PARCとは?
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(通称 PARC:パルク)は、南と北の人びとが対等・平等に生きることのできるオルタナティブな(今のようでない、もうひとつの)社会をつくることをめざしています。
世界からの情報の収集や発信、研究、自由学校を中心とした教育、さまざまな講演会やワークショップ、政府や国際機関への政策提言活動など多様な市民活動を行っています。
わたしたちは、自分が変わることで日本の社会が変わり、南の人びとと共に生きていける社会ができると考えています。 世界の多様な人びとと国境を越えて出会い、考えや視野を広げるようエンパワーしあい、ネットワークを広げるための媒介役となることをめざしています。
活動内容
いただいたご寄付は、以下の活動に役立たせていただきます。
- 調査研究
市民の目線で、国境を越えた調査活動をしています。日本に輸入されるバナナの生産現場で起こっている問題や、日本に関わる鉱物採掘の実態を調査し、事業に関わる企業や銀行に対して問題解決のための働きかけを行う一方で、映像作品を制作するなどして情報発信に努めています。
- 政策提言
政府開発援助(ODA)や累積債務問題、貧困や差別根絶などの社会開発問題、貿易・投資問題など特定のイシューについて、政府や国際機関などの公的機関に対して、現在の政策の問題点などを指摘し、具体的な政策を代替案として提言する政策提言(アドボカシー)活動を行っています。
- PARC自由学校
私たちが生きている世界のこと、そしてその世界とつながっている日本社会のことを知りたい。より豊かな暮らし方や生き方のヒントが欲しい。自分らしさを表現するための技術を身につけたい。そんな人たちが出会い、学びあう場を「PARC自由学校」として提供しています。
- オーディオ・ビジュアル
世界の現実をとらえ、社会を見つめなおす視点を提供する映像作品を制作しています。これまでに『甘いバナナの苦い現実』『スマホの真実』『どうする?日本の水道』『希望の給食』など50本以上の作品を制作。全国の学校教育の現場や市民の自主上映会・学習会で活用されています。
50周年を迎えて―市民活動を記録・継承する
PARCは2023年9月に設立50周年を迎えました。団体としての設立は1973年ですが、活動のルーツは日本のベトナム反戦運動「ベトナムに平和を!市民連合(通称:べ平連)」に集った有志が1969年に英文雑誌『AMPO』を発刊したところにあります。雑誌での情報発信を通じて、海外の仲間からさまざまな資料が寄せられ、その資料を集積し、それを通じて人びとを国や地域、分野を超えてつなげる媒介者となったことが「アジア太平洋資料センター」という名称の由来です。
PARCでは50周年を記念して、記念講座や国際シンポジウムを開催したほか、『AMPO』を含む過去の出版物の一部をデジタルアーカイブ「アジア太平洋民衆運動アーカイブ(AMPO-AP)」として公開するなど、市民活動の記録と継承にも力を入れています。このアーカイブは、いわば国内外の市民活動の記録を全世界に開きなおすものであり、現在進行形のプロジェクトです。アーカイブの充実のためにも、ぜひご支援ください。
ご寄付の方法
今回のみの単発寄付か、サポーターとなって継続的に継続するかをお選びいただけます。
●今回のみの単発寄付
活動全般への寄付(一口1,000円から)または50周年記念基金への寄付(一口5,000円から)を選んでご寄付ください。
●マンスリー寄付(毎月)
一口500円からの毎月の寄付で活動を支えてください。