンデミックでの経験を踏まえ、今後もスローガン「みんなのマイミュージアム」の下で事業を継続し運営を維持するために、持続可能な収益構造への転換を迫られています。
さらなる挑戦
文化・芸術を未来につなぐことはとても大切ですが、簡単なことではありません。私たちは多くの課題を抱えながらも、様々な活動を通じて、未来の社会のために挑戦し続けます。たとえば、100年以上前に建てられた銀行建築を中国銀行から寄贈していただき、それを新たな展示施設として再利用する『児島虎次郎記念館』のグランドオープンを令和6年度末に予定しております。
皆さまと共に達成したい世界観
私たちは、来館者のため、地域社会や産業振興のため、また未来の人々のためにも存在し、立場や状況によるバリアを越え、すべての人に自分のミュージアムだと思っていただけることを目指して、日々、活動しています。私たちは「みんなのマイミュージアム」というスローガンとともに、アートをあらゆる人たちに届ける喜び、これを皆さまと共に実感していきたいと考えています。
「みんなのマイミュージアム基金」6つの使途
6つの使途から選べるようになっておりますので、皆さまの思いと重なるところに寄付でお心を寄せていただければ幸いです。
1. 作品と鑑賞のより良い環境づくり
もうすぐ、創立100年目を迎える大原美術館、創立80年目を迎える倉敷考古館はともに、館内各所の老朽化と日々戦っています。建築上のバリア解消、建物、そして空調・照明設備の管理・修繕・改修には膨大な作業と費用がかかります。しかし、作品と来館者とが共に心地よい環境を維持するためには、欠くことができません。
2. 美術や文化にかかわる体験の提供
明日を担う子どもたちが幼児期から美術や文化にかかわることができるように、そして、あらゆる人が、想像力・創造力をはばたかせる様々な体験の場を提供するためにご協力ください。
未来をつくる子どもたちのために、またすべての鑑賞者や未来の利用者のために、これからも各種事業を展開します。
3. アーティスト支援
新たな歴史をつくっていくアーティストたちを一緒に応援しましょう。
アーティストが倉敷で滞在制作する事業ARKO(Artist in Residence Kurashiki, Ohara)、倉敷で取材した作品を公開するAM倉敷(Artist Meets Kurashiki)など、アーティストの制作活動を支え、その作品を当館で公開する活動を行っています。
4. 貴重な芸術品の研究、修復・保存
貴重な芸術品を守り、未来へと伝える活動をご支援ください。
作品に関する調査・研究は、ミュージアムの活動の骨格です。また、作品は時に修復が必要な場合があります。これらはすべて、貴重な文化財とその価値に対する理解を促し、守り、未来へと伝えるための当館の地道な活動です。
5. 大原芸術研究所への支援
「芸術研究は人間研究である」をコンセプトに、さまざまな分野の方々と「芸術」をプラットフォームに研究活動を進め、大原美術館と倉敷考古館を運営しています。倉敷ならではの発見や知見を創出し発信を続け、歴史ある収蔵品と活動を未来へ繋げるため、皆様のご支援をお願いします。
6. 代表理事におまかせ
いただいたご支援は、大原芸術財団の諸活動の資金として活用させていただきます。
幅広くご支援くださる方は、こちらをご選択ください。
ご寄付の手順
ご寄付はクレジットカード決済と、銀行振り込みで受け付けております。当サイトからご寄付をされる方は「寄付をする」というボタンをクリックいただき、「寄付申し込みページ」に必要事項をご入力ください。
お好きな使途をお選びいただき、3,000円からご寄付いただけます。
特に使途指定がない場合は、「6. 代表理事におまかせ」とさせていただきます。
ご意思に応じて、ご寄付いただいた法人・個人のご芳名を公益財団法人大原芸術財団のWebサイトなどに掲載させていただきます。お名前の掲載をご希望される方は、「寄付申し込みページ」内の「公益財団法人大原芸術財団のWebサイトなど広報媒体での氏名の掲載を許可する」にチェックをお入れください(匿名のご希望も選択いただけます)。
税額控除のご案内
領収書の発行について
領収書は入金を確認次第、メールにてお届けいたします。クレジットカード決済の場合、領収書の受領日は決済いただいた日となります。
「公益財団法人」への寄付金の税制上の特典について
公益財団法人への寄付金は税制上の優遇措置を受けることができます。優遇措置をお受けいただくためには、当財団からお届けする「領収書」を申告書に添付し、税務署に申告してください。
税額控除に係る証明書はメールにてダウンロードリンクをお送りさせていただいておりますが、見当たらない場合はこちら(PDFファイル)からダウンロードしてください。
■個人の皆さま
下記算式を選択し、算出額を税額または所得から控除できます。
・「税額控除」(寄付金額 - 2,000円)×40%
または
・「所得控除」寄付金額 - 2,000円
■法人の皆さま
一般寄付金の損金算入限度額と同額以上が別枠として損金に算入できます。
詳細についてはこちら(国税庁Webサイト)をご参考ください。