こんにちは。ソプラノ歌手の神戸薫子(かんべ かおるこ)です。
この夏、私はイタリア・ペルージャで開催される「International Green Music Festival」に出演し、亡き父・神戸孝夫の作品を歌います。
父は、全盲の声楽家にして医学博士、そして作曲家でした。視力を失いながらも、「オペラ歌手の発声で、日本語の歌を世界に届けたい」という信念のもと、多くの楽曲を生み出しました。その代表作が《さくら横ちょう》。今では多くのプロ歌手に愛され、歌い継がれています。
オペラの本場・イタリアで、私は父の魂を込めてその音楽を届けます。
さらに今回は、歌人・佐佐木頼綱(佐佐木信綱の曾孫)による“五七調”の解説も交え、日本語の詩の美しさ、リズムの深さを世界に発信します。
父の音楽は、視覚障がいという壁を超え、可能性の翼を広げた証です。そして私は、父の歩んだ道を継ぎ、日本の歌が国境を越えて愛され、歌われる未来を拓きたいと思っています。
皆さまのご支援が、日本の歌の新たな扉を開きます。ぜひ、この夢の実現にご協力をお願いいたします!