
行き場のない日々から、友達と遊べる日々に
前回の活動報告でお伝えしたTV放送にてインタビューに答えてくれていたHくん。彼は現在、学校には行っていませんが、”おもがえっコ・大星クラス”(以降、”大星クラス”)に参加して、ムードメーカーのようになっています。言葉の使い方や語彙数が豊富で、会話を進めるのも上手です。そんな彼は、”大星クラス”に参加する前は、学校に行けず、家にいる自分が不安で、ご両親も大変苦労をされていました。そんな彼が、1年”大星クラス”に参加する中で、自信を取り戻して、笑顔になる時間が増え、今では毎日を楽しく過ごしています。
ありのままでいる事の大切さ
このような事例は、Hくんだけではなく、他のお子さんもそれぞれに成長してくれています。”大星クラス”を1年やってみて、子ども達は、安心できる環境の中で、ありのままの自分でいられるようになれば、自ずと動き出す…ということがよくわかってきました。
安心できる環境は、選択の自由から生まれる
このように、子ども達が安心できる環境を作るには、”大星クラス”に参加する方々にとって、選択の自由を確実に作る必要がありました。その日に”大星クラス”に参加する気分なのか、参加できない気分なのか。お子さんの意思を大事にする為には、保護者の経済的負担や支払いによる参加の義務感を取り除く必要がありました。
現在の”大星クラス”が親子にとって安心できる環境になっているのは、月謝制ではなく、参加毎の支払いと、経済的負担の軽減をしたことも大きな理由の一つとなっていると考えています。
実際、”大星クラス”の2年目に、追加で10組募集をしたところ、4時間で申し込みが埋まってしまいました。現在、”大星クラス”は定員でいっぱいのため、新規の入会はできませんが、”おもがえっコ”の親子参加枠の問い合わせや見学希望が毎月1〜2件ある状況です。
学びの選択肢が当たり前の社会を作りたい
このように、子ども達が安心して日々を過ごすためには、利用者の経済的負担を減らして、公立学校と同様の環境を作る事が重要で、その為には寄付による資金が必要だと考えています。助成金等も申請しておりますが、助成金はあくまでも補助的な目的で、主たる運営費用は、寄付で運営したいと考えています。そうすることで、フリースクールの運営を安定させていくだけではなく、フリースクールに関わる関係人口や、関心を持ってくださる方を増やし、”大星クラス”だけでなく、他のフリースクールも増えて、学びの選択肢が増えることや、選択することが当たり前になる社会を作っていきたい…そう考えています。
運営費用を寄付金で賄うことは、簡単ではないことは重々承知しています。それでも、未来の子ども達の学びの環境を作っていくためには、このような活動で、共感していただける人をコツコツと増やしていくことも重要だと感じています。
月額寄付サポーターご協力宜しくお願いいたします!
このような”おもがえっコ・大星クラス”の想いに共感していただけましたら、ぜひ、以下のリンクより、月額寄付サポーターのご協力を宜しくお願いいたします。また、私たちの想いを、他のどなたかに伝えていただけるだけでもありがたいです。
どうか、ご協力宜しくお願いいたします。