活動・団体の紹介
特定非営利活動法人 おもいでぼっくすは、乳児院や児童養護施設などに暮らす子どもたちや、シングルマザー家庭などに、プロのカメラマンが訪問して写真を撮影し、成長の記録としての写真をプレゼントする活動を行っている団体です。
「子どもの頃の素敵な写真は、どんな環境にある子にも残されるべきもの」
そんな思いから、出張型のこどもフォトドネーションプロジェクトを展開しています。
活動の背景、社会課題について
現代の多くの子どもたちは、家族や保護者が日常的に写真を撮影し、誕生日や記念日にはスタジオや出張カメラマンを利用して「特別な写真」を残しています。
しかし、社会的養護のもとで暮らす子どもたちは、そういった環境になく、「写真格差」と呼ばれる見えない差が生まれています。
さらに、写真を撮られるという体験は、子どもにとって「自分は大切にされている」という実感にもつながります。
将来ふり返ったときに、「自分にもこんなに愛された記録がある」と思えるような写真を届けることは、自己肯定感を育む大切な一歩になると、私たちは信じています。
活動内容の詳細、実績について
- 施設からのご依頼に応じて、プロのカメラマンが現地へ訪問
- 子ども一人ひとりの自然な表情や成長を丁寧に撮影
- 写真は選定・現像され、デジタルデータやプリントでプレゼント
2024年の設立以来、少しずつ施設で撮影を実施し、累計で100人以上の子どもたちに思い出の写真を届けてきました。
今後は、活動エリアの拡大と撮影回数の増加、そしてボランティアカメラマンの育成にも取り組んでいく予定です。
代表者メッセージ
自身も3000組以上の子どもや親子を撮影してきた現役カメラマンです。
スタジオや撮影会に来る子どもたちは、両親の愛情をたっぷり受けて皆幸せそうです。
パパママからも愛があふれ出ているのがレンズ越しによくわかります。
ただ世の中のすべての子供たちがこういった撮影につれてきてもらえるわけではないだろうと、撮影しながらいつも思うのです。
撮影された写真たちは思い出となり、いつか親しい人に見せるかもしれません。
ハレの場で子供の頃の写真として披露されることもあるかもしれません。
その時に、他の同じように”昔子供だった人たち”との間に「写真格差」があってほしくないのです。
全ての人が同じように「子供の頃のステキな写真」を持っていてほしい。
そんな思いから『おもいでぼっくす』はスタートしました。
今はまだ子供ですから自分の写真を見てもよくわからないかもしれませんが、
大きくなったときにあたりまえのようにその写真を見て家族や友人たちと笑う。
そんな未来を想像しています。
ぜひ子どもたちのために写真を残す活動にご支援をお願いいたします。
— 代表理事 入江 智範
寄付金の使い道について
皆さまからいただいたご寄付は、以下のような形で大切に活用させていただきます。
- 出張撮影にかかる費用(交通費、機材管理費、撮影補助人件費)
- 写真のプリントやアルバム制作費
- 撮影現場での子どもたちへの小さなギフトやメッセージカード
- 活動の広報・運営のための最低限の事務経費
あなたのご支援が、子どもたちの「たった一枚の宝物」になります。